吉田優利選手が岡山絵里選手とのプレーオフを制しツアー2勝目!3日間で17個バーディのアグレッシブなゴルフで勝利を掴む!【ゴルフ5レディスレポート】
ゴルフ5レディス最終日。2日目までは大里桃子選手が試合を引っ張る形でしたが、最終日はトーナメントリーダーが目まぐるしく入れ替わる大混戦となりました。
中位から大躍進したのは、鶴岡果恋選手。
4アンダー28位タイからスタートした鶴岡選手は、2、3、4番と3連続バーディでロケットスタート。その後もバーディを重ね、13番パー5では66ヤードの3打目をカップインさせてイーグルを奪い12アンダーまでスコアを伸ばします。
この段階で、11アンダーのままスコアを伸ばせていなかった大里桃子選手を抜いて首位に躍り出ます。
鶴岡果恋選手は28位タイからの猛チャージで12アンダー3位タイに躍進
しかしそれもつかの間、直後に首位の座を奪ったのは、ゴルフ5所属の穴井詩選手。穴井詩選手は5アンダー20位タイからのスタートでしたが、前半3バーディノーボギー、後半は10、11、13、15、16番で5つのバーディを奪い13アンダーまでスコアを伸ばしました。飛ばし屋の本領を発揮して、4つのパー5すべてでバーディを奪う爆発力はさすがです。
穴井詩選手はホステスプロの意地を見せて最終日7アンダーの好スコア
しかし穴井詩選手が13アンダーとした直後、吉田優利選手が追いついてきました。
吉田優利選手は7アンダー7位タイからのスタート。前半を4アンダーで上がってくると、後半12番、14番でもバーディを奪いこの段階でトップタイ。まだその勢いは収まらず、15番ではバンカーからチップインでのバーディ、16番でもバーディパットを沈めて15アンダーで抜け出しました。
パットが冴えた吉田優利選手は14、15、16番の3連続バーディで一気に首位に立った
この間、穴井詩選手は最終18番ホールでティショットを左に曲げ、木がジャマになる悪条件からボギーを叩いてしまい結局12アンダーでホールアウト。最後は残念でしたが、ホステスプロとして健闘し、試合を盛り上げてくれました。
一方で大里桃子選手、吉本ここね選手、新垣比菜選手の最終組はというと、新垣比菜選手が2番ホールでボギー、吉本ここね選手が5番ホールでバーディ、9番ホールでボギーとした以外はすべてパー。大里桃子選手も前半をすべてパーとし、スコアを伸ばせないジリジリとした展開でした。
最終組がフロント9を終えた段階では、鶴岡果恋選手が12アンダーで首位、11アンダーに大里桃子選手、穴井詩選手、岡山絵里選手、吉田優利選手が並んでおり、2日目までのアドバンテージを吐き出す形となってしまいました。
大里桃子選手は最終日にスコアを伸ばせず最終日はイーブンパー。7位でのフィニッシュとなった
終盤に入ると、植竹希望選手が7つのバーディを奪って13アンダーの2位まで上がってきますが、最終ホールで無念のボギーを打ち、12アンダーに後退。
これで吉田優利選手の逃げ切りが見えてきたかと思いましたが、岡山絵里選手が16番、17番で連続バーディを奪い14アンダーの単独2位に上がってくると、吉田選手が最終ホールでボギーを叩いてしまいスコアを落とします。岡山絵里選手が18番をパーで上がったため、14アンダーが2人並んでプレーオフに突入することとなりました。
岡山絵里選手は前半2アンダー、後半3アンダーの本日5アンダーと派手さこそありませんでしたが、3日間を通してノーボギーのプレーが光り、気がつけば首位にいる好プレーでした。
岡山絵里選手は3日間54ホールでノーボギーの安定したプレーでジワジワと順位を上げ、気づけばトップタイに
プレーオフは18番ホールの繰り返し。1ホール目は2人ともフェアウェイからパーオンしてのパーで決着がつかず、プレーオフ2ホール目を迎えます。
吉田優利選手は、ティショットを本戦ラウンド、プレーオフ1ホール目とまったく同じフェアウェイ左サイドに運んで2打目をしっかりグリーンオンさせてきたのに対して、岡山絵里選手は2打目を右のラフに外し、ピンに近いサイドからの難しいアプローチを残してしまいました。
岡山絵里選手はこのアプローチを寄せきれずボギーとし、2パットのパーで上がった吉田優利選手に軍配が上がりました。
岡山選手は3日間を通じで唯一のボギーがこのプレーオフ2ホール目でした。一方の吉田優利選手は、本戦でこの18番でボギーを打って追いつかれてしまった分をプレーオフでリベンジした形。最終日は2つのボギーを打ちましたが、3日間で17個のバーディを奪うアグレッシブなプレーが光りました。吉田優利選手はルーキーイヤーながらこれで7月末の楽天スーパーレディースに続く通算2勝目となります。
プレーオフは18番ホールを使用。吉田優利選手は岡山絵里選手のスイングに憧れているという
吉田優利選手はプレーオフ2ホールとも、ティショットをフェアウェイ左サイドに寸分たがわぬ精度で打ち、ベストポジションから2打目を打った
プレーオフ2ホール目、岡山絵里選手はティショット右ラフに入れ、2打目もグリーンを外してしまった
岡山絵里選手が「ラインを逆に読んでしまった。」という1.5mのパーパットを外し、プレーオフは決着
「ショットの調子はそれほど良くなかったのですが、パットが入ってくれました。今日は完全にパッティングで得た勝利だと思います。」と吉田優利選手。
「スイングがとても好きで憧れている岡山絵里さんとのプレーオフで、私だけが間近でスウィングを見られる状態でしたし、みんながクラブハウスに帰っていく中、もう少しプレーできるという特別感もあり、とても楽しかったです。優勝というのは選手にとって最高の快感ですから、初優勝の後は『早く2勝目を挙げたい』と思っていましたが、それが早くも約1カ月で叶いました。今後は年間複数勝利を安定して挙げられる選手になっていきたいと思います。」(吉田優利選手)
最終日に4打差を逆転する吉田優利選手の素晴らしいプレー。そして白熱のプレーオフでゴルフ5レディスは幕を下ろしました。来年もまた、いい試合を期待したいですね。
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【ゴルフ5レディス・ライブ配信 アーカイブ】
9月3日(金)10:00~16:00 https://youtu.be/Kkm5G-pSjB8
9月4日(土)09:30~16:00 https://youtu.be/ZwOwdUfLhpI
9月5日(日)10:30~15:30 https://youtu.be/vOUPnfx2q8w
【練習日から練習場中継&インタビュー ライブ配信アーカイブ】
・9月1日(水)
①08:30~10:30 https://youtu.be/FI5P3aFMjD4
②14:30~16:30 https://youtu.be/qhD-WgIIQIo
・9月2日(木)
①08:30~10:30 https://youtu.be/msOxbZ6MZ5Y
②14:30~16:30 https://youtu.be/y6vGJXmtiJs
・9月3日(金)
①07:40~10:40 https://youtu.be/0Xm86EBraMQ
②14:30~17:00 https://youtu.be/pMS81YKAQRw
・9月4日(土)
①08:00~10:30 https://youtu.be/7VbHWre2fj8
②13:00~16:00 https://youtu.be/dfwjvPYM8Rc
・9月5日(日)
①08:00~10:30 https://youtu.be/9_meGG8Nh00
②13:30~15:30 https://youtu.be/e0Poq1XpAps