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other2021.04.06

【バレーボール】スパイクの打ち方のコツとは? 種類や練習方法も知ろう

バレーボールは、自陣にボールを落とさないように繋ぎながら、相手コートへボールを打ち返さなければいけません。相手のブロックを突破して得点するための基本的な攻撃手段が、相手コートに強いボールを打つ「スパイク」です。
しかし、ネットが高い位置にあるバレーボールでは、プレーヤー自身が高くジャンプしてタイミングよくボールを打ちおろす必要があるため、スパイクは初心者には難易度が高いプレーでもあります。どのようにすれば、スパイクを上手に打てるようになるのでしょうか。
ここでは、バレーボールのスパイクの種類や打ち方のコツ、練習方法などをご紹介します。

 

【目次】

■バレーのスパイクは種類が豊富

■スパイクとアタックの違い

■スパイクの打ち方のコツ

・助走

・タイミング

・フォーム

■強いスパイクを打つための練習方法

・空中でのボールキャッチ

・キャッチボール

・壁打ち

・素振り

■コツを押さえてバレーのスパイクを成功させよう

 

■バレーのスパイクは種類が豊富

バレーのスパイクは種類が豊富

 

一口にバレーボールの「スパイク」といっても、スパイクする場所や体の動かし方、打つ際のリズムなどに応じて、たくさんの種類があります。中には難易度が高いものもあるので、すぐに全部できるようになる必要はありませんが、フェイントとして活用するなど、知っておくとプレーの幅が広がるでしょう。
代表的なスパイクの種類や特徴は以下の通りです。

 

【オープンスパイク(オープン攻撃)】
前衛のアタッカーに高いトスを上げる、基本的なスパイクです。時間の余裕がありタイミングも取りやすいため、初心者が最も行いやすいスパイクといえます。

【クイック】
トスは低く、ネットに近い位置に上げます。スパイクを打つ選手は短めに助走を取り、ボールがネットの高さを超えたらすぐに打ち込むスパイクです。スパイクを打つ場所に応じて、Aクイック・Bクイックなどと呼び方が変わります。

【ブロード】
センタープレーヤーが左右に移動しながら打つスパイクのことです。助走のタイミングやトスの軌道など難易度が高いですが、コートの横幅を広く使えるため、ブロックが甘い所を狙えます。

 

他にも、後衛の選手がコートの後ろ側から打ち込む「バックアタック」や、セッターとリベロ以外の選手が全員スパイクの助走を行う「シンクロ攻撃」などが有名です。

 

■スパイクとアタックの違い

バレーボールでボールを相手コートに打ち返す際に、スパイクではなく「アタック」という言葉を使うことがあります。
アタック(Attack)は直訳すると攻撃という意味の言葉で、サーブやブロックを除いて、相手コートにボールを打ち返すすべてのプレーを指します。例えば、アンダーハンドで相手コートにボールを返すのもアタックの一種です。

一方でスパイク(Spike)は打ちつけるなどという意味を持ち、相手コートに向けてボールを叩きつけるように打つプレーのことです。
どちらも相手を攻撃するプレーを指して使われる言葉ですが、厳密にはスパイクはアタックの中の1プレーといえます。

 

■スパイクの打ち方のコツ

スパイクの打ち方のコツ

 

実際にスパイクを打つ際は、助走から着地までの体の動かし方とタイミングが重要です。基本的なオープンスパイクを例に、スパイクを打つ際のコツを助走・タイミング・フォームの3つに分けてご紹介します。

 

・助走

オープンスパイクの場合、ジャンプする前の助走は3歩が基本です。右打ちの場合は右足、左足、右足の順に、左打ちの場合はその逆に助走をつけます。高くジャンプするためには、助走でいかに力を溜められるかが重要です。

 

【基本的な助走の流れ(右打ちの場合)】
1.1歩目の右足は小さく、2歩目は少し大きめに足を踏み出す
2.2歩目と3歩目の間で、両手を後ろに大きく振り上げ力を溜める
3.3歩目はネットと足が平行気味になるように意識しながら、大きめに踏み込む
4.左足を右足に揃えるように踏み込み、軽く体重を後ろにかけてジャンプする

 

助走は厳密には3歩ではなく、ジャンプの際に左足で4歩目のステップを踏むため、4歩助走と説明される場合もあります。飛ぶ際は、両足を一緒にして飛ぶのではなく、右足をメインにして左足は少し遅れるような踏み込みになるのが理想です。両足で踏ん張ってジャンプしないようにしましょう。

また、ジャンプの際は後ろに軽く体重を残しておくことで、ネットとの接触やボールの真下に入る「かぶり」と呼ばれるミスを防ぐことができます。

 

・タイミング

助走が決まりしっかりと縦方向にジャンプできたら、ジャンプの最高到達点でボールを叩くようにしましょう。はじめは難しいかもしれませんが、トスの高さや速さ、落下地点などを確認してから助走に入ると、ボールをしっかり叩けます。

トスよりも先に助走したり空中でボールが来るのを待ったりと、スパイクにはさまざまなタイミングがありますが、まずは基本のタイミングが取れるように練習することが大切です。

 

・フォーム

スパイクのフォームが悪いと、ボールを叩く打点が低くなったり力が伝わらず弱いスパイクになったりといったデメリットがあります。強いスパイクを打つためには、きれいなフォームの習得が大切です。

スパイクのフォームには、両手を真上に上げるようにジャンプする「ストレートアームスイング」や、弓を引くような形を作る「ボウ&アロー」、一度右手を後ろに引く「サーキュラーアームスイング」の3種類があります。どれが優れているというわけではないので、自分に合ったフォームを探して練習するようにしましょう。
いずれの場合も、右手のバックスイングの際は左手もしっかり振り上げていることがコツです。

また、スパイクを打った後は両足で着地するのが理想です。きれいなフォームができていれば両足で着地できるため、片足での着地になってしまう方はフォームを一度見直してみましょう。

 

■強いスパイクを打つための練習方法

強いスパイクを打つための練習方法

 

コツを習得し、強いスパイクを打てるようになるには、練習を繰り返して体にコツを覚え込ませる必要があります。強いスパイクを打つために取り組みたい練習方法の一例をご紹介します。

 

・空中でのボールキャッチ

バレーボール初心者の方は、最初に助走やジャンプの方法、正しいスパイクのフォームを覚えることが重要です。まずはボールなしで、助走とジャンプだけを繰り返し行いましょう。

助走とジャンプがスムーズに行えるようになったら、高く放ったボールを空中でキャッチする練習を行うのも効果的です。助走やジャンプのコツに加えて、スパイクのタイミングを覚えられます。
トスされたボールの高さに応じて、いつ助走すれば最高到達点でボールをキャッチできるのか意識しながら取り組みましょう。

 

・キャッチボール

キャッチボールを行うことで、スパイクの正しいスイング動作を覚えることができます。ボールを持ったら、投げる方の肩を後ろに引いて、腰を回転させるようにして前に持って行きましょう。投げる際は左手を体にひきつけ、お腹に力を入れます。

手先だけで漫然と投げるのではなく、腕の引き方や指先のしなり、体全体で高い位置から投げ下ろすことなどを意識しながら行うと、より効率的な練習になります。

 

・壁打ち

壁打ちやスパイクによる対人パスは、手の正しい位置でボールをとらえる練習になります。壁打ちを行う際は、最初は1球ごとにフォームやボールをとらえるミートポイントを確認しながら行ってください。狙った通りにミートできていれば、壁に当たったボールは自分の場所に跳ね返ってくるはずです。

対人パスの場合、相手のいる場所にボールをコントロールするには正しいフォームの習得が欠かせません。ボールの中心からやや上あたりを叩くように意識して練習に取り組みましょう。肘を引いてバックスイングを取ることを心がけると、正しい位置でミートできるようになります。

 

・素振り

練習が休みで体育館が使えないなど、壁打ちや対人パスを行うのが難しい場合は、自宅でタオルなどを使って素振りを行うのもおすすめです。助走やジャンプは行わずに、肘は下がっていないか、腕をしっかり振れているかなど、フォームを確認しましょう。

鏡の前で行ったり、練習風景を撮影しておき、コーチや監督、チームメイトなどに確認してもらったりするのも効果的です。

 

■コツを押さえてバレーのスパイクを成功させよう

バレーボールのスパイクは、初心者には難しいプレーのひとつです。上達のためにはコツを押さえて練習を繰り返し行うしかありません。
また、スパイクができる方でも、成功率が低くうまく決まらないといった悩みを抱えている場合は、助走やタイミング、フォームといったスパイクのコツを見直してみてはいかがでしょうか。

 

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