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other2024.07.24

【卓球】基本の構え方や打ち方の種類とは? サーブやレシーブのコツも確認しよう

卓球は、学校の体育の授業でも定番の人気スポーツです。温泉で卓球を行う「温泉卓球」や、卓球場が開催する大会など、プロアマ問わず、多くの人に親しまれています。
しかし、卓球を始めたばかりの初心者を中心に、我流の構え方(フォーム)や打ち方でプレーしている方は多いのではないでしょうか。プレーの質を高めるためには、正しい構え方や打ち方を覚えることが大切です。
ここでは、卓球における基本的な構え方や打ち方の種類、サーブ・レシーブを打つ際のコツなどをご紹介します。

 

【目次】

■打ち方の前に注意したい基本の構え方

■卓球の打ち方の種類

・フォアハンド

・バックハンド

・ツッツキ

・ブロック

■サーブやレシーブの打ち方のコツ

■打ち方を使い分けてより卓球を楽しもう

 

■打ち方の前に注意したい基本の構え方

打ち方の前に注意したい基本の構え方

 

卓球は、さまざまな打ち方を練習する前に、基本となる構え方を固めることが大切です。正しい構え方ができていれば、フットワークの俊敏性が増し、次の動作にもスムーズに移れます。
卓球の基本的な構え方のポイントは、以下のとおりです。

【卓球の構え方の基本】
・足を肩幅よりも少し広めに開く
・ひざを軽く曲げて重心を落とし、前傾姿勢を取る
・肩や肘の力を抜いて、ラケットを胸の前辺りに構えたら、相手の方を向く

スムーズに動くために、力まずにリラックスした状態で構えるのがポイントです。打球の瞬間だけ力を入れることを心がけましょう。
また、サーブやレシーブをした後は、相手の返球に備えなければいけません。ボールを打ち終わったら、素早く元の構えを取り直すことも大切です。

 

■卓球の打ち方の種類

卓球の打ち方の種類

 

ラリー(打ち合い)を優位に進めるためには、さまざまな打ち方を使い分け、相手のボールに対応することが大切です。卓球の基本的な打ち方の種類と、それぞれのコツをご紹介します。

 

・フォアハンド

ラケットを持つ手側(右利きの場合は右側)のボールを打つ方法がフォアハンドです。シェークハンドもペンホルダーも同じ打ち方をします。基本的な打ち方なので、しっかりと身につけましょう。

フォアハンドでは、腰をひねってラケットを引いたら、ラケットの面をやや下に向けて、体の横から顔の前に動かす感覚で振り抜くのが基本です。体の斜め前あたりで打球するイメージになります。

フォアハンドのポイントは、手打ちにならないように、体重移動を使って全身でボールを打つことです。腕の力は抜いて、腰をしっかり回転させることを意識してください。この時、肘からラケットまでを一直線にすると、ラケット面の角度が安定します。
速いラリーに対応するために、打球後は力を抜いて基本の構え方に戻ることも心がけましょう。

ボールが飛びすぎたり、ネットにかかったりする場合は、ラケットの角度を調整することも大切です。飛びすぎた場合はラケット面を少し伏せ気味に、ネットにかかった場合はラケット面を少し立てると、ボールの飛びをコントロールできます。

 

・バックハンド

ラケットを持つ手とは反対側(自分の体側)のボールを打つ方法がバックハンドです。フォアハンドは体の横で打球しますが、バックハンドの場合は体の前で打球します。

肘と手首を少し内側に曲げた状態でラケットを引き、肘と手首を相手側に伸ばしながら、ラケットが縦になるように振り抜きます。フォアハンドとは異なり全身を使いにくいので、肘から先でコンパクトに打つことを心がけましょう。力強く返球するために、ひざの曲げ伸ばしをうまく使うこともポイントです。

打球の際に手首を使うと回転をかけやすくなりますが、ラケット面の角度が安定しにくくなります。手首はあまり動かさないことも意識すると良いでしょう。
どうしてもボールを捉えにくい場合は、どこで打球するのかを決めて、狙った場所で打球することを意識すると、返球しやすくなります。

 

・ツッツキ

ツッツキとは、下回転(バックスピン)のかかったボールに対応する打ち方のことです。下回転のボールに対して、下回転を加えて返球します。ボールが台から飛び出したり、返球が浮いたりするため、上回転のボールには基本的に使うことはできません。
コンパクトにボールを打ち返すので、相手の打球に備えやすいのが特徴です。

ツッツキを打つ際は、ラケットの面を上に向けて、ボールが体の正面に来るように移動したら、ボールを押し出すイメージでラケットを振り抜きます。力加減を調整しやすくなるので、体の正面で打球する意識を持ちましょう。足を前に踏み出してボールに近づき、全身を使って打つことも大切です。

この時、大振りするとボールが飛び出てしまうので、大きくスイングする必要はありません。コンパクトなスイングで、しっかりとボールを捉えることを心がけてください。

 

・ブロック

ブロックは、ドライブやスマッシュといった強打に対して使用する守備的な打ち方です。ラケットを引かずに卓球台の上に持って行ったら、ラケット面を少し伏せて、ボールを受け止めるイメージで打球します。

球威を抑えるために、体の近くでボールを打つのがポイントです。ボール自体に球威があるので、ラケットに当てるだけでもしっかりボールは飛んでいきます。
また、手首に力が入るとボールが飛びすぎる原因になります。力を抜いて、リラックスした状態で打球することも大切です。

ラケットの角度は、ボールの回転量によって調整する必要があります。角度調整がしやすくなるので、前傾姿勢を取って目線をボールに近づけることも意識しましょう。

 

■サーブやレシーブの打ち方のコツ

卓球の試合では、サーブやレシーブの技術が試合展開を大きく左右します。特に、サーブはボールの回転を意識せずに打つことができる唯一の機会です。打ち方のコツを覚えておきましょう。

サーブの際は、相手に強打を打たれないように、低めに短いサーブを打つのがポイントです。トスを上げた後、台の近くまで落ちてきてから打つようにすると、低いサーブを打ちやすくなります。低くバウンドさせるために、打球の瞬間にひざを曲げることも心がけましょう。

レシーブの際は、相手のサーブの長さやボールにかかった回転を予測して、最短距離で打点に移動する必要があります。重心を適度に落として、前後左右にすぐ動ける構えを取ることが大切です。
ボールにかかった回転がわからない場合は、相手のラケットの角度と位置を見てください。たとえば、下回転をかけた場合はラケットの角度が卓球台と平行に、位置が低めになるはずです。

上達するうえで重要なのは、サーブとレシーブをセットで考えることです。サーブを打つ時点で「どのようなレシーブが返ってきて、それに対してどう返せば良いのか」を考えるようにすれば、攻撃を組み立てやすくなります。

 

■打ち方を使い分けてより卓球を楽しもう

卓球は、さまざまな打ち方を駆使して、相手の攻撃を防いだり、相手を翻弄して得点を決めたりする球技です。今回ご紹介した技術はいずれも試合でよく使うものなので、積極的に練習するようにしましょう。

ただし、卓球の試合では、相手も自分が打ちにくい場所に返球してくるはずです。素早く移動したり、すぐに体勢を整えたりできるように、基本の構え方も身につける必要があります。
より楽しく卓球をプレーするために、基本の構え方と打ち方を覚えておきましょう。

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