【サッカー】ドリブル練習はコツを意識すると効率的! 上達に必要な5つのコツ
プロサッカーの試合を見て、テクニックを駆使したドリブルに憧れる方は多いでしょう。
プロ選手のようなドリブルで相手選手を突破するには、基本的な技術の習得が不可欠です。ドリブルのコツを理解したうえで、日々練習を繰り返す必要があります。具体的に、ドリブルにはどのようなコツがあるのでしょうか。
ここでは、ドリブルを行う際のコツや、1人でもできる練習方法などをご紹介します。
【目次】
■ドリブルはサッカーの基本テク!
ドリブルは、シュートやパス、トラップなどと並んで、サッカーの基本的な技術のひとつです。足でボールを操りながら移動し、ゴールを目指します。
ボールを大きく蹴り出した方が素早く相手ゴールに近づけますが、相手にボールを奪われるリスクも上がります。相手にボールを奪われないように、ドリブルで運ぶ技術が必要です。相手のディフェンスラインを突破できれば、得点のチャンスを生み出すこともできます。
また、自チームが攻め込まれている時に、危険なエリアから逃げるためにドリブルを使うこともあるでしょう。
ドリブルと聞くと相手を華麗に抜き去るシーンを思い浮かべるかもしれませんが、相手ゴールに近づくためだけの技術ではありません。あくまでも、ボールを自分の思い通りに、さまざまな方向に運ぶプレーです。
ドリブルが上手になれば、自分の思い通りにプレーしやすくなります。サッカー上達を目指すうえで、ドリブルは不可欠なテクニックといえるでしょう。
■ドリブルで意識したい5つのコツ
ただボールを蹴るのではなく、コツを意識しながら練習した方が、ドリブルは上達しやすいです。練習を行う前に、ドリブルの際に意識したい5つのコツを確認しておきましょう。
・姿勢
極端に前かがみになったり、後ろに反ったりすると、速く走ることができません。どれだけ足元の技術が上手でも、すぐに相手に追いつかれてしまいます。
頭が下がると視野も狭くなり、周囲の状況を把握するのが難しくなるため、プレーの選択肢が限られてしまう点もデメリットです。
ドリブルの際は、スピードを出しながら周囲も把握しやすい姿勢を意識することが大切です。具体的には、少し体を落として重心を低くすると、素早く動きやすくなります。
・ボールの置き場所
ボールを置く場所もポイントです。足がすぐ届かない場所にボールを置いてドリブルすると、相手に奪われやすくなってしまいます。
一方で、自分の足がすぐに届く場所にボールを置き続ければ、ファウルになるリスクがあるため、相手も足を出しにくくなるでしょう。
カウンターのように、目の前に大きなスペースがある状況は例外ですが、基本的には自分の足が届く範囲にボールを置いてコントロールすることが大切です。
この時、ボールを体に対して中心の位置に置くことを心がけると、前後左右のあらゆる方向に動きやすくなります。
日頃の練習から、自分の足がどれくらいの範囲なら届くのかを意識しておきましょう。
・相手選手をよく見る
実際の試合では、相手選手はドリブルでの突破を防ごうとディフェンスを行ってきます。ボールタッチに気を取られて足元ばかり見ていては、相手の動きを把握できません。
結果として、死角から来た相手選手にボールを奪われたり、ボールを出すコースがふさがれたりする可能性が高まります。
ドリブル中は顔を上げて、ボールではなく相手選手や周囲の様子をよく見ておくことも大切です。ボールを見ないでコントロールできるようになれば、パスやドリブル、シュートといった次のプレーを判断しやすくなります。
・ボールを触る場所
足のどこでボールに触れるのかも、ドリブル上達を目指すうえで重要なポイントです。例えば、つま先を使うと足元からボールが大きく離れる原因になります。スピードにのりにくくなる点も問題です。
基本は、足の薬指付近の柔らかい場所を使って、ボールを押し出すイメージでドリブルを行いましょう。方向転換やボールキープの時は足の裏、ボールを運ぶ時はインステップまたはアウトサイドなど、プレーに応じてさまざまな足の部位を使い分けることもポイントです。
また、ボールを蹴る足と逆の足(軸足)の位置にも意識を向けてみてください。両足の距離が近すぎるとスピードを出しにくく、フェイントも小さくなってしまいます。
離し過ぎてもドリブルが行いにくくなるので、適度な位置に軸足を置くことが大切です。
・左右の足でドリブルする
ドリブルで片方の足しか使えないと、相手選手にボールを奪われやすくなります。左右どちらの足でも、同じようにボールを扱えるようになるのが理想です。
両足を使えるようになれば、ドリブルの方向転換もスムーズになります。
■ドリブルの練習方法は?
具体的に、ご紹介したコツを意識したうえで、どのような練習を行えば良いのでしょうか。ここからは、サッカー初心者の方でも行えるドリブル練習の例をご紹介します。
・フリードリブル
さまざまな状況を想定して、自由にドリブルを行う練習方法です。初心者のうちは、真っすぐドリブルする練習から始めると良いでしょう。ボールコントロールや足の使い方、姿勢などを学ぶことができます。
真っすぐドリブルができるようになったら、三角形や四角形のライン上をドリブルする練習を行ってみてください。方向転換の方法を学ぶだけでなく、ボールタッチの強化にもつながります。
また、1対1でより実戦に近い形式のドリブル練習を行うのもおすすめです。
・コーンドリブル
一定間隔で並べたコーンの間を、コーンに当たらないようにジグザグにドリブルする練習方法です。コーンがない場合はマーカーでも代用できます。
コーンやマーカーの間をドリブルすることで、ボールタッチの力加減などを身につけることが可能です。
最初は、コーンやマーカーにボールを当てないように、ゆっくりと正確な動きを身につけることを意識しましょう。スピードを出すのは、ドリブルに慣れてからで問題ありません。
また、コーンの並べ方や間隔を変えたり、使える足やタッチできる回数に制限を設けたりして、難易度を上げるのも良いでしょう。
視野や判断力を鍛えるために、さまざまな色のコーンを置いて、指示された色のマーカーに向かってドリブルする練習を取り入れるのもおすすめです。
■コツを意識しながら練習してドリブル力を鍛えよう!
ドリブルは、攻撃から守備まで幅広いプレーに関係する、サッカーの基本的な技術のひとつです。ドリブルの技術が上達すれば、プレーの選択肢を広げることができます。
ただし、やみくもに練習を行っても、効果は期待できません。ボールを適当に前に蹴り出すのではなく、ボールタッチの方法や姿勢、ボールの置き場所などを意識しながら練習することを心がけましょう。
ドリブル練習の中には、1人で行えるものもあります。ご紹介したコツを意識しながら、練習に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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