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golf2025.04.08

パターの悩みを「解毒」してくれるゼロトルクパター 【グッと深掘りゴルフギアVol.141】ベティナルディ「ANTIDOTE」パター編

ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。

第141回目に取り上げるのは、ベティナルディのパター「ANTIDOTE」だ。

このところ「L.A.B. GOLF」やオデッセイ「スクエア2スクエア」などの流行で、にわかに「ゼロトルク」のパターに注目が集まっているが、ベティナルディから発売されているゼロトルクパターが「ANTIDOTE」だ。

ゼロトルクパターとは、ヘッドの重心にシャフトが装着されており、重心角がないパターのこと。クラブ自体にフェースが開いたり閉じたりするモーメントが発生しないため、ヘッドをプレーヤーの意図通りに操作しやすかったり、フェースの開閉を考えずにストロークしやすいなどの特徴がある。

パターにもライ角があるため、完全な「真っすぐ」の軌道にはならずにアークを描き、フェースの開閉も多少なりとも発生するのが自然だ。しかしそれを自分の意図とは別にクラブによって引き起こされたくない、強調されたくないというプレーヤーは少なくない。ゼロトルクパターは、そんな「自分で操作したい」プレーヤーに人気のパターだ。

ゴルフ5プレステージ日本橋店勤務のフィッター木村悠野さんは、「この『ANTIDOTE』は、ゼロトルク好きの人は要チェックの1本」だと話す。

 
『プレステージ日本橋店勤務のフィッター木村悠野さん』

「この『ANTIDOTE』は独特の個性があって、打感も顔もいいので、ゼロトルクパターをお探しならぜひ試してみてほしいパターです。ステンレス削り出しのフェースに、ベティナルディ特有のディープミーリングが施されているので、金属的なのにやわらかい心地いい打感。ブレード型の『SB-1』とマレット型の『SB-2』がありますが、とくにブレード型のゼロトルクはほかにあまり選択肢が多くないので貴重です」(木村さん)

 
『ブレード型の「ANTIDOTE SB-1」』

 
『マレット型の「ANTIDOTE SB-2」』

 
『ステンレスのフェースにディープミーリングが施されている』

 
『いずれも重心角がなく、フェースの向きは「置いたなり」になる』

実際にストロークしてみると、重心角によるトルクを感じないためバックスイングがスムーズに動き、とても「引きやすい」。クラブによって開閉を引き起こされないフィーリングはある意味鈍感でもあるが、実際はプレーヤーの操作がダイレクトに出るので繊細でもある。

センターシャフトやゼロトルクは、ミスヒット時にフェースの向きがズレやすいのではと心配する向きもあるが、トゥ・ヒールに重量配分されているためある程度の慣性モーメントがあるし、心配な人はマレットタイプの「SB-2」ならミスヒットへの寛容性もさらに大きい。

 
『ゼロトルクパターには、独特の「引きやすさ」があるという』

「『ANTIDOTE』というのは、英語で『解毒剤』という意味。このネーミングをどう解釈するかは難しいところですが、普通のパターに違和感が生じてしまった人やパターに迷っている人にとっては、ゼロトルクのまったく違うフィーリングがいい『解毒剤』になるケースは多分にあると思います。実際に試された方は、『気持ち悪くてダメ』と拒絶される方と『何これ!すごくいい!』とハマる方に分かれる傾向があるので、ハマる方にとってはグリーン上の救世主ならぬ救急箱といえる解毒作用があるかもしれません」(木村さん)

気になった方はぜひゴルフ5プレステージに足を運んでいただき、実際にチェックしてみてはいかがだろう。



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