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other2024.07.26

【バレーボール】基本となるアンダーハンドパスのコツと練習方法

バレーボールは、コートの自陣エリアにボールが落ちないよう味方にパス(トス)を出して、相手チームへの攻撃につなげていくスポーツです。どんなに相手が鋭い攻撃を繰り出してきたとしても、ボールがコートに落ちなければ失点することはありません。
ボールを落とさず味方につなげるために欠かせないのが、アンダーハンドパスとオーバーハンドパスの2つです。ここでは、バレーボールの基本となるアンダーハンドパスの構え方やコツについてご紹介します。

 

【目次】

■バレーの基本になるアンダーハンドパス

■アンダーハンドパスの構え方

■アンダーハンドパスを行う際のコツ

・ボールの落下地点を予測する

・膝のクッションを使う

・ボールを当てる手の位置を意識する

■アンダーハンドパスの練習方法

■アンダーハンドパスは正確にできることが重要

 

■バレーの基本になるアンダーハンドパス

アンダーハンドパスは、レシーブやトスに使用する、バレーボールの基本となるプレーのひとつです。主に相手のサーブレシーブ(レセプション)やスパイクレシーブ(ディグ)、チャンスボールを上げる際に使われ、低い位置に来たボールの処理に適しています。
アンダーハンドパスでボールを狙ったところに上げるのは、バレーボール初心者の方には難しく感じられるかもしれません。しかし、使われる場面が非常に多いプレーなので、早いうちにコツを掴んでおく必要があります。

 

■アンダーハンドパスの構え方

アンダーハンドパスの構え方

 

正確なアンダーハンドパスができるようになるには、正しい構え方と手の組み方を覚えることが大切です。構え方や手の組み方がおかしいと、ボールに対応できなかったり、ボールがおかしな方向に飛んで行ったりする原因になります。
アンダーハンドパスの基本的な構え方は、以下の通りです。相手のサーブやスパイクに備える際の構え方なので、しっかりものにしましょう。

【アンダーハンドパスの構え方】
1.肩幅より少し大きめに足を開いて、膝を軽く曲げて腰を低く落とす
2.低い姿勢のままかかとを少し浮かし、すぐに動けるようにする

構える際は足を軽く前後に開いておくのがコツです。足を開くことで、前後左右に素早く動き出せるようになります。
手の組み方は、基本的には次の方法で組むのがおすすめです。

【基本的な手の組み方】
1.両手を開いたら手のひらを上に向ける
2.親指以外の4本の指が直角に交わるように両手を重ねる
3.手を閉じて、親指の高さが平行になるように揃える
4.手首を軽く返して、親指が斜め下を向くようにする

他にも、片手でグーを作ったら反対の手で覆う方法や、親指以外の指を絡めて握る方法などもあります。ただし、親指の高さがずれやすい、素早く組みにくいなどのデメリットがあるので、基本的な組み方を行うのがおすすめです。

 

■アンダーハンドパスを行う際のコツ

アンダーハンドパスを行う際のコツ

 

基本的な構え方や手の組み方ができたら、アンダーハンドパスで正確にボールをコントロールするためのコツを覚えておきましょう。アンダーハンドパスを行う際に意識したいコツを、3つご紹介します。

 

・ボールの落下地点を予測する

アンダーハンドパスでボールを受ける際は、真正面や落下地点に入って受けるのがコツです。ただし、実際の試合中にボールが自身の目の前や真上に来ることはほとんどありません。

素早く動き出せるように正しく構えるのに加えて、ボールの落下地点を予測する必要があります。味方のセッターやブロッカーのポジション、相手がどこにスパイクしようとしているのかなどを把握して、ボールの落下地点を予測することを心がけましょう。ボールの動きを待ってから動くのではなく、落下地点を見極めたら素早く移動してボールを待つのがポイントです。

落下地点を予測してあらかじめ移動しておけば、ボールに届かなかった、ボールに近づきすぎて胸の近くでレシーブしてしまったという事態を防げます。

 

・膝のクッションを使う

アンダーハンドパスでボールを上げる際は、腕を振ってボールに力を加える必要は基本的にありません。腕を動かしてしまうとボールの当たるタイミングが毎回変わってしまい、ボールコントロールの難易度が高くなります。

アンダーハンドパスは腕を動かさずに、下半身を使ってボールコントロールを行うのがコツです。膝を上手に使えれば、相手が強いスパイクを打ってきたとしても、ボールの勢いをしっかり抑えることができます。膝を軽く曲げて前傾姿勢で構え、体のバネを使ってボールを運ぶイメージを持って、アンダーハンドパスを行いましょう。

 

・ボールを当てる手の位置を意識する

ボールを体のどこに当てるか意識するのも、アンダーハンドパスの精度を高めるためには重要です。当たりどころによってはボールコントロールが難しくなり、あらぬ方向に飛んでいく原因になります。
基本的には肘と手首の間で、少し手首側の位置にボールを当てることを意識しましょう。具体的には、腕時計をつける辺りがボールを当てる場所の目安です。体格などによってボールをコントロールしやすい位置は異なるので、細かな位置は練習を行う中で調整してみてください。

また、ボールを捉える時に腕が下がると、腕を振ってしまう原因になりボールコントロールが難しくなります。両腕と太ももが平行になることを意識して構えると良いでしょう。

 

■アンダーハンドパスの練習方法

アンダーハンドパスの質を高めるためには、練習を繰り返すほかはありません。具体的な練習方法としては、2人一組で向かい合って行う対人パスがおすすめです。1球ずつしっかりとボールの真正面に入ることと、正しく構えてボールを運ぶことを意識して行うと、練習の質が高まります。
その場に止まった状態での対人パスに慣れてきたら、動きながらパスを出し合うのも効果的です。ボールの落下地点に移動して、ボールを腕に当てる際は止まった状態でレシーブを行います。

自主練など、1人でアンダーハンドパスの練習を行う場合は、壁打ちや直上パスを行うのがおすすめです。それぞれのやり方を簡単にご紹介するので、参考にしてみてください。

【壁打ち】
壁にボールを当てて、アンダーハンドパスを続ける練習です。壁打ちを続けることで、下半身でボールを飛ばす感覚が身につきます。下半身は低い体勢のまま、腕を振らないように意識して行いましょう。また、肘を曲げると下半身を上手に使えないので、腰を落としたら腕の形は固定することも大切です。

【直上パス】
ボールを自分の真上に投げ、できるだけ同じ場所にとどまりながらアンダーハンドパスを続ける練習方法です。腕は床と平行になることを意識して、下半身の力を使うのがコツです。
アンダーハンドパスで同じ位置にボールを上げ続けるには、下半身を使ってボールコントロールを行う必要があります。同じ位置から動かずに直上パスが行えるようになれば、安定したレシーブが行えるようになるはずです。

練習メニューに関わらず、落下地点を予測できているか、正しい位置にボールを当てられているかを意識しながら行うと、より効果的な練習を行えます。

 

■アンダーハンドパスは正確にできることが重要

アンダーハンドパスはバレーボールにおいて基本的なプレーで、試合中にも多用することになります。初心者の方も、正しい構え方やコツを覚えて、正確にボールを上げられるように意識することが大切です。サーブやスパイクが上手にできなかったとしても、アンダーハンドパスがしっかりとできてボールをつなげられれば、チームの勝利に貢献できるでしょう。
今回ご紹介したコツや練習方法を参考に、アンダーハンドパスの精度を高め、バレーボールの上達に努めましょう。

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