other2024.10.04

【テニス】ラリーを長く続ける方法を解説！ラリーを続けてテニスをより楽しもう

テニスの「ラリー」は、サーブと並んでテニス初心者の方がぶつかりやすい難関のひとつです。初心者以外にも、なかなかラリーを続けられないと悩んでいる方はいらっしゃるでしょう。
しかし、コツや知識を身につけて練習を繰り返せば、誰でもラリーを長く続けられるようになります。
ここでは、テニスにおけるラリーの概要や種類、長くラリーを続けるコツなどをご紹介します。テニス初心者の方はもちろん、ラリーをもっと上手に行いたいと悩んでいる経験者の方も、ぜひ参考にしてみてください。

【目次】

■テニスのラリーとは

テニスのラリーとは

テニスにおけるラリーとは、プレーヤー同士がボールを連続して打ち合い続けることです。ボールの質や種類などに関係なく、打ち合い全般をラリーと呼びます。選手同士の距離やボールを打つコースによって、以下のような種類に分けることが可能です。

【ショートラリー】
お互いがサービスライン（ネット寄りにある、ネットと平行のライン）付近に立ち、短い距離で行うラリーです。ミニラリーやミニストロークとも呼ばれ、ウォーミングアップの定番メニューのひとつです。
ショートラリーに対して、コートの後ろにあるベースラインにそれぞれが立って行うラリーを「ロングラリー」と呼びます。プロテニスプレーヤー同士が試合前に行っているので、見たことがある方も多いのではないでしょうか。

【クロスラリー】
コートを斜めに使って、ボールの軌道が交差（クロス）するように行うラリーが「クロスラリー」です。平行に打ち合うラリーは「ストレートラリー」と呼ばれます。

他にも、お互いがボレーでラリーを行う「ボレーボレー」などの種類があります。

■テニス初心者がラリーを続けるコツ

テニス初心者がラリーを続けるコツ

テニス初心者はもちろん、経験者の方でも「ボールを打てるようになってもラリーが続かない」という場合があります。安定してラリーを続けるためには、いくつかコツを押さえておくことが重要です。
ラリーを続けるために意識したいコツを、いくつかご紹介します。

・正しい姿勢で構える

テニスでラリーを続けるには、正しい姿勢で構えることが重要です。例えば、ラケットを持って棒立ちのままボールを待っていても、相手が打ったボールに対する反応は遅れてしまいます。ボールを打ち返せてもコントロールできず、ラリーを続けるのが難しくなるはずです。

テニス初心者の方は、まずはテニスの構え方やグリップの握り方など、基本的な姿勢を練習することから始めましょう。
利き手でラケットを持ったら、みぞおちの前あたりに構えます。足は肩幅くらいに開いて、軽く前傾姿勢を意識すると、ボールに反応しやすいです。

ラケットの持ち方は、利き手でグリップを握る「フォアハンド」が基本です。力強く握るのではなく人差し指と中指の間に隙間を作り、手のひらの方向をラケット面と水平にすると、ボールを打つイメージが掴みやすいでしょう。
ただし、片手でラケットを握っているだけでは、利き手と反対側の「バックハンド」に対応できません。もう片方の手でラケットを支え、どこにボールが来てもすぐに反応できるようにすることも重要です。

・素早く準備する

ラリーの際に、ボールが自分めがけて飛んでくることはほぼありません。ラリーを続けるには、ボールが落ちる場所まで自らが素早く移動し、スイングの姿勢を整える必要があります。すぐにボールが来る位置まで移動できるように、フットワークを鍛えることも大切です。

基本の姿勢を取ったら、かかとを少し浮かせるようなイメージで、両足を細かく動かし続けましょう。軽く足を動かしながら相手のスイングを見ることを心がければ、ボールに素早く反応しやすくなります。

・山なりのボールで返す

低い弾道でネットギリギリを通すラリーは、双方の選手に高いテクニックが求められます。テニス初心者の方が行うと、ボールがネットに引っかかってしまうはずです。ネットを越えたとしても、バウンドが低いボールになるため、打ち返しにくくなってしまいます。

また、低く強いボールを打とうという意識が強すぎると、打球の速度が上がる点にも注意が必要です。スピードの乗ったボールは軽いスイングでも勢いがついてしまうため、ラリーのペースがどんどん上がり、打ち返すのが難しくなります。

テニス初心者の方がラリーを行う際は、ボールを打ち上げてネットよりも2～3倍くらい高い場所を通すようにしましょう。ネットミスを防ぎ、滞空時間を延ばすことでラリーのペースを落ち着かせることもできます。

・ボールが来る位置を予測する

ラリーのスピードを遅くしたり、素早く反応できるように構えたりしていても、コート際ギリギリなどにボールが返ってきたら打ち返すのは難しくなります。ボールが来る位置を予測しておくことも、ラリーを続けるうえでは重要な要素です。
ボールの返球地点は、ボールの回転や相手のラケットの向き、体の使い方などから予測できます。

ただし、経験が不足しているテニス初心者の方が、ボールの位置を正確に予測するのは困難です。日頃の練習から、ボールがどれくらいの高さでバウンドするのか、どこに着地するのかなどをよく見て覚えておきましょう。
バウンドごとの軌道の違いや、相手のスイングによる打球の違いといった経験を蓄積すれば、ボールが来る位置を予測できるようになります。

・打点を固める

ボールを打つ「打点」の位置を固めるのもポイントです。スイングの度に打点がバラバラだと、ボールコントロールが安定せず、ラリーが続きにくくなります。
フットワークや予測を使って素早く移動し、自分が打ちやすいと感じる打点でボールを打つことを心がけましょう。

打ちやすいと感じる範囲は個人差もありますが、膝からお腹あたりの高さだとスイングしやすいでしょう。また、バウンド後に頂点から落ちてきているボールを打ち上げる方が、スイングに力を入れやすくミスも減らせます。
毎回同じ打点で打つのは難しいかもしれませんが、ラリーの際は打点を固めることを意識してみてください。

■ラリーを続けるための練習方法

ラリーを長く続けるためには、練習を繰り返すことが重要です。基本的な姿勢やスイングの仕方、フットワークの練習などを行ったら、まずはネットなしでラリーを続けてみることをおすすめします。

どれくらいの力でスイングすれば良いのか、どこに打てば相手が打ちやすくラリーが続くのかなどを学ぶことができます。ネットに引っかかることがないため、初心者でも続けやすい点も魅力です。
慣れてきたら、ネットを挟んだショートラリーや、距離を伸ばしたロングラリーを取り入れるのも良いでしょう。

どの距離でもある程度ラリーを続けられるようになったら、ボールに回転をかけてみたり、コースを狙ったりしてみるのもおすすめです。この時、できるだけラリーを続けることを意識して練習を行うと、フットワークやスタミナを鍛えられます。

■コツを押さえてラリーを長く続けよう

ラリーは、テニスの上達を目指すうえで重要な練習のひとつです。テニス初心者の方は特に苦手意識を持たれているかもしれませんが、コツを踏まえて練習を繰り返せば、長時間ラリーを続けられるようになります。
ラリーが続かないと悩んでいる方は、今回ご紹介した内容を参考にしてみてはいかがでしょうか。

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