ヨガでデトックスしよう! 老廃物の排出におすすめのポーズをご紹介

日々の生活の中で、人は食事や呼吸からさまざまなものを取り込んで生活しています。その中には、体に必要なものはもちろん、不要なものもあります。
健康に過ごすには、体内に溜まった不要な老廃物や毒素を、ヨガでデトックスするのがおすすめです。しかし、具体的に老廃物が溜まるとどうなるのか、どのようなヨガポーズでデトックス効果が得られるのかご存知ない方も多いでしょう。
ここでは、ヨガによるデトックス効果や、老廃物の排出におすすめのヨガポーズをご紹介します。
【目次】
■体に老廃物が溜まるとどうなる?
老廃物とは、栄養素などが体に取り込まれた後、代謝の過程で残った体に不要な物質のことです。通常は尿などと一緒に体の外に排出されますが、血流やリンパの流れが滞っているなどの理由で、体内に溜まってしまうことがあります。
毒素や老廃物がしっかり排出されないと、疲労感を覚えたり体調を崩したりしやすくなる、むくみや冷え、肩こり、肌荒れ、便秘、肥満、セルライトができるなど、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。
老廃物を排出するために、運動などで「デトックス(解毒)」を行うことが大切です。デトックスヨガによってリンパの流れや血流を促進し、体に溜まった不要な毒素を取り除けば、さまざまな体のトラブルを防ぐことができます。
■ヨガによるデトックス効果
ヨガを行うと、肌トラブルやむくみ、便秘の改善、疲労回復、ストレス解消、新陳代謝の向上など、さまざまな効果を得ることができます。
ここでは、ヨガによるデトックス効果をご紹介します。
・血行促進
ヨガはただポーズ(姿勢)を取るだけではなく、呼吸方法が重要な運動です。お腹を使って行う腹式呼吸で、深く息を吸ったり吐いたりしながらポーズを取ることで、自律神経が整い、全身の血流が良くなります。
体を動かして血行やリンパの流れが改善されると、体内に溜まっている老廃物を排出しやすくなります。その結果、むくみや肌トラブルの改善、疲労回復といったデトックス効果につながるのです。
・便秘の改善
デトックスヨガのポーズの中には、腹部をねじることで胃腸に刺激を与えるポーズも複数あります。胃腸の動きが活発になれば、消化不良や便秘改善といったデトックス効果が期待できるでしょう。
また、さまざまなポーズを取ると普段使わない筋肉が鍛えられます。筋肉量がアップして新陳代謝の向上につながるのもヨガを行うメリットです。
・ストレスの解消
肉体面だけでなく、精神面のデトックスとしてもヨガは有効です。深く息を吸うことを意識すると、呼吸は自然とゆっくりしたスピードになります。
交感神経や副交感神経という自律神経のバランスが整い、ストレスの解消につながります。また、正しい呼吸法を繰り返すことで集中力を高められる点もヨガの効果です。
ヨガを習慣化してデトックスを行っていれば、心身ともに整えることができます。
■デトックスに効果が高いヨガポーズの例
ヨガには非常に多くのポーズがあり、それぞれ期待できる効果が異なります。具体的に、どのようなポーズがデトックスには効果的なのでしょうか。
デトックスヨガに取り入れたい、ヨガポーズの一例をご紹介します。
・チャイルドポーズ
ヨガではポーズの合間の休憩として取り入れることもあるポーズです。前に向かって上半身を伸ばして行います。呼吸を意識しやすく、ストレス解消などに効果的です。
【チャイルドポーズの取り方】
1.足を重ねないように正座して、背筋を伸ばす
2.足の甲をマットにつけて、かかとにお尻を乗せる
3.息を吐きながら両手をマットの前につき、手を前に滑らせるように上半身を前に倒す
4.肩の力を抜き、背中を丸める
体を前に伸ばす際は、力を入れずに背中を丸めて緩める意識を持つのがポイントです。おでこは床にくっつけても、両手の上に乗せる形でも構いません。
また、肩の力を抜くのが難しい場合は、両手を前に出してポーズを取った後に、足の横に腕を置いた状態をキープしても良いでしょう。
・立位の三日月のポーズ
体の側面を伸ばして、血行促進によるこりの改善やリラックス効果、内臓の活性化などが期待できるポーズです。名前の通り立ったまま行う簡単なポーズなので、初心者にもおすすめです。
【立位の三日月のポーズの取り方】
1.両足を揃えてまっすぐ立つ
2.両手を頭上に上げ、手のひら同士を合わせる
3.息を吐きながら体を右側に倒す。目線は斜め上方向の遠くに向ける
4.数回呼吸を行ったら、息を吸いながら上体を戻す
5.息を吐きながら体を反対側に倒す
体を倒す際は、倒す側に胸も伸ばす意識を持つと、体の側面を伸ばしやすくなります。
また、片ひざをついた状態で全身を伸ばす「三日月のポーズ」や、胸の前で両手を合わせながら上体をねじる「ねじった三日月のポーズ」も高いデトックス効果が期待できます。
ただし、いずれも立位の三日月のポーズよりも難易度が高いです。初心者や体調に不安がある方は、無理せずに行いましょう。
・ねじった三角のポーズ
ヨガの代表的なポーズのひとつ「三角のポーズ」にねじる動作を取り入れたポーズです。英語で「ツイストトライアングルポーズ(Twisted Triangle Pose)」と呼ばれることもあります。
下半身の筋力アップに加えて、ねじりによる便秘解消や骨盤の調整、自律神経を整える効果などが期待できます。
【ねじった三角のポーズの取り方】
1.四つん這いの状態から両手を前に出し、お尻を天井に持ち上げる(ダウンドッグ)
2.左足を前に出し、両足を伸ばして前傾姿勢を取る
3.息を吐きながら上半身を左側にねじる
4.右手を左足の左側に置いて、左手は上に大きく上げる
5.目線を左手の指先方向に向け、左右の手で引っ張り合う意識を持ちながら姿勢をキープする
6.反対側も同様にポーズを取る
骨盤は地面と平行にして、腰も丸まらないようにしましょう。体の柔軟性が足りず手をマットにつけるのが難しい場合は、ヨガブロックなどを使っても構いません。
少し難易度が高いので、無理せずに行うことが大切です。
・英雄のポーズ2
体幹を鍛え、冷えや疲れの改善が期待できるポーズです。戦士のポーズ2と呼ばれることもあります。深い呼吸を取ることによる血行促進や、ストレス解消などにもつながります。
【英雄のポーズ2の取り方】
1.両足を開いて立ち、左足のつま先を真横に向ける
2.左足のひざがかかとと一直線になるように曲げ、腰を落とす
3.両手を前後に大きく広げて、ゆっくり深呼吸を行う
4.手足を入れ替え、反対向きにも同様にポーズを取る
両手は肩の高さで広げるのがポイントです。ただし、腕が上がらない場合は無理に上げる必要はありません。
■水分をしっかり摂ることも重要
デトックスヨガを行う際は、水分をしっかりと摂ることも重要です。水分補給を行うことで、胃腸の動きが活発になったり、代謝を高めたりする効果が期待できます。自然と尿の回数も増えるので、老廃物を一緒に排出することが可能です。
ただし、冷たい飲み物は内臓を冷やしてしまいます。常温の水や白湯など、温かい飲み物を飲むのがおすすめです。
■アルペンビヨンドプログラムのヨガでデトックスを行おう
体のバランスや自律神経を整え、むくみや肩こりといった不調をケアしたい方は、老廃物や毒素を排出するデトックスを行うのがおすすめです。デトックスには複数の方法がありますが、深い呼吸でさまざまなポーズを取るヨガなら、ストレス解消など、心身ともにリラックスすることができます。
デトックスを行いたいという方は、ヨガにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
また、デトックスヨガを自宅で行いたいという方は、オンラインフィットネス、アルペンビヨンドプログラムの「インナーシェイプヨガ」シリーズを活用するのもおすすめです。動画でわかりやすく、ヨガポーズやコツをご紹介しています。
興味のある方は、ぜひ一度ご確認ください。
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