テニスの試合ではリストバンドがあると便利! 選ぶ際のコツを解説
テニスやバスケットボール、野球など、さまざまなスポーツのシーンで使われているリストバンド。プロテニスプレーヤーにも、リストバンドを着用して試合に臨む選手が多く見られます。しかし、リストバンドを着用するメリットや理由がよくわからないという方は多いかもしれません。実は、リストバンドはおしゃれ以外の目的でも使用することが可能なアイテムなのです。
ここでは、テニスをプレーする際にリストバンドを着用するメリットや、選び方のポイント、着用時の注意点などをご紹介します。
【目次】
■リストバンドを着用するメリット
スポーツシーンでリストバンドを着用するメリットは、おしゃれなファッションアイテムとして使えることだけではありません。リストバンドをプレー中に着用するメリットとしては、以下の点が挙げられます。
・手が滑るのを防ぐ
テニスはコート中を上下左右に激しく動き続けるため、汗をたくさんかくスポーツです。腕にかいた汗がラケットを握る手のひらに伝わり、プレー中にグリップが滑ってしまう可能性があります。チャンスボールを打ち損じたり、グリップを頻繁に握り直す必要があったりと、試合に集中するのが難しくなるかもしれません。
しかし、リストバンドを両腕の手首に着用しておけば、腕から手のひらに汗が伝わるのを防ぎ、ラケットを握り直す頻度を減らせます。
プレー中にリストバンドを着用すると違和感があるという方でも、利き手側にリストバンドを着用しておけば、集中を切らさずにプレーをしやすくなるはずです。
・汗をぬぐえる
テニスの試合中は、いつでもタオルを使って汗をぬぐえるわけではありません。基本的にはポイント後の次のサーブまでの合間か、コートチェンジやセット終了時にある短い休憩時間程度です。ラリーが長く続いたり、相手がサーブをすぐに打ってきたりする場合は、タオルを取りに行く余裕はないでしょう。
吸水性に優れたリストバンドを着用しておけば、タオルを取りに行く余裕がないシーンでもすぐに汗をぬぐうことができます。また、冬の寒い時期は防寒アイテムとして活用することも可能です。季節に関係なく活用できるのも、リストバンドのメリットといえるでしょう。
・手首を保護できる
テニスのプレー中に、相手が打ったボールが自分の体に当たる可能性があります。リストバンドを着用しておけば、ボールが直接手首に当たった際の衝撃を和らげられるでしょう。
万が一の怪我や事故を防ぎたい方も、リストバンドを着用しておくことをおすすめします。
■リストバンドの選び方
リストバンドは、各スポーツメーカーがさまざまな商品を販売しています。デザイン面以外の違いがわかりにくく、どれを選べば良いのか悩んでしまうかもしれません。
リストバンドを選ぶ際に確認しておきたいポイントをご紹介します。
・生地の素材
リストバンドを選ぶ際は、使われている生地の素材を確認しておきましょう。一般的なリストバンドは、綿(コットン)を使ったパイル生地のものが多いです。
パイル生地はタオルなどにも使われている素材で、肌触りや吸水性、吸収した水分の発散性に優れています。汗をぬぐう用途がメインの方は、パイル素材のリストバンドを選ぶのがおすすめです。
厚みがあるタイプだとより高い吸水性が期待できます。
パイル生地以外にも、ポリエステルやポリウレタン、アクリル、ナイロンといった素材を使用したリストバンドも販売されていて、それぞれ特徴が異なります。
夏場の暑い時期に使用する場合は吸水性や通気性に優れた素材にする、寒い時期は防寒や防風として活用できるものを選ぶなど、用途を考えて選ぶのも良いでしょう。
・バンドの長さ
リストバンドの長さも確認しておきましょう。リストバンドの長さは、大きくミディアムサイズとロングサイズに分けることができます。
【ミディアムサイズ】
リストバンドと聞いて多くの方が思い浮かべるタイプです。長さは8cmほどのものが一般的で、手首に着けるのに適しています。適度な長さがあるため汗を拭き取りやすく、半袖にも合わせやすいのが魅力です。
デザインによっては、テニスの試合以外のシーンでも、ファッションアイテムとして活用できます。
【ロングサイズ】
ミディアムサイズよりも長さがあるタイプです。生地の面積が広い分たくさんの汗を吸収できるため、汗をかきやすい季節の使用に向いています。
ただし、厚手の商品だと熱がこもったり、長袖に合わせにくかったり、小さな子どもの場合は大きすぎたりすることも考えられます。
使用するシーンや服装などに応じて、ミディアムサイズとロングサイズを使い分けるのもおすすめです。
・メーカーで選ぶのもおすすめ
リストバンドを作っているスポーツメーカーから選ぶのも手です。好きな選手が使用しているメーカーと合わせたり、自分が好きなメーカーのリストバンドを用意したりすれば、テニスに対するモチベーションを高められるでしょう。自分が着用しているテニスウェアとメーカーを合わせて、統一感を出すのもおしゃれです。
手首に巻いて使うだけのシンプルなアイテムですが、リストバンドはカラーやデザインが豊富に取り揃えられています。テニスウェアやシューズなど、運動中のファッションに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
■試合中にリストバンドを着ける際の注意点
テニスにおいては、試合中のリストバンドの着用は原則として認められています。ただし、リストバンドにメーカーロゴなどが入っている場合は注意が必要です。テニスは、大会出場時の服装や使用する用具に対して、ロゴの大きさや数といった規程を設けています。
JTA(日本テニス協会)の規程では、リストバンドの製造者またはブランドロゴは、男子が26㎠以内のものを1つ、女子が19.5㎠以内のものを1つとなっています。ロゴにテープなどを貼って隠すことは禁止されているため注意が必要です。
また、服装規程は大会によって異なる可能性があります。規程以上の大きさのロゴでも問題ない場合や、そもそもリストバンドを着用不可としている場合もあるでしょう。
着用の可否やロゴの大きさの規程など、不安な場合は事前に大会運営側に確認しておくことをおすすめします。
■リストバンドを活用して快適にプレーしよう
テニスをプレーする際にリストバンドを着用しておけば、汗が手のひらに滴ってグリップが滑ってしまうのを防いだり、隙間時間に汗をぬぐったりできます。グリップを握り直したりタオルを取りに走ったりする必要がなくなり、快適にプレーを楽しめるでしょう。
もちろん、テニスウェアと併せてファッションアイテムとして活用することも可能です。
ただし、参加する大会の規程によってはロゴマークの大きさに制限があったり、そもそも着用を禁止していたりすることも考えられます。基本的には問題ありませんが、不安な場合は事前に確認しておくのがおすすめです。
今までリストバンドを使っていなかったという方は、ぜひこの機会に用意してみてはいかがでしょうか。
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