golf2021.09.03

【ゴルフ5レディスレポート】いよいよ本日開幕！初日の単独首位はアイアンが冴えた大里桃子選手

ついに今年もゴルフ5レディスが開幕しました。今年は三重県四日市市の「ゴルフ5カントリー四日市コース」を会場に、110人の選手が出場します。

コースは朝から曇り空で、天気予報は雨。早い時間から小雨が降り始めており、早いスタートの選手たちも雨の準備を整えて試合に臨みました。午前9時半ごろには本降りになり、以後は時折雷も鳴る大荒れの天気。幸運にも中断などには至りませんでしたが、選手たちはコースだけでなく天候とも戦わなければならないハードなコンディションでした。

朝からコースは雨模様で、午後には雷が鳴る時間もあった

そんななか、6アンダーの単独首位で初日を終えたのは大里桃子選手。遅いスタートで雨の影響が大きかったにもかかわらず、アイアンショットが冴えてベタピンを連発。4番、13番では30㎝前後につけるイージーバーディを獲ったほか、2～5mにつけるショットを量産し、ショットの精度の高さを見せつけました。
大里選手は「自分が思い描いている弾道が打てていた。」と話す一方「ビッグスコアが出るコースなので、単独トップでも気が抜けません。明日からも攻めないとダメだと思っています。」と油断のないコメントを残していました。

大里桃子選手はショットが冴え、3連続を含む7つのバーディを奪った

5アンダー、トップと1打差の2位タイには、脇元華選手、野澤真央選手、篠原まりあ選手の3人。なかでも篠原選手はノーボギーのプレーで4つのパー5のうち3つでバーディを奪うなど、安定したプレーを見せました。

脇元選手は長く不調だったというパッティングが復調しつつあり、2週間前のCATレディスでは8位入賞。確実に調子を上げており、明日の躍進が楽しみです。

野澤選手は火曜日まで日本女子オープンの予選会に出場し、疲労が抜けきらないなかでの好スコア。「最終日までに疲れを抜きたい。」という無欲のプレーが結果につながったのかもしれません。

アームロックパターにしてパターが復調しつつあるという脇元華選手

5バーディノーボギーの好プレーを見せた篠原まりあ選手

火曜日まで日本女子オープン予選に出ており疲れているという野澤真央選手だが6バーディ1ボギーでプレー

以下は、4アンダーの5位タイに10人、3アンダーの15位タイには14人が名を連ねる混戦ぶり。多くの選手が「スコアの伸ばし合いになるだろう。」と予想していることからも、明日以降も60台を連続して出していく選手が上位に残っていく戦いになるでしょう。

5位タイの一角に入った桑木志帆選手は、レギュラーツアーデビュー戦。前半のインコースを5アンダーの31で回りながら後半1、2番で連続ボギーを叩く展開でしたが、そこで崩れることなく粘りのプレーを見せたあたり、ハートの強さがうかがえます。「自分でも勝負強いと思います。」と言う18歳は、この後も注目していきたいです。