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outdoor2025.04.22

キャンプ場での洗濯物はどうしてる? 帰宅後の手間を減らすおすすめの方法

屋外のキャンプ場などで過ごすひと時は、日常生活の喧騒から離れた非日常感を体験できるのが魅力です。一方で、日頃から家で使っている家電を使えないなど、不便に感じることも多くあります。
不便に思うポイントはいくつか考えられますが、アウトドアシーンでの洗濯物もそのひとつです。キャンプ中に出た洗濯物は、どのように対処すれば良いのでしょうか。
ここでは、キャンプ場で洗濯物を済ませる方法や、洗濯に備えて用意しておきたいアイテムなどをご紹介します。

 

【目次】

■キャンプ場で洗濯を済ませるメリットは?

■キャンプ・アウトドアシーンでの洗濯方法

・1.水洗い

・2.洗濯物を絞る

・3.洗濯物を干す

■洗濯用にあると便利なアウトドアギア

・洗濯用洗剤

・ドライバッグ(洗濯袋)

・バケツ・バスケット

・ロープ

■洗う時はキャンプ場のルールを守ることが第一

 

■キャンプ場で洗濯を済ませるメリットは?

キャンプ場で洗濯を済ませるメリットは?

 

キャンプ場に向かう時は、日数分の着替えを持って行くという方が多いのではないでしょうか。毎日清潔な服を着られるのがメリットですが、着替えの分だけ荷物が増えてしまいます。

1泊2日なら問題にはなりにくいものの、2泊以上の連泊キャンプや、荷物をできるだけ減らしたいツーリングといったシーンでは、着替えがかさばってしまうこともあるはずです。
キャンプ場で洗濯物を済ませることができれば、服は日中の行動着と寝間着、予備の服などの最低限で済みます。着替えの量が減るので、より身軽に行動できるでしょう。

また、現地で少しでも洗濯を済ませておけば、帰宅してからたくさんの服を洗濯する手間を省けるのもメリットです。
汚れた服をすぐに洗っておくことで、嫌な臭いが発生するのを防ぐ効果も期待できます。

 

■キャンプ・アウトドアシーンでの洗濯方法

キャンプ・アウトドアシーンでの洗濯方法

 

キャンプ場で洗濯を行う方法は、キャンプ場に備え付けの洗濯機を使用するか、手洗いするかの2択になります。洗濯機が使えない場合は、基本的には手洗いで洗濯を済ませなければいけません。
キャンプ場で洗濯物を済ませたい方は、事前に洗濯の流れやポイントを覚えておきましょう。
キャンプ場で洗濯物を手洗いする方法やポイントを、手順ごとにご紹介します。

 

・1.水洗い

キャンプ場での洗濯は、手洗いまたは水洗いで済ませるのが基本です。バケツやバスケットといった容器に水を張ってもみ洗いするか、袋に水と洗濯物を入れて振り洗いを行いましょう。

この時、一度にたくさんの洗濯物を入れてしまうと、汚れが落ちにくくなります。洗濯物は少しずつ入れて水に浸してから、もんだり、踏んだり、振ったりして汚れを落とすのがポイントです。落ちにくい汚れは、洗濯板などを活用するのも良いでしょう。
使用する水の温度は低めだと、色落ちや縮みといった衣類のトラブルを防ぎやすくなります。

洗剤を使用した後は、水が濁らなくなるまで、水を入れ替えながらすすぎ洗いをすることもポイントです。

 

・2.洗濯物を絞る

手洗いやすすぎ洗いが終わって汚れを落とせたら、洗濯物を絞って脱水します。生地が伸びやすい服や、傷みが気になる服などは、軽めに絞る程度にとどめると良いでしょう。
傷みにくいものに関しては、しっかり絞っても問題ありません。

手で絞るのに抵抗がある方などは、速乾性に優れたタオルで洗濯物の水分を吸い取るのもおすすめです。水分を吸い取ったタオルは、後ほど洗濯物と一緒に干しておけば乾かすことができます。

 

・3.洗濯物を干す

水分を絞ったら、洗濯物を洗濯ロープなどに吊り下げて干していきます。ロープは、木の幹やテントまたはタープのポールなどを使って張ると良いでしょう。
木にロープを張る際は、幹を傷めることのないように、ロープの下にタオルなどを巻いて養生してください。

ロープに直接洗濯物を干す時は、洗濯ばさみやクリップなどで挟んでおくと、落ちるのを防げます。ハンガーを使う時は、ロープを半分に畳んでねじるように張ると、隙間にハンガーを入れて固定できるため便利です。

天候が崩れて雨が降ってきたり、夜露でぬれたりする恐れがあるので、乾ききっていない場合も、夕方頃を目安にタープの下に取り込んでおくことをおすすめします。

 

■洗濯用にあると便利なアウトドアギア

キャンプ場で洗濯を行う時は、いくつかアイテムがあると便利です。キャンプ場で洗濯物を済ませたい方は、次のようなアイテムを用意しておきましょう。

 

・洗濯用洗剤

洗濯機が用意されているキャンプ場だとしても、洗剤は別途自分で用意しなければいけない場合があります。念のため、洗剤を持参しておくのがおすすめです。
そのまま持ち運ぶとかさばりやすいので、詰め替え用の小さなボトルなどに移し替えておきましょう。

また、キャンプ場の多くは、浄水施設のない自然の中に位置しています。家庭で使っている一般的な合成洗剤ではなく、植物由来の成分でできているなど、環境に配慮された洗剤を使うようにしてください。
キャンプ場によっては洗剤の使用自体を禁止していることもあるため、事前に洗剤が使用できるかどうかを確認しておくと安心です。

 

・ドライバッグ(洗濯袋)

ドライバッグや洗濯袋があれば、袋の中に洗濯物と水、可能な場合は洗剤を入れて振るだけで、簡単に汚れを落とせます。
たくさんの洗濯物を洗うのは大変かもしれませんが、少量の衣類を洗いたい時に便利です。

使わない時は丸めてコンパクトにできる袋なら、かさばらずに持ち運ぶことができます。

 

・バケツ・バスケット

たくさんの洗濯物をキャンプ場で洗いたい方は、バケツやバスケットのような容器も用意しておきましょう。ギアを入れて持ち運んだり、食器を洗う時に使ったりと、洗濯物以外の用途でも活用できるため、1つ用意しておくと役立ちます。

バケツやバスケットにはさまざまな商品がありますが、持ち手があってつかみやすいなど、持ち運びのしやすさに優れているタイプを選ぶと便利です。
また、バスケットやバケツと合わせて洗濯板も用意しておくと、頑固な汚れを落としやすくなります。

 

・ロープ

洗濯してぬれた衣類やタオルなどを干すためのロープも必需品です。木の間やポールなどに張ることが多いので、頑丈で切れにくいものを用意しましょう。
太すぎるロープは使いにくさを覚える可能性があるため、自分が使いやすいサイズのロープを選ぶことをおすすめします。

衣類の形を整えながら干せるハンガーや、風で飛ばされるのを防ぐためのクリップ・洗濯ばさみといった小物類も用意しておくと便利です。

 

■洗う時はキャンプ場のルールを守ることが第一

洗濯機が使えないキャンプ場だとしても、準備を済ませておけば汚れた衣類やタオルなどを洗濯することができます。
その場ですぐに汚れた荷物を洗えるので、帰宅してからの洗濯の手間を軽減できるのがメリットです。

キャンプ場は一般的な家庭とは環境が大きく異なります。自然に優しい成分でできた洗剤を使うなど、環境に負荷をかけないように心がけてください。
また、キャンプ場ごとに洗濯物に関するルールは異なる場合があります。詳細については、事前にキャンプ場のホームページなどで確認しておくと安心です。

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