golf2025.03.11

色も重さもフィッティングできるレディスモデル【グッと深掘りゴルフギアVol.137】グローブライド「オノフレディ」ドライバー編

ゴルフ５プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深～い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。

第137回目に取り上げるのは、グローブライドのレディスモデル「オノフレディ」のドライバーだ。

グローブライドは、メンズモデルとしてアスリート向けの「オノフKURO」、アベレージ向けの「オノフAKA」のほか、限定生産のヘッドパーツ「オノフラボスペック」があるが、実はレディスモデルにも力を入れており女性用の「オノフレディ」というラインがある。

「オノフレディ」は、一般的なレディスモデルに多い「メンズモデルを軽く、短くして色を変えた」だけのモデルではなく最初から女性専用に設計されたモデルで、根強いファンも多い。

その「オノフレディ」のニューモデルが３月７日に発売になり、ゴルフ５プレステージでもフィッターたちの間で注目されている。プレステージ名古屋店勤務のフィッター佐藤圭一郎さんも、新しい「オノフレディ」に大きな期待を寄せているという。

『プレステージ名古屋店の佐藤圭一郎フィッター』

「女性モデルは『ゼクシオ』が幅広い層に人気ですが、デザインにこだわりたい方や技術的な向上心の高い方などに『オノフレディ』は強く支持されているんです。基本的な性能が高いのはもちろんですが、デザインも洗練されており、自分好みの色を選べる『カラーカスタム』は以前から『オノフレディ』の大きな武器でした。ニューモデルはそれらに加え、ウェイトの交換もできるようになって、さらに楽しみなモデルになりました」(佐藤さん)

『「オノフレディ」は、ヒール側のウェイト「ジュエルウェイトスクリュー」を交換できる』

「カラーカスタム」は、シャフトやグリップなどの色を自由に選んで組み合わせられる「オノフレディ」独自のシステムで、新しい「オノフレディ」のドライバーでは、シャフト5色、グリップ4色のほか、ヘッドの交換ウェイト「ジュエルウェイトスクリュー」も3色から選べるようになっている(このほかアイアンはバックフェースのバッジを4色から選べる)。

それぞれのパーツを別の色にして組み合わせることもできるし、番手ごとに色を変えることもできるため、クラブを「自分だけのカラーリング」でデザインすることができる点は、フィッティングの新境地と言っても過言ではない。

『シャフトは「パープル」「ホワイト」「スカイブルー」「マゼンタピンク」「ターコイズグリーン」の5色から選べる』

『グリップは、4色から自由にチョイス』

「ドライバーとフェアウェイウッドに装着できる『ジュエルウェイトスクリュー』は、色だけでなく重さを標準の3gから、1gか5gに変更することができるんです。これによって総重量やバランスが変化するので、フレックスやロフトだけでなく重量カスタムによって最適なスペックを作れるんです。『オノフレディ』はＡシャフトがかなりしっかりしていてＬシャフトとの差が大きいのも特徴で、そこも“振れる”女性に人気だったのですが、ウェイト調整の導入によってこの層の満足度もより高まると思います」(佐藤さん)

『「ジュエルウェイトスクリュー」は、1、3、5gの3種類×3色』

もちろんヘッドの性能もハイクオリティ。

450㏄の大きすぎないヘッドに高いつかまり性能を備え、ニューモデルではソール前方の溝「パワートレンチ」を逆アーチ型にして反発性能や打点ブレへの強さも向上。

スペック面でも、ロフト11.5度のモデルは長さ44.75インチ(60度法)で45gのAシャフトを装着、273g・Ｃ4バランスなのに対し、13度のモデルは44インチで37gのLシャフトを装着し、262g・Ｃ2バランスと、ターゲットに合わせてしっかり差がつけられており、住み分けが明確でスペック選びやすい。

『「パワートレンチ」が逆アーチ型になり、反発性能やミスヒットへの寛容性がアップ』

「こういう女性ユーザーのニーズに配慮が行き届いた『オノフレディ』は、レディスモデルとしてはかなり完成度が高いクラブだと思います。これは、経験の浅い方や『クラブのことはわからない』と思っている方でも、実際に試打してみればわかります。ぜひ試打はもちろん、カラーカスタムのパーツをご覧になって色の組み合わせなどにもイメージをふくらませていただきたいですね」(佐藤さん)