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outdoor2023.03.07

ウェアを使い分けて春スキーを快適に! 選び方や滑る際の注意点を押さえよう

スキーやスノーボード(スノボ)といったウィンタースポーツは真冬だけではなく、春も楽しむことができます。普段とは異なる環境で滑る「春スキー」は、真冬に行うスキーとは違う面白さがあるのが魅力です。ゴールデンウィークなど、春の大型連休を利用して春スキーを行う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、春スキーは冬とは環境が異なるため、服装や小物をどうすれば良いのか迷ってしまうこともあるはずです。
ここでは、春スキーの特徴やウェアの選び方、滑る際の注意点などをご紹介します。

 

【目次】

■春スキーの特徴

■春スキー用のウェアの選び方

・撥水加工のあるウェアがおすすめ

・温度調整はインナーで行おう

・小物も春用に変えておこう

■春スキーを行う際のポイント

・紫外線対策を行う

・滑る場所に注意

■春用のスキーウェアを用意して春スキーを楽しもう

 

■春スキーの特徴

春スキーの時期は、スキー場の立地やその年の気候などにも左右されますが、一般的には3~5月頃です。12~2月頃の積雪が多い冬場は「ハイシーズン」や「トップシーズン」と呼ばれます。
春と冬で使うゲレンデ自体は同じですが、春スキーにはハイシーズンにはない以下の特徴があります。

【人が少なく料金が安い】
一般的に、春スキーはハイシーズンに比べると人が少ないです。ゲレンデを広く使って滑ることができ、レストランや休憩所が混雑している可能性も減ります。リフト券の料金が安く設定されている場合も多く、たくさん滑りやすい点も魅力です。
ただし、スキー場によってはレストランや休憩所が閉まっていることもあります。事前に営業しているか確認しておくと良いでしょう。

【雪質が重め】
冬に比べると気温が上がるため、雪が溶けて水っぽい状態になりやすいです。溶けた雪が再び凍って、アイスバーン(路面凍結)と呼ばれる氷面が続くこともあります。
雪質が重く、場所によってコンディションも異なるため、初心者の方は滑りにくさを覚えるかもしれません。

また、スキー場の立地によっては雪ではなく雨が降ることがあるなど、冬とは違った景色を楽しめるのも春スキーならではの特徴です。

 

■春スキー用のウェアの選び方

春スキー用のウェアの選び方

 

春スキーは、冬よりも気温が高い中で楽しむことになります。気候に合わせて、ウェアも調整するのがおすすめです。
春スキー用のウェアを用意する際は、以下の点を確認しておきましょう。

 

・撥水加工のあるウェアがおすすめ

前述したように、春スキーのシーズンは雪が水分を多く含んでいます。雪ではなく雨が降ることもあるため、転んだり、天候が悪化したりすると、ウェアが濡れやすい点に注意が必要です。
上下とも、水濡れに強い撥水加工が施されたウェアを用意しておきましょう。雪に土が混じっていることもあるので、汚れた際に洗いやすいものだと安心して滑れます。

また、気温が高い春シーズンは、晴れていると汗をかきやすいです。通気性が良く、汗が乾きやすいウェアを用意するのもポイントです。

 

・温度調整はインナーで行おう

冬に比べると気温が高いとはいえ、日が落ちると一気に気温が下がることもあります。厚手のフリースやジャケット、アウトドア用のウィンドブレーカーを着て滑ることもできますが、基本的には一般的なスキーウェアを着用して、中のインナーで温度調整を行うようにしてください。

気温が高い日は薄手のインナーを着る、気温が低い日は厚手のインナーを着るか薄手のものを重ね着するのがおすすめです。厚さが異なるインナーを何枚か用意しておき、気温の変化に合わせて着替えると、温度調整を行いやすくなります。

また、春スキーは汗をかきやすい点にも注意しなければいけません。汗を吸ったインナーをそのまま着用し続けると体が冷えてしまうので、吸汗透湿性に優れていて乾きやすいインナーを用意しましょう。
替えのインナーを用意して、休憩ごとに交換するのも有効です。

 

・小物も春用に変えておこう

スキーウェアやインナーに加えて、グローブやニット帽、ゴーグル、サングラスといった小物も春用に変えておきましょう。天候にもよりますが、春スキーでは冬ほどの防寒性は求められないことが多いです。
ニット帽やグローブを薄手のアイテムに変える、ソックスを薄手で蒸れにくいものにするなど、気温に合わせて調整することをおすすめします。

ただし、濡れてしまう恐れがあるため、普段使っている手袋やキャップの着用は避けてください。ウェアと同じく、防水性を備えた小物を用意するのがポイントです。
特に、グローブは手を突いたり、雪がついたスキー板やストックを触ったりと、濡れる可能性が高いです。防水性や乾きやすさに優れているものを用意するか、予備を複数組持っておくと良いでしょう。

また、転倒時のけがや紫外線の影響を避けるために、ニット帽やゴーグル、サングラスなどは必ず着用することも重要です。

 

■春スキーを行う際のポイント

春スキーを行う際のポイント

 

冬のゲレンデと大きく環境が異なる春スキーを安全に楽しむには、ハイシーズンとは異なる点に注意しなければいけません。
春スキーにチャレンジしてみたい方は、以下のポイントを押さえておきましょう。

 

・紫外線対策を行う

春は冬よりも日差しが強くなり、紫外線量も増えます。冬場も紫外線対策は必須ですが、春スキーはより入念に対策を行いましょう。

特に、ゲレンデは真っ白な雪が紫外線を反射するため、都市部よりも紫外線量が多くなります。肌が露出している部分は日焼け止めを厚めに塗る、フェイスマスクやネックウォーマーを着用して肌の露出を減らす、紫外線カット率が高いサングラスを着用するなどの対策を行うのがおすすめです。
また、日焼け止めは汗や水で流れてしまいます。定期的に塗り直せるように、常に持ち歩いておきましょう。

 

・滑る場所に注意

春スキーは気温が高く、ゲレンデの雪が溶けやすい状態になっています。人工雪で雪の量を保っているスキー場もありますが、全てのエリアをカバーできる訳ではありません。
完全に雪が溶けてしまい、一部のコースが滑走禁止になっていることもあります。どのコースで滑走できるのか、事前にスキー場の公式サイトやSNSで確認しておくと安心です。

また、滑走可能となっているコースも、一部は雪が溶けて地面や岩が露出している可能性があります。スキー板の破損やけがにつながる恐れがあるため、雪が溶けている場所には近づかないようにしましょう。

雪質が水っぽかったり、アイスバーンができていたりと、滑りにくさを感じることもあるため、スキー初心者の方は特に注意が必要です。

 

■春用のスキーウェアを用意して春スキーを楽しもう

冬よりも気温が高い時期に行う春スキーは、ハイシーズンよりもウェアに防寒性が求められません。服装の自由度が比較的高く、冬よりもおしゃれを楽しみながら滑走できるのが魅力です。
とはいえ、雪質が水っぽくなっていて、雨が降ることが多いので、撥水性に優れたスキーウェアや小物の準備は欠かせません。日差しが強いので、紫外線対策用のアイテムも必須です。

また、ゲレンデの状態も、冬に比べると滑りにくくなっていることが考えられます。事前の情報収集を行い、自信がない場合は滑走が難しいエリアに近づかないことも大切です。
春専用のウェアや小物を用意して、春スキーを快適に楽しんでみてください。

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