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football2025.01.10

サッカーの試合時間はどれくらい? プレー・観戦に役立つ基本ルール

サッカーを見たり、プレーしたりする時に、試合時間がどれくらいか気になる方は多いのではないでしょうか。サッカーの試合時間は、プロや高校、中学など、年代によって異なります。
年代ごとの試合時間の違いを知れば、プレー中はもちろん、観戦する際にも役立つでしょう。
ここでは、年代ごとのサッカーの試合時間やアディショナルタイムの意味など、サッカーの時間に関する基本的なルールをご紹介します。

 

【目次】

■サッカーの試合時間はどれくらい?

・プロサッカー

・U-18

・U-15

・U-12

■試合時間が短縮されることも

■サッカーのアディショナルタイム・ロスタイムとは?

■勝敗が決まらなかった場合のルール

・延長戦

・PK戦

■ルールを覚えてサッカーをより楽しもう

 

■サッカーの試合時間はどれくらい?

サッカーの試合時間はどれくらい?

 

サッカーの公式試合における試合時間は、選手の年代によってルールが定められています。年代ごとの試合時間の規定は、以下のとおりです。

 

・プロサッカー

日本のプロサッカーリーグ(Jリーグ)や海外サッカー、ワールドカップ、オリンピックなど、プロ選手の公式試合は、前半45分×後半45分の計90分で行われます。
前半と後半の間には、15分のハーフタイム(インターバル)が設けられており、その間に休憩や後半に向けた作戦会議を行います。

大学生世代の公式試合も、基本的にはプロと同じ前後半45分の計90分です。
アディショナルタイムや延長戦の有無などに左右されますが、総試合時間は前後半とハーフタイムを合わせて2時間程度となることが一般的です。

 

・U-18

U-18(高校サッカー)の試合は、前半40分×後半40分の計80分が基本です。ハーフタイムは10分与えられます。

ただし、季節や大会によっては試合時間が80分ではない場合もあります。例えば、年末年始にかけて行われる「全国高校サッカー選手権大会(冬の高校サッカー)」の試合時間は、準決勝と決勝のみ、前後半45分の計90分です。
また、夏場の暑い時期に行われる「全国高等学校総合体育大会(インターハイ、高校総体)」の試合時間は、前後半35分の計70分となります。

 

・U-15

U-15(中学生)の試合は、前半30分×後半30分の合計60分と、高校生世代よりもさらに短くなります。ハーフタイムは、高校生世代と同じ10分です。

前後半40分の計80分を採用する全国大会があるなど、大会によって若干試合時間は変化することもあります。

 

・U-12

小学生が対象のU-12(少年サッカー)では、前半20分×後半20分の計40分で公式試合が行われます。ハーフタイムは高校生世代や中学生世代と同じ10分です。

また、小学生世代のサッカーは、年代によって試合時間が変わります。低学年(10歳未満)の試合は、15分ハーフの計30分で行われることが一般的です。

 

■試合時間が短縮されることも

一般的な試合時間はここまでご紹介したとおりですが、天候などの要因で試合時間が短くなるケースもあるため、覚えておきましょう。
サッカーの競技規則は、試合時間を「原則として前後半は同じ時間であること」と定めていますが「前後半が同じであれば試合時間を短くできる」ことも認めています。

例えば、90分試合を行うと日没を迎えてしまうが、会場に照明がないので安全を確保できない、酷暑で長時間のプレーが危険などと判断された場合は、両チームと審判が協議したうえで、試合時間を変更することもあります。

 

■サッカーのアディショナルタイム・ロスタイムとは?

サッカーは、ファウルや選手交代、選手の負傷といった事象でプレーが止まったとしても、時計は動き続けます。そのため、実際の試合においては、プレーをせずに空費した試合が生じることになります。

試合が中断した時間分、試合を延長するのがアディショナルタイムというルールです。
具体的には、選手交代やゴールパフォーマンスによる過度な遅延、負傷による治療・退出、飲水タイムなどが、アディショナルタイムとして加えられます。

追加される時間は主審が検討し、公式試合では第4の審判によって表示されます。この時、第4審判が表示するアディショナルタイムは「最低限追加される時間」で、主審の判断によって増やすことが認められている点に注意が必要です。
例えば、アディショナルタイム中に選手の治療などでプレーが止まった場合、最初に表示された時間より長く試合が続く可能性もあります。

従来は「ロスタイム」という和製英語で呼ばれていたので、ロスタイムでなじみのある方も多いかもしれませんが、他国と表記を合わせる、ポジティブな言葉に言い換えるといった理由から、近年はアディショナルタイムと呼ばれることが多いです。

 

■勝敗が決まらなかった場合のルール

勝敗が決まらなかった場合のルール

 

大会によっては、前後半とアディショナルタイムが終わっても同点の時に、延長戦やPK戦を行うことがあります。試合が前後半で決まらなかった時のルールも、覚えておくと便利です。

 

・延長戦

トーナメント戦など、必ず勝敗を決めなければいけない試合では、前後半で勝敗がつかなかった時に延長戦が行われます。延長戦の試合時間も年代によって異なるので、覚えておきましょう。
具体的な延長戦の時間は、プロサッカーが前後半15分、高校生が前後半10分、中学生と小学生が前後半5分です。

また、近年は得点に関係なく必ず30分の延長戦を行う「フルタイム方式」が主流ですが、「ゴールデンゴール(Vゴール)」や「シルバーゴール」といった方式が取られていた時期もあります。
それぞれのルールも、覚えておきましょう。

【ゴールデンゴール(Vゴール)】
延長戦に突入した後、どちらかのチームが得点した時点で試合終了となる方式です。Vゴール方式やサドンデス方式と呼ばれることもあります。
一時期、国内のリーグ戦や国際大会でも採用されていましたが、現在は廃止されています。

【シルバーゴール】
どちらかのチームが延長戦の前半終了時点で勝ち越していた場合、延長戦後半を行わずに試合終了となるのがシルバーゴール方式です。
ゴールデンゴール方式とは異なり、得点が入っても延長戦前半の間は必ず試合が続きます。

 

・PK戦

トーナメント方式の大会において、延長戦が終わっても勝敗が決まらない時は、PK戦が行われます。各チーム5人の選手が交互にペナルティーキックを行い、得点の多いチームが勝利です。
5回ずつシュートを打ち終わっても同点の場合は、6人目以降も得点差がつくまでPK戦を続けます。

大会によっては延長戦を行わず、前後半が終わったらすぐにPK戦を始めることもあります。

 

■ルールを覚えてサッカーをより楽しもう

サッカーは、各年代によって試合時間が明確に決まっています。アディショナルタイムや環境の影響で若干試合時間が延びたり、短くなったりするケースはありますが、大きく変わることはありません。
野球やテニスといったスポーツに比べると、観戦などの予定を立てやすいのは、サッカーの大きな魅力といえます。

また、試合時間に関するルールは、観戦はもちろん、プレーする際にも役立ちます。ご紹介した試合時間に関するルールを参考に、サッカー観戦やプレーをより楽しみましょう。

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