キャンプスタイルは種類が豊富! 自分に合う楽しみ方はどれ?

代表的なアウトドアアクティビティのひとつとして、人気を集めているキャンプ。一口にキャンプといってもさまざまなスタイルに分けられ、各キャンパーは思い思いの方法で楽しんでいます。
しかし、アウトドア初心者の中には「何がどのように違うかわからない」という方も多いかもしれません。
ここでは、代表的なキャンプスタイルの種類と、キャンプの楽しみ方の例をご紹介します。
【目次】
■代表的なキャンプスタイルの種類
キャンプは、参加する人数やキャンプ場への向かい方、使用するアイテムなどから、複数のスタイルに分けることができます。
代表的なキャンプスタイルとしては、次のようなものが挙げられます。
・ファミリーキャンプ・グループキャンプ
ファミリーキャンプは、名前のとおり家族でアウトドアを楽しむキャンプスタイルです。
家族全員で協力してテントを設営したり、料理を作ったりすることで、家族間の交流につながるでしょう。
家族ではなく、友人や知り合い同士のメンバーでキャンプに行くスタイルは、グループキャンプと呼ばれます。
キャンプ経験者がメンバーにいれば、テントの設営方法やキャンプ場での楽しみ方などを教えてもらえるのがメリットです。
また、複数人で用意するアイテムを分担すれば、持ち運ぶ荷物の量を減らすこともできます。
・ソロキャンプ
グループではなく、単独でキャンプを楽しむスタイルがソロキャンプです。グループキャンプとは異なり、自分で荷物を持ち運んだり、設営・撤収作業を行ったりしなければいけない反面、自分の自由な時間を増やすことができます。
自分好みの料理を作る、焚き火を眺めながらのんびりするなど、思い通りに過ごせるのがソロキャンプの魅力です。
キャンプ場でどのように過ごすかにも左右されますが、コンパクトなアイテムでも問題ないので、荷物をまとめやすい点もメリットといえます。
・デイキャンプ
デイキャンプは、キャンプ場で寝泊まりするのではなく、日帰りでアウトドアを楽しむキャンプスタイルです。
宿泊用のシュラフ(寝袋)やコットがなくても、テントやタープを用意すれば本格的にキャンプを楽しめます。日帰りなので、予定を立てやすい点もメリットです。
一方で、キャンプ場によってはデイキャンプでの使用を禁止しているケースもあります。予約する際に、確認を取っておきましょう。
・オートキャンプ
オートキャンプは、自動車を使用するキャンプスタイルの総称です。自動車でキャンプ場に行くことはもちろん、キャンピングカーで寝泊まりするスタイルや、車中泊をするスタイルを含むこともあります。
車種に左右されますが、たくさんの荷物を持ち運びしやすい点がオートキャンプのメリットです。自動車でキャンプサイトまで乗り入れできるキャンプ場なら、荷物を積み下ろす手間もかかりません。
自動車内も居住空間として活用するなど、幅広い方法でキャンプを楽しめます。
・ツーリングキャンプ
バイクや自転車でキャンプ場に行くスタイルがツーリングキャンプです。一般的には、バイクを使うスタイルを指して使われます。
オートキャンプに比べて積載できる荷物は少ない一方で、小回りが利きやすく、道中も楽しみやすいのが魅力です。
積載量が限られているので、テントをはじめとしたアウトドアギアは、軽くコンパクトなものを用意することをおすすめします。
・徒歩キャンプ
自動車やバイクなどを使わずに、徒歩でキャンプ場に向かうスタイルです。キャンプ場の最寄りまではバスや電車といった公共交通機関を利用して、そこからは歩いてキャンプ場に向かいます。
自動車を使わないで移動する徒歩キャンプなら、渋滞に巻き込まれることはありません。電車やバスの発着時間は時刻表で確認できるため、スケジュールを立てやすいスタイルといえます。
ただし、たくさんの荷物を持ち運ぶことはないため、用意するギアを厳選したうえで、荷物をコンパクトにまとめる必要があるなど、オートキャンプよりもパッキングの難度は高いです。
・ロースタイル・ハイスタイル
チェアやテーブルといったアイテムのレイアウトを指して、キャンプスタイルと呼ぶこともあります。レイアウトによる主なキャンプスタイルの種類は、ロースタイルとハイスタイルの2種類です。
【ロースタイル】
ローチェアやローテーブルなど、全体的に高さの低いアイテムをメインにレイアウトするスタイルです。チェアの座面が低いので、足を伸ばしてくつろぐことができます。
軽くコンパクトなギアが多いので、荷物を持ち運びしやすい点も魅力です。
ローチェアよりも座面が低い座椅子を使ってくつろぐ、お座敷スタイルのキャンプも人気を集めています。
【ハイスタイル】
ロースタイルとは逆に、背が高いチェアやテーブルを使用するのがハイスタイルです。高さがあるため、作業や立ち座りをしやすいというメリットがあります。
一方で、ロースタイルに比べるとギアのサイズが大きくなりやすい点に注意が必要です。基本的には、ファミリーキャンプやグループキャンプのような複数人でのキャンプに適しています。
いずれのスタイルも、アイテムの高さだけでなく、色や素材、メーカーなどもまとめると統一感を出すことが可能です。
■キャンプの楽しみ方も人それぞれ
キャンプの楽しみ方そのものも、キャンパーによって大きく異なります。自分がどのようにキャンプ場で過ごしたいか考えることも、アウトドアの醍醐味といえるでしょう。
キャンプの楽しみ方の例を2つご紹介します。
・グランピング
グランピングとは、グラマラス(魅力的な)とキャンピングを掛け合わせた造語で、設備が整った場所で行うキャンプスタイルを指します。
具体的な設備は場所によって異なりますが、基本的にはテントの設営や食事の用意などを行う必要がありません。
快適な環境で過ごしながら、手軽にアウトドアの雰囲気を楽しめるのがグランピングの魅力です。
・ワイルドキャンプ
持ち運ぶアイテムを最低限に抑えて、できるだけ自然のものを生かしてキャンプを楽しむのがワイルドキャンプです。
グランピングとは反対に、キャンプならではの不便さを楽しむ要素が強いスタイルといえるでしょう。
落ちている木の枝を使って必要なアイテムを作る「ブッシュクラフト」など、サバイバルの知識を身につけられるのがワイルドキャンプの魅力です。
■さまざまな楽しみ方ができるのがキャンプの魅力
キャンプと一口にいっても、キャンプ場への行き方や過ごし方はキャンパーによって大きく異なります。複数人でにぎやかに過ごしたい、1人で自由気ままにのんびりしたい、あえて不便な環境にチャレンジしたいなど、キャンプの楽しみ方に決まりはありません。
思い思いの方法で、キャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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