5代目にして成熟の域に達しつつある万能型ミニドライバー 【グッと深掘りゴルフギアVol.149】テーラーメイド「r7 QUAD ミニドライバー」編

ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。
第149回目は、テーラーメイドの「r7 QUAD ミニドライバー」を取り上げる。
近年人気急上昇中のミニドライバー。昨年のキャロウェイに続いて今年はタイトリストとPXGからも発売され、現段階ですでに4メーカーがミニドライバーを展開。今後ほかのメーカーも追随するという噂が流れており、すでに新ジャンルのクラブとして市民権を獲得しつつある。
そんななかでもテーラーメイドはその先駆者的存在として、今年も意欲的なニューモデルを発表。6月6日に「r7 QUAD ミニドライバー」が発売される。
「r7 QUAD ミニドライバー」はその名前から推察されるとおり2007年発売のドライバー「r7 QUAD」をオマージュしたデザイン。「r7 QUAD」といえば、初めて交換式のウェイトを搭載したドライバーで、クラブのセルフチューニング機能に先鞭をつけた歴史に残る名器だ。かつて使っていたというゴルファーも多いだけに、これはオールドファンに「刺さる」こと間違いなしだ。
『かつての名器のデザインを受け継いだ「r7 QUAD ミニドライバー」』
ゴルフ5プレステージ神戸店勤務の濱西剛史フィッターは、デザイン・機能両面で注目に値するクラブだと話す。
「テーラーメイドのミニドライバーはずっと過去の名器をオマージュしたデザインを採用してきましたが、5代目のミニドラで『ついにr7が来たか!』とちょっと興奮しましたね。いま見てもカッコいいのですが、これはデザインだけでなく機能面でも大きな意味を持っています。それはもちろん4つの交換式ウェイト。ソール前方と後方それぞれのトウとヒールに合計4つのウェイトポートがあるので、調整機能が従来のミニドラより大幅にアップしています。ヘッドサイズと相まって、かなり用途やユーザーの幅が広いミニドラだと思います」(濱西さん)
『プレステージ神戸店勤務の濱西剛史フィッター』
「r7 QUAD ミニドライバー」のヘッドサイズは305cc。これはキャロウェイの「エリート ミニドライバー」が340ccと大きめで、タイトリストの「GT280 ミニドライバー」が280ccと小さめななかでまさにその中間的なポジション。
ヘッド体積が大きいほうが、通常のドライバーと比べて構えたときの見え方に違和感がなく「小ぶりなドライバー」としてティーショットで使いやすい。一方、小さいほうがフェアウェイウッドと近い感覚になる点で、「飛ぶ3W」として使いやすい。そう考えると、この「r7 QUAD ミニドライバー」は中間的なヘッドサイズ。どちらでも使いやすい万能性の証ともいえる。
ここに4つの交換ウェイトや11.5度と13.5度というロフトバリエーションを加味すれば、ミニドライバーとしては圧倒的な汎用性を持ったモデルということができるだろう。
『ヘッドサイズは305ccでミニドライバーとしては中間的』
「11.5度のヘッドは、初期状態でウェイトが前方に13g×2、後方に4g×2。一方13.5度のヘッドは前方に4g×2、後方に13g×2がデフォルト。前者は強い球が打ちやすいのでティーショットでの使用を前提に、後者は球が上がりやすいのでフェアウェイでの使用を前提にしていることがわかります。もちろんこれを変更して使うことができるので自由度は高いですが、どちらかに特化することなく使えることが『r7 QUAD ミニドライバー』の最大の強みになりそうです」(濱西さん)
『4つのウェイトポートがあり、調節範囲はかなり広がった』
「r7 QUAD ミニドライバー」は、ミニドライバーながらテーラーメイドが培ってきた「ツイストフェース」や「貫通型スピードポケット」などのテクノロジーももらさず搭載され、もはやこの新ジャンルも成熟の域に達しつつある。
『「ツイストフェース」「貫通型スピードポケット」も搭載』
ミニドライバーは、既存の大きくて長いドライバーに苦手意識をもっている人にとって大きなメリットのあるクラブだが、それ以外でもより高い精度でティーショットを狙い撃ちしたい人、フェアウェイから3W以上の飛距離を稼いでイーグルチャンスを作りたい人など幅広い人に可能性を提案できるクラブだ。
まずはゴルフ5プレステージにお越しいただき実際に試打して、体感していただきたい。
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