フリーワード検索

other2024.08.28

バドミントンはフットワークが重要! 速くするコツと練習方法

バドミントンでラリーを続けるためには、正確にシャトルを打ち返す技術に加えて、シャトルに素早く反応できる俊敏さも必要です。試合を見るとわかる通り、トップレベルのバドミントンの試合では、フットワークを多用してコート内を前後左右に動き周ります。バドミントンの上達を目指すうえでは、フットワークは欠かせない技術といえるでしょう。

ここでは、バドミントンにおけるフットワークの基本的なコツや動き方、練習方法についてご紹介します。

 

【目次】

■フットワークはなぜ重要?

■基本的なフットワークのコツ

・スタンスを広げて重心を下げる

・リアクションステップを取る

・止めの動作を作る

■フットワークの基本の動き方

・前後へのフットワーク

・左右へのフットワーク

■フットワークを鍛える練習方法

■バドミントンに必要なフットワークを鍛えよう

 

■フットワークはなぜ重要?

フットワークとは、バドミントンのコートを前後左右または斜め方向に移動する際の足の動かし方を指します。

バドミントンは、シャトルがコートに落ちたら点が入るゲームです。強烈なスマッシュを打てるパワーや正確なコントロール技術を持っていたとしても、シャトルに辿り着けなければ相手の得点となってしまいます。

シャトルが落ち切る前に素早く落下点に移動して、相手コートに打ち返すためには、正確なフットワーク技術が欠かせません。フットワークを鍛えれば不要な失点が減り、試合を優位に進められるでしょう。

また、正しい足運びを覚えれば、移動の際の無駄が減ります。体力を消耗しにくくなる点も、フットワークが重要な理由のひとつです。

 

■基本的なフットワークのコツ

基本的なフットワークのコツ

 

バドミントンのフットワークは、前後左右のさまざまな方向に行います。前に行くのか後ろに行くのかなどで細かな動き方は異なるものの、基本的なコツは同じです。

最初に、全方向のフットワークで覚えておきたい基本的なコツをご紹介します。

 

・スタンスを広げて重心を下げる

素早いフットワークを行うためには、構え方がポイントです。バドミントンで構えを取る際は、足のスタンスを広げるようにしましょう。両足を広げて重心を下げると、体を行きたい方向に傾けやすくなり、フットワークが速くなります。スタンスの幅は、肩幅よりも少し広いくらいが目安です。

スタンスを広げたら、動きたい方向に重心を落とすイメージで動き出します。動く際は、体の上下運動を極力減らす意識を持つのがコツです。無駄な動きを減らすことで、体力の消耗を抑えながら素早く動けるようになります。

 

・リアクションステップを取る

バドミントンのフットワークにおいて重要なのが「リアクションステップ」です。リアクションステップとは、相手がシャトルを打つ直前に小さくジャンプし、着地時の反動を利用して動き出しを素早くする技術を指します。足の力を抜いて沈む込むように反動をつける選手もいるなど、トップレベルの選手は自己流のリアクションステップを踏んでいることも多いです。

フットワークが軽くなる以外にも、重心移動を行いやすくなったり試合中のリズムを取ったりしやすくなる効果もあるため、必ず習得しておきたい技術です。沈み込むリアクションステップは難易度が高いので、ジャンプする方法から試してみると良いでしょう。

リアクションステップを取る際は、力んでしまうと動き出しが遅くなるので、しっかりとリラックスするのがコツです。また、相手のフェイントなどでタイミングを崩され、リアクションステップを踏みなおすケースもあります。普段の練習からリアクションステップを行い、慣れておくことも大切です。

 

・止めの動作を作る

リアクションステップの後に床を蹴って動き出し、シャトルを打ち終えた後は、体が自然と進行方向に流れやすくなります。踏ん張る力を使い、体が流れるのを止めることが重要です。

シャトルを打ってから体を止めるまでの時間が短くなるほど、次の動き出しが速くなります。すぐに元のポジションに戻れるため、より多くのシャトルを取れるようになるでしょう。

 

■フットワークの基本の動き方

フットワークの基本の動き方

 

前述のコツを踏まえたうえで、実際にフットワークを行う際はどのような動き方をすれば良いのでしょうか。前後と左右に分けて、フットワークの動き方の基本をご紹介します。

 

・前後へのフットワーク

前側へフットワークを行う際は、体の重心を先に前方方向にずらすのがコツです。足運びだけを優先して重心を残したままにすると、体を前に出すのが難しくなります。

右利きの選手がフォア側(右手側)にフットワークを行う場合は、左足の土踏まずを進みたい方向に向けながら右足で1歩目のステップを踏み、左足、右足の順番に足を出します。移動する距離は、2歩目となる左足の踏み出し方で微調整を行いましょう。

バックハンド側(左手側)の場合は、フォア側と左右の足を逆にしてステップを踏みます。

後ろ側へのフットワークの場合も、基本的には前後が入れ替わるだけで、前へのフットワークと意識するコツは同じです。

 

・左右へのフットワーク

左右へのフットワークを行う場合は、フォア側、バック側に限らず、両足を使って蹴り出すのがコツです。両足で蹴り出しを行ってから左右どちらかの足を踏み出すことで、足運びのスピードを素早くできます。

左右へのフットワークは、前後のフットワークと異なり大きな動きこそありませんが、距離感をしっかりと掴める正確性が要求されます。また、腰を入れてショットの体勢を整えることも重要です。

前後へのフットワークができてきたと感じたら、左右へのフットワークを意識して練習を行うと、よりシャトルを拾えるようになるでしょう。

 

■フットワークを鍛える練習方法

全方向へのフットワークを効率的に鍛えるためには、前方のフォア側とバック側、後方のフォア側とバック側の4ヶ所にフットワークを行う練習方法がおすすめです。

【フットワーク練習の手順】

コートの中央に立つ

前後のフォア側、バック側の4方向にいずれかにステップを踏みながら移動する

コートの中心に素早く戻り、2とは異なる方向にステップを踏み移動する

実戦でも基礎になる動きのひとつなので、ウォーミングアップのメニューとして取り入れるのも良いでしょう。最初はステップをゆっくりと踏んでも構いませんが、慣れてきたら徐々にスピードを上げてみてください。

ノック練習などの際も、シャトルを打ちに行ったら元の位置に戻るという動きを意識するのがコツです。常に実戦さながらのフットワークを意識していれば、体がフットワークの動きを覚えていくでしょう。

また、素早いフットワークを行うためには、下半身の瞬発力も欠かせません。瞬発力強化のために、スクワットなどの下半身の筋肉を鍛える筋トレや、ランニングを取り入れるのも効果的です。

ランニングなら、試合中にフットワークを続ける持久力の強化にもつながります。

 

■バドミントンに必要なフットワークを鍛えよう

バドミントンのフットワークは、相手の攻撃を防ぐために習得しておきたい技術のひとつです。正確なフットワークができれば、相手の得点を防ぎながら自身の攻撃につなげられ、試合を優位に進められます。

日々の練習からフットワークを意識して行い、スムーズな足運びができるようになることが大切です。無意識に足運びができるレベルまで練習しておけば、試合などの緊張しやすいシーンでも正確なフットワークを行えるはずです。また、フットワークを意識した練習だけではなく、下半身の筋トレやランニングを取り入れ、試合の間フットワークを続けられるスタミナを鍛えることも欠かせません。

バドミントンの試合で勝ちたい方は、基本となるフットワークについて今一度見直してみてはいかがでしょうか。

⇒バドミントン用品はこちら

BUY NOW

SEARCH フリーワード検索