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other2025.04.16

【テニス】スプリットステップをマスターしよう! 動き方やコツを伝授

テニスは、相手のボールに対応して前後左右に素早く動かなければいけないスポーツです。動き出しを素早くするためには、フットワークが欠かせません。フットワークにはさまざまな要素が含まれていますが、中でも重要になるのが「スプリットステップ」と呼ばれる動きです。
しかし、スプリットステップの効果や、具体的なやり方がわからないというテニス初心者の方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、テニス上達を目指すうえで欠かせない、スプリットステップの効果や体の動かし方、コツなどをご紹介します。

 

【目次】

■スプリットステップとは

■スプリットステップの効果

・相手を観察できる

・動きがスムーズになる

■スプリットステップのやり方とコツ

・動き方のポイント

・タイミングの取り方

・スプリットステップ後の動き出しのコツ

■スプリットステップでボールにしっかり反応しよう

 

■スプリットステップとは

スプリットステップは、テニスのフットワークで重要な要素のひとつです。具体的な動き方としては、両足を開いて腰を落とした状態で、軽くジャンプを行います。
テニスは、コート内を動き続けて相手のボールに対応するスポーツです。スプリットステップは相手のボールに合わせて前後左右に動き出す起点となるので、スプリットステップの有無がボールに対する反応を大きく左右します。

長年テニスをプレーしている方や、プロのテニスプレーヤーの動きを見てみると、必ずスプリットステップを踏んでいるはずです。一方、ボールに追いつけない初心者の方を見てみると、足が止まっていることが多いでしょう。

また、テニス以外に、野球やバレーボール、バドミントン、バスケットボールといった素早い動き出しが求められるスポーツでも、スプリットステップが使われることもあるようです。

 

■スプリットステップの効果

スプリットステップの効果

 

スプリットステップを行うメリットは、大きく2つ考えられます。スプリットステップの効果は、以下のとおりです。

 

・相手を観察できる

スプリットステップの1つ目の効果は、相手を観察できることです。スプリットステップは、相手のスイングに合わせて足を動かす必要があります。言い換えると、相手の動きをしっかりと見ていないと、スプリットステップを踏むことはできません。
相手の動きに集中することにつながるため、ボールの方向や威力を予測しやすくなります。

スプリットステップが難しいと感じている方は「相手をしっかりと見て、すぐ動き出せるようにしよう」という意識を持つことで、自然とスプリットステップを踏みやすくなるでしょう。

 

・動きがスムーズになる

スプリットステップの2つ目の効果は、動き出しがスムーズになることです。ボールにできるだけ早く追いつくには、動き出しそのものを素早くしなければいけません。
スプリットステップでつま先に重心を作ると、次の動きの予備動作につながり、ボールに素早く反応しやすくなります。
ボールの方向や威力も予測できており、動き出しもスムーズに行えれば、広い範囲のボールに対応しやすくなるでしょう。

また、テニスの動作は「構える、ステップを踏む、打球点に移動して止まる、スイングしてボールを打ち返す、構える」と分解できます。
スイングまでの一連の流れをスムーズにできる点も、スプリットステップを踏むメリットのひとつです。

 

■スプリットステップのやり方とコツ

スプリットステップのやり方とコツ

 

スプリットステップは、テニス上達を目指すうえで必ず習得したい技術のひとつです。
とはいえ、慣れていないと足が止まってしまったり、上手にできなかったり、体力が持たなかったりすることもあるでしょう。
スプリットステップのやり方やコツをご紹介するので、初心者の方はぜひ参考にしてみてください。

 

・動き方のポイント

スプリットステップを上手に踏むためには、踏み方の流れや動き方のコツを押さえておく必要があります。スプリットステップを踏む手順は、以下のとおりです。

【スプリットステップの踏み方】
1.足を少し動かしながら構える
2.足を肩幅くらいに開いて、腰を落とす
3.相手のラケットがボールに当たった瞬間、地面に着地する

スプリットステップの際は、しっかりと止まる必要はありません。足裏全体がコートにつくように構えてしまうと、素早く動き出せなくなります。
つま先側に重心を置いて、少し前傾姿勢を取ることを心がけましょう。ひざだけでなく、足首や股関節も曲げる意識を持つと、前傾姿勢を取りやすくなります。

目安としては、軽い力で押されただけでも、すぐ前に動き出せるくらいの姿勢を取るようにすると、動き出しを素早くできます。

 

・タイミングの取り方

スプリットステップを行うタイミングがわからない初心者の方も多いのではないでしょうか。
ポジショニングやボールのスピードなどにも左右されますが、基本的には相手がテイクバックをしたタイミングでスプリットステップを行うようにしましょう。
相手のラケット面がボールに当たる直前にステップを踏んで、インパクトの瞬間に着地しているイメージです。

この時、「ステップを踏まないと」「ジャンプしないと」と考えすぎるのは避けてください。スプリットステップを意識して大きくジャンプしてしまうと、タイミングがズレやすくなります。

どうしても高くジャンプをしてしまう、タイミングがズレてしまうという場合は、相手のインパクトのタイミングで軽く飛ぶのではなく、足を開いて重心を落とすことを意識しましょう。
重心を落とすだけでも動き出しはスムーズになるので、スプリットステップの目的は得られます。

 

・スプリットステップ後の動き出しのコツ

スプリットステップは、あくまでも動き出しをスムーズにするためのものです。ボールに素早く追いつくには、ステップを踏んだ後の動き出しのコツも押さえておく必要があります。

ステップ後の動き出しのコツは、動きたい方向に1歩目の足を出すことです。右方向に動きたい場合は右足を、左方向に動きたい場合は左足を出すと、重心が移動してスタートを切りやすくなります。

ただし、片方の足を出すだけではバランスを崩してしまいます。1歩目とは反対の足で蹴る動作をプラスするのもポイントです。
例えば、右足を出した場合は左足で、左足を出した場合は右足でコートを蹴ることを意識しましょう。反対側の足でコートを蹴る動作を加えることで、体をしっかりと動かせます。
蹴る動作を行えるように、少し内股になる意識を持つことも重要です。

 

■スプリットステップでボールにしっかり反応しよう

テニスの試合では、前後左右に飛んでくるボールに追いついて、相手に打ち返さなければいけません。安定したスイングでボールを打つためには、素早く移動できるフットワークが重要になります。そのフットワークにおいて、スプリットステップは欠かせない要素のひとつです。

スプリットステップは「ジャンプすること」といわれることも多いですが、厳密には相手を観察して、動き出しを素早くすることが目的の動作です。
上手にスプリットステップを踏むことができない場合は、ジャンプしようと考えるのではなく、重心を落とす意識を持つことをおすすめします。

最初は上手にできないかもしれませんが、マスターすればボールへの反応が早くなります。練習を繰り返して、無意識でもステップを踏めるようになりましょう。


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