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outdoor2024.08.07

夏キャンプこそ焚き火に挑戦! 暑さの中で快適に楽しむコツは?

焚き火はキャンプの醍醐味のひとつです。自然豊かなキャンプ場で、炎の揺らぐ様子を眺めたり、パチパチと爆ぜる音に耳を澄ませたりすれば、非日常感を味わいながらリラックスできます。
しかし、夏のキャンプは気温が高いので、焚き火をするかどうかで悩むこともあるでしょう。
ここでは、夏キャンプならではの焚き火のメリットや、快適に楽しむためのコツをご紹介します。夏キャンプの際に焚き火を行うかどうかで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

【目次】

■夏キャンプならではの焚き火の魅力

・虫対策になる

・焚き火に集中しやすい

・焚き火料理が冷めにくい

■夏キャンプで快適に焚き火を楽しむコツ

・標高が高いキャンプ場を選ぶ

・夕方以降に焚き火を行う

・風対策を行う

・小さめの焚き火台を用意する

■焚き火用のギアの用意も必須!

■対策して夏キャンプも焚き火を楽しもう!

 

■夏キャンプならではの焚き火の魅力

夏キャンプならではの焚き火の魅力

 

日本の夏は、高温多湿で暑さが厳しい季節です。火を起こすと周囲の温度が上がってしまうため、夏キャンプでは焚き火を控えているという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、夏は焚き火を楽しみやすい季節でもあります。
夏キャンプでの焚き火には、どのような魅力やメリットがあるのでしょうか。

 

・虫対策になる

夏のアウトドアシーンで、気温とともに問題になりやすいのが虫です。虫が苦手だからという理由で、夏キャンプを控えている方も多いのではないでしょうか。

虫は煙を避けるため、焚き火を行うと虫よけ対策の効果が期待できます。毒性のある植物と間違えたり、採取が禁止されている場所で採ったりしないように注意する必要はありますが、虫が嫌う成分を含んでいるヨモギの葉を焚き火に加えるのも効果的です。

ただし、虫よけ効果を期待できるとはいえ、焚き火によって虫を完全に防げるわけではありません。肌の露出を控える、虫よけスプレーをしておく、蚊取り線香を置くといった、焚き火以外の虫よけ対策自体は必須です。

 

・焚き火に集中しやすい

焚き火を最も楽しめる時間帯は、周囲が暗くなった夜です。冬キャンプでは暖を取る用途で活躍するとはいえ、焚き火だけでは寒さを感じて楽しめない可能性があります。

一方で、夏の夜は適度に気温が下がるため、寒すぎず、暑すぎない状況で炎を眺めることが可能です。快適な環境で焚き火を楽しみやすい点も、夏キャンプで焚き火を行うメリットといえます。

 

・焚き火料理が冷めにくい

寒い時期は体が冷えるだけでなく、料理もすぐに冷めてしまいます。気温が高い夏場なら、調理した料理が冷めにくい点もメリットです。焚き火を使った直火料理を、ゆっくりと楽しむことができます。

 

■夏キャンプで快適に焚き火を楽しむコツ

夏キャンプで快適に焚き火を楽しむコツ

 

夏は気温が高い季節です。魅力やメリットが多くあるとはいえ、対策せずに焚き火を行うと、暑さでバテてしまう恐れがあります。夏キャンプで焚き火を快適に楽しみたい方は、以下の点に注意が必要です。

 

・標高が高いキャンプ場を選ぶ

夏キャンプで快適に焚き火を行いたい方は、標高の高いキャンプ場に行くのがおすすめです。一般的に、標高が100m上がると気温は0.6℃下がるといわれています。
海抜0m付近の都市部が30℃だとしても、キャンプ場の標高が500mなら27℃、1,000mなら24℃程度まで気温が下がるということです。

標高が高く、夏でも涼しさを感じながら過ごせるキャンプ場なら、焚き火の際に暑さにやられてしまう事態を防げます。

 

・夕方以降に焚き火を行う

日差しが強く気温も高い時間帯に焚き火を行うと、熱中症や脱水症状に陥る恐れがあります。日が落ちて、気温が下がってから焚き火を始めるのがおすすめです。
キャンプ場で許可されている場合に限りますが、気温が上がりきっていない早朝に焚き火を行うのも良いでしょう。

日が出ている時間帯に焚き火を行う時は、タープで日陰を作るのがポイントです。直射日光に当たらずに済むので、焚き火が快適になります。
火の粉が舞ってタープに穴があく恐れがあるため、タープを高く張る、難燃素材で穴があきにくいタープを使いといった工夫は欠かさずに行ってください。

⇒タープを探す

 

・風対策を行う

タープやテントをはじめ、キャンプギアに火が燃え移る恐れがあるため、安全対策も欠かせません。テントなどから十分離れた位置に焚き火を設置したとしても、風の影響で火の粉が舞い、キャンプギアに穴があいてしまう可能性があります。
風向きによっては、体に火の粉が降りかかったり、他のキャンパーに迷惑を掛けたりする恐れもあるでしょう。

焚き火リフレクター(ウインドスクリーン)を使うなど、風対策を行ったうえで焚き火を楽しむこともポイントです。天気予報を確認し、風が強い日は焚き火を控えてください。

 

・小さめの焚き火台を用意する

場所や時間によっては気温が下がるとはいえ、春や秋、冬に比べると、夏は暑い日が多いです。大きな焚き火台で炎を高く燃やすと、暑さに参ってしまうことも考えられます。
当日のキャンプ場の気温などを加味して、小さめの焚き火台を用意するのもおすすめです。火力を抑えやすいので、炎の熱を感じにくくなります。

また、直火料理を行うつもりがない、炎の揺らぐ様子を見て安らぐことができれば良いという時は、キャンドルやランタンなどで代用することも可能です。

⇒焚き火台を探す

 

■焚き火用のギアの用意も必須!

焚き火を安全・快適に楽しむには、前述の焚き火リフレクター以外にも、専用のキャンプギアが必要です。用意しておきたいアイテムの例をご紹介するので、焚き火を行う際の参考にしてみてください。

【焚き火台】
地面の上で直接火を起こす「直火」は、環境保護やマナーなどの観点から、多くのキャンプ場が禁止しています。焚き火を行う時は、必ず焚き火台を用意しましょう。

【火ばさみ】
薪をくべたり、動かしたりする際に使用します。長さがあるものだと、火から距離を取りやすいので便利です。

【耐火グローブ】
焚き火台や火ばさみなどを素手で触ると、やけどをする恐れがあります。熱が伝わりにくい耐火グローブも用意しておきましょう。薪を拾ったり、割ったりする際にも活躍します。

【着火剤】
着火剤があると、火起こしが簡単になります。火起こしに自信がない方は用意しておくと便利です。

【火吹き棒】
狙った場所に空気を送ることができるため、効率的に火力を上げられます。炎を大きくするのが苦手な方におすすめです。

それ以外にも、薪を割るためのナイフや鉈(なた)、焚き火の近くに座るためのローチェア、テーブル、柄の長いライターなどが必要になることもあります。
焚き火の楽しみ方を考えて、必要なアイテムを用意しましょう。

 

■対策して夏キャンプも焚き火を楽しもう!

夏キャンプの焚き火は、適度な気温の中で炎を眺められる、直火調理を楽しみやすいなど、寒い時期のキャンプにはないメリットがあります。
一方で、場合によっては暑さでバテてしまうリスクがあるのも事実です。標高が高いキャンプ場に行く、日が落ちてから始めるなど、焚き火を行う場所や時間帯の工夫は欠かせません。脱水症状を防ぐために、水分補給も欠かさず行ってください。

十分に対策を行えば、夏キャンプの焚き火は魅力の多いアクティビティです。ご紹介したコツやアイテムを踏まえて、夏キャンプでも焚き火を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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