ファミリーキャンプにはクッカーセットが便利! おいしいキャンプ飯を楽しもう
豊かな自然に囲まれた屋外で食べる食事は、キャンプの醍醐味のひとつです。キャンプ場でおいしい料理を作るためには、クッカーと呼ばれるキャンプギアを用意しておくと役立ちます。
クッカーにはさまざまな種類がありますが、家族でキャンプに行く時はどのようなクッカーがあれば良いのでしょうか。
ここでは、ファミリーキャンプ向けのクッカーの選び方をご紹介します。
【目次】
■ファミリーキャンプにはクッカーが必須!
クッカーとは、キャンプのようなアウトドアシーンでの使用を想定して作られた調理器具の総称です。コッヘルと呼ばれることもありますが、クッカーは英語、コッヘルはドイツ語で、いずれも同じものを指します。
屋外での使用を前提に作られているので、家庭で使用する調理器具に比べて、持ち運びのしやすさや耐久性などに優れているのがクッカーの魅力です。
日頃からソロキャンプを楽しんでいる方は、ファミリーキャンプでもソロキャンプで使用しているクッカーを使うことはできます。しかし、サイズが小さく人数分の料理を作るのに手間がかかる、荷物をコンパクトにまとめにくいなど、使い勝手の悪さを覚えることもあるでしょう。
ソロキャンプ用に小さなクッカーを所持している方も、ファミリーキャンプには別でクッカーを用意するのがおすすめです。
■ファミリーキャンプ用クッカーの選び方
クッカーは、商品ごとに特徴が大きく異なります。ファミリーキャンプシーンには、どのようなクッカーを用意すれば良いのでしょうか。
ファミリーキャンプに適したクッカーの選び方のポイントを、5つご紹介します。
・クッカーセットを用意するのがおすすめ
クッカーには、鍋やフライパン、フタなど、最低限必要なアイテムがセットになっている商品もあります。
ファミリーキャンプシーンには、そのようなクッカーセットを用意するのがおすすめです。セット品を購入すれば、アイテムを別々に用意する手間を省けます。
同時に複数のメニューを作りたい時は、鍋が2つ付属しているものを選ぶと、作り終えた料理を容器に移し替える手間を減らせて便利です。
ただし、クッカーセットと一口にいっても、商品ごとに付属しているアイテムは異なります。使いたい調理器具が含まれているかどうかを、事前に確認しておきましょう。
例えば、キャンプ場でカレーライスを作りたいのであれば、鍋と炊飯用のライスクッカーが付属しているクッカーセットを選べば、別途商品を買い足す必要がありません。
・人数に合うサイズを選ぼう
クッカーのサイズが小さいと、一度に人数分の料理を作るのが難しくなります。複数回に分けて料理を作ることになり、煩わしさを覚えることもあるでしょう。先に作った料理が冷えてしまい、おいしく食べられないことも考えられます。
ファミリーキャンプを始め、複数人でキャンプを楽しむ場合は、参加する人数に合ったサイズのクッカーを用意することが大切です。
参加する人数や作りたい料理の量にも左右されますが、4人以上のファミリーキャンプには、ある程度大きめのクッカーを用意することをおすすめします。2、3人であれば、コンパクトなクッカーでも問題ありません。
具体的なサイズは、鍋なら700ml×人数程度、フライパンなら幅26cm程度までが目安です。
ただし、サイズが大きなクッカーは、五徳(ゴトク)の小さいシングルバーナーには載せられない可能性があります。使用するバーナーやカセットコンロに問題なく載せることができるかどうかの確認も、忘れずに行ってください。
大きなクッカーを使いたい時は、五徳が大きく安定感のあるバーナーやコンロを用意しておくと安心です。
・クッカーの素材も確認を
クッカーがどのような素材で作られているかも、選び方のポイントです。クッカーの主な素材としては、アルミ・ステンレス・チタンの3種類が挙げられます。
素材ごとの特徴や違いを把握したうえで、用途に適したものを選びましょう。
【アルミ(アルミニウム)の特徴】
熱伝導率が高く、食材に熱を通しやすいのがアルミ製クッカーの特徴です。他の素材に比べて軽いため、荷物の重量を減らすことにもつながります。価格もリーズナブルで、キャンプ初心者の方にもおすすめです。
強い衝撃で凹んだり、焚き火で変形したりする恐れがあるので、取り扱いには注意しましょう。
【ステンレスの特徴】
保温性に優れており、料理が冷めにくいのが特徴です。耐久性が高く、汚れやサビに強いので、お手入れの手間も減らせます。
他の素材に比べると重たい傾向にあるので、荷物を軽くしたい場合にはあまり向きません。
【チタンの特徴】
クッカーの中でも特に軽量で、耐久性にも優れているのがチタンの魅力です。焚き火調理にも使用できます。
性能に優れている反面、価格が高い傾向にあるのがデメリットです。
・スタッキングできるものだと便利
ファミリーキャンプは、ソロキャンプよりも参加する人数が多い分、持ち運ぶ荷物の量も増える傾向にあります。収納時にかさばるタイプのクッカーだと、荷物のパッキングや持ち運びが難しくなるかもしれません。
荷物を少しでもコンパクトにまとめたい方は、スタッキングして複数個をまとめられる、取っ手を取り外してコンパクトにできるなど、できるだけかさばりにくいクッカーを用意すると良いでしょう。
中にバーナーやガス缶を収納できるタイプのクッカーも、パッキングを効率化できます。
説明欄などに収納時のサイズを明記している商品もあるため、不安な場合は購入前に確認しておくと安心です。
・作りたい料理から決めるのもおすすめ
キャンプ場で作る料理の幅を広げたい時は、鍋やフライパン以外のアイテムにも注目しておきましょう。
例えば、パスタのような湯切りが必要になる料理を作りたい時は、ザルを用意しておくと便利です。ホットサンドを食べたい時は、ホットサンドメーカーも欠かせません。
また、1つの料理を作る場合でも、量によっては複数の鍋やフライパンが必要になる可能性があります。作りたい料理の種類や量も踏まえて、適宜必要なクッカーを用意することが、キャンプ場でおいしい料理を作るコツです。
■クッカーを使ってキャンプ場でおいしい料理を作ろう
アウトドアシーンでの使用を想定して作られているクッカーがあれば、キャンプ場でもおいしい料理を作ることができます。キャンプ飯を楽しみたい方は、クッカーを用意するのがおすすめです。
ファミリーキャンプは人数が多く、他の荷物も多くなりやすいため、クッカーは持ち運びしやすいものを選ぶと良いでしょう。
別々に購入しても問題ありませんが、最低限必要なアイテムがそろっていて、コンパクトにスタッキングできる場合が多いクッカーセットを購入するのも便利です。
クッカーを用意してファミリーキャンプでもおいしい料理を楽しみましょう。
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