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outdoor2021.01.26

スキー・スノボウェアは洗濯できる? 洗い方から日頃のお手入れまで解説

使い終わったスキーウェアやスノーボードウェアを洗って良いか分からないという方もいらっしゃるでしょう。濡れたウェアを乾かすだけでなく、ウェアに応じた方法でしっかりとお手入れしておけば、お気に入りのウェアをより長く使い続けることができます。
ここでは、スキーウェアやスノボウェアを長持ちさせるために行いたいお手入れの方法をご紹介します。

 

【目次】

■スキーウェアやスノボウェアは使う度に洗うことが大切

■スキー・スノボウェアを洗う前に確認したい点

・洗濯表示

・色落ちの有無

■スキー・スノボウェアを自宅で洗濯する方法

・洗濯機で洗う方法

・手洗いする方法

■洗濯後の乾かし方のポイント

・風通しを良くする

・乾燥後は撥水スプレーを活用しよう

■日頃からお手入れを行うことが大切

■スキー・スノボウェアは洗濯して長持ちさせよう

 

■スキーウェアやスノボウェアは使う度に洗うことが大切

スキーやスノボを楽しんでいる最中は汗がたくさん出るうえに、転んだ際に土や雪が付着して、ウェアが汚れたり濡れたりしてしまうことも多いです。汚れたウェアをお手入れせずにそのまま使用し続けると、カビが生えたり撥水性が低下したりして使えなくなってしまいます。

頻繁にゲレンデに行くという方が使う度に洗うのは難しいかもしれませんが、最低でも1シーズンに1回は洗濯などのお手入れを行って清潔さを保つのが、ウェアを長く使い続けるポイントです。

 

■スキー・スノボウェアを洗う前に確認したい点

スキー・スノボウェアを洗う前に確認したい点

 

洗濯してきれいにしておくのがウェアを長持ちさせるコツですが、すべての製品が洗濯できるわけではありません。スキー・スノボウェアを洗濯する際は、事前に確認しておきたい点が2つあります。

 

・洗濯表示

スキー・スノボウェアは、基本的に撥水加工という水をはじく加工が施されていて、洗濯機をはじめ、自宅での水洗いに対応していない製品も多いです。そのような製品を洗濯機で洗ってしまうと、洗濯機が壊れたり、ウェアの撥水性能が失われたりする恐れもあります。洗濯前にウェアの洗濯表示を見て、水洗いが可能かどうかを確認しておきましょう。

洗濯表示の洗濯機や手洗いのマークに×がついているウェアは、自宅で洗濯することができません。水洗い不可のウェアの場合は、クリーニング店に持っていって相談してみることをおすすめします。

 

・色落ちの有無

自宅で洗濯できるタイプのウェアでも、洗濯によって色落ちを起こすことが考えられます。洗濯表示だけでなく、色落ちするかどうかの確認も必要です。

色落ちするかどうかは、ウェアの目立たない部分に洗剤を少量つけ、数分経ってから洗剤をティッシュで拭き取ってみることで確認できます。ティッシュに色がついていた場合は色落ちする可能性があるので、その場合も自宅での洗濯は避け、クリーニング店に相談してみましょう。

 

■スキー・スノボウェアを自宅で洗濯する方法

スキー・スノボウェアを自宅で洗濯する方法

 

洗濯表示や色落ちするかどうかを確認し、ウェアを自宅で洗っても問題ないことがわかったら、実際に洗濯を行いましょう。自宅で洗濯する場合は、洗濯機を使う方法と手洗いの2種類あります。

 

・洗濯機で洗う方法

自宅またはコインランドリーにある洗濯機で洗うのが、最も簡単なウェアのお手入れです。

【洗濯機を使用する方法】
1.ウェアのファスナーやボタンをすべて閉める
2.部分汚れがある場合は、洗剤の原液をつけて軽くたたく
3.汚れている部分を表側にして洗濯ネットに入れる
4.洗濯表示にしたがい、「ドライ」または「手洗い」コースで洗濯機を回す

洗剤はおしゃれ着用の中性洗剤を使用し、色落ちや生地へのダメージを防ぐために、他の洗濯物とは分けて洗うのがおすすめです。また、容量が小さい洗濯機の場合は、ウェアの撥水加工が原因で脱水などがうまくいかず、洗濯機が故障する恐れもある点に注意しましょう。

 

・手洗いする方法

ウェアを傷めたり、洗濯機の容量が小さく壊れたりしないか不安な方は、手洗いするのがおすすめです。

【手洗いする方法】
1.ウェアが入る大きめの容器に水またはぬるま湯を溜め、おしゃれ着用の中性洗剤を溶かす
2.ファスナーやボタンをすべて閉じ、たたんだ状態のウェアを中に入れる
3.洗濯液の中で20回ほど沈めたり浮かせたりして押し洗いする
4.押し洗いが済んだら、洗剤の泡が出なくなるまで丁寧に水ですすぐ
4.大きなタオルでウェア全体の水分を拭き取るように脱水する

水を含んだウェアを持ち上げてしまうと、水圧で生地が傷んでしまう恐れもあるので、押し洗いの際は持ち上げすぎないように注意しましょう。
また、タオルでしっかりとウェアの水分を取っておくと、洗濯後の乾燥にかかる時間を減らせます。

 

■洗濯後の乾かし方のポイント

スキー・スノボウェアは厚みがあるため、洗濯後丁寧に脱水していても乾きにくいです。少しでも早く乾かすための、洗濯後の乾かし方のポイントをご紹介します。

 

・風通しを良くする

できるだけ早くウェアを乾かすためには、厚みがあるハンガーにかけて内側に空間を作る、チャックは開けておくなど、風通しを良くしておくのがポイントです。ウェアの内側にある素材の方が水を吸収しているので、干す際は裏返しておくのも時間短縮になります。

ただし、ウェアは熱に弱く、火事の原因になる恐れもあるため、乾燥機やストーブを使用して乾かすのは避け、洗濯表示に応じて天日干しまたは陰干ししてください。
ウェアが乾ききった後は、密閉性に優れたケースなどに入れて保管しておきましょう。

 

・乾燥後は撥水スプレーを活用しよう

ウェアを乾燥させた後は、全体に薄く撥水スプレーを吹きかけておくと、撥水加工が長持ちします。ただし、撥水スプレーのかけすぎはシミや汚れの原因になるので注意が必要です。一度目立たない場所にスプレーして、シミにならないか確認しておくと良いでしょう。
スプレーをした後は、もう一度風通しの良い場所で乾燥させればお手入れ完了です。

撥水スプレーと似た製品に防水スプレーがあります。撥水スプレーは水を生地表面ではじくことを目的にしていますが、防水スプレーはウェア内部に水が浸透しないことを目的とした製品です。
防水スプレーはウェアの持つ通気性を悪くしてしまうため、間違えて使用しないように注意しましょう。

 

■日頃からお手入れを行うことが大切

ウェアを長くきれいに使うためには、洗濯以外にも日頃からお手入れを行っておくことが大切です。毎回洗うことが難しい場合でも、泥汚れは早めにとっておく、食べこぼしなどのシミは部分洗いで落としておく、使用後は風通しの良い場所で乾かしておくなど、こまめなお手入れを心がけてください。

ただし、どんなにお手入れに気を使っていても、ウェアはいつか傷んでしまいます。長く使い続けたウェアからは白い粉が落ちてくることがありますが、これはウェアのコーティング剤が剥がれ落ちたものです。
機能性が落ちて使えなくなっている証拠なので、白い粉が落ちてくるようになったらウェアの買い替えを検討しましょう。

 

■スキー・スノボウェアは洗濯して長持ちさせよう

一見きれいに見えるスキー・スノボウェアでも、汗や泥などで汚れているものです。製品の洗濯表示や色落ちの有無を確認したうえで、自宅で洗濯できるものは洗濯する、無理な場合はクリーニング店に持っていくなどして、汚れをしっかりと落とすことが大切です。

しかし、日々のお手入れや1シーズンごとの洗濯をしっかり行っていても、ウェアの劣化は避けることができません。少しでも長く使えるようにお手入れに気を配ったうえで、ウェアが破れたり白い粉を落としたりするようになったら買い替えを検討するようにしましょう。

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