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running2025.06.12

アシックス GEL-KAYANO 32で怪我明けの初のフルマラソンに挑戦!スポーツMC岡田拓海のガチ走りシューズレビュー!千歳JAL国際マラソン出走レポート。

(レース前も多くのランナーをサポートするスポーツデポブースの前で)

こんにちは!スポーツMCの岡田拓海です。

今回は6月1日(日)に開催された「千歳JAL国際マラソン」に参加!

アシックスの「GEL-KAYANO 32」を履いて怪我明け初!6ヶ月ぶりのフルマラソンを走ってきましたので、シューズとレースのレポートをしていきます!

今回履くシューズがこちら!


「GEL-KAYANO 32」

ASICSを代表するランニングシューズの1つで、32代続く名作。

ランニング初心者や初フル完走を目指す方はもちろん、エリートランナーのジョグやロング走にもピッタリな一足。


(GEL-KAYANO 32。見た目にも分かるクッション性)


全国のスポーツデポ、アルペン店舗で6月12日(木)より先行発売開始です。

店舗情報は こちら


怪我明け、練習不足で不安がありますが、この「GEL-KAYANO 32」は心強い存在。過去のシリーズも履いてきてますが、フィット感、安定感、クッション性がとにかく良くロング走で使ってきました。

まさに復活のフルマラソンにもってこいの1足!

走り出す前に、簡単に自己紹介をさせてください。

普段は北海道マラソンやふくい桜マラソンなど全国のランニング大会でMCをしたり、Youtube「Runtrip」チャンネル、ポッドキャスト「ランラジ〜Running Radio」でランニング情報を届けております。

ランニング歴は、約15年。社会人になってからトレイルランニングを始めたことがきっかけで走りはじめ、そこからトレイルだけでなく、フルマラソン、トライアスロンにも挑戦してきました。

フルマラソンのベストは2024年11月の「つくばマラソン」で2時間52分02秒。

トレイルランニングでは2024年8月末にUTMB(ウルトラトレイル・デュ・モンブラン)というレースを完走(100mile:約171km)しました。

月間250〜300kmほど走ってます。


(171km走りきったフィニッシュ写真)


ところが、、、

今年の1月下旬、別大(別府大分毎日マラソン)前に左膝を痛めてしまいました。練習で負荷をかけすぎてしまったようです。ベスト更新を狙って練習をしていたので悔しかった!

しばらくランニングオフ!ゆっくり走っても痛む時期が続き、3ヶ月しっかり休足。ここまで怪我で走れないのは約8年ぶりでした。


(レース前はしっかりストレッチ)


ということで、今回のフルマラソンは昨年11月のつくばマラソン以来、約6ヶ月ぶり。

怪我をしてからの最長距離は5月上旬にジョグした16km。膝の調子は良くなってきてますが、ロング走をしてないので、正直不安です。

この距離を走れるのか!?痛みはでないのか!?


レース前はいつもより少し入念にストレッチとウォーミングアップ。シューレースも気持ちを込めて結びます。


(足入れした段階から優しいフィット感。かかとのホールド感とシュータンのフィット感が気持ちいい。)


この手の安定感があるシューズは「重い」「硬い」「分厚い」という印象を受けるものが多いですが、軽快な履き心地です。

シュータンが薄手ですが程よくクッションが配置されていてシューレースを結んでも足あたりが優しいのも好きなポイントでした。

いよいよ、9:30からフルマラソンの部スタート!


A~Dの4ブロックに分かれてスタートします。私は、9:50 Cブロックからスタート!
目標は4時間30分。歩かずに走り切ること!

最後までこの笑顔で走りきることができるのか!?


ここで今回走る「千歳JAL国際マラソン」について紹介。

今年で45回目。RUNNETの「全国ランニング大会100撰」にも選ばれている評価の高い大会です。空港からもほど近く、アクセスが良いのもポイント。

コースMAPがコチラ。

自然の中を走るコースで給水所はおよそ5kmに1回、全8箇所。

スタートから34kmまでは未舗装の林道で、森のトンネルの中を走っている気分が味わえます。


コース攻略で大事なのが高低図。

コースの高低差は約155m。前半はゆるやかな登り、ハーフを過ぎたあたりから下り基調に。


後半もしっかり走るために、前半飛ばしすぎず、後半に脚を残しておきたいところ。

北海道の美しい自然を感じる林道がコース。足元は土や砂、時には砂利の上を走っていきます。


(新緑が気持ちいいコース)


フルマラソンは3500名規模。終始周りにランナーがいるので活気を感じます。

みんなで同じ道をゴールに向かって一緒に走る!これがレースの醍醐味!

久しぶりのフルマラソンに興奮しますが、ペースはおさえて。

ミッドソールの「FF BLAST PLUS」、かかとに内蔵されている「PureGEL」のおかげで履き心地は優しく、ソフトな走り心地です。

走っていると、集団を引っ張るペースメーカーに遭遇!


今年から導入されましたペースメーカー。

赤のJALカラーと飛行機のバルーンを身に纏い走るのはなんとJALグループの社員さん!

「JAL Friendship Runner」というボランティアランナー活動だそう。

ワイワイと走っているとあっという間に第1給水所。


この日は23.5℃という予報で本州にくらべれば走りやすいものの、太陽の力で汗もしっかりかきます。

マラソンのカギはこまめな補給!すべての給水所で水分補給を心掛けていきます。

水、スポーツドリンク、さらにスポンジがあるのが嬉しい!


淡々と前半の登りを走ります。

ずっと、足元は砂、土、砂利道といった他には中々ないコース。

ロードと違って反発をもらいずらく、少し着地に神経を使いますが「GEL-KAYANO 32」のミッドソールの安定感とクッション性のおかげで砂利も気にせず、優しいライド感でここまでスムーズに走れました。

そして中間地点!


22km付近。この辺りから下り基調の後半戦!


シューズの心強いサポートを感じつつ、後半の走りを後押ししてくれたのが各給水所のスタッフの皆さん!


「後半も楽しんで!頑張ってくださーーい!」と元気いっぱいの応援!テンションが高くて、水や補給食よりも元気になる気がします。

ちなみに、後半の補給で美味しかったのがこちら。


ブラックサンダーと夕張メロンゼリー!走っている時って何であんなに美味しく感じるんでしょうか?

鼻を通り抜けるメロンの香りに癒されます。

さあ、後半はくだり基調。しっかり走りきるべくギアをいれていきます。

脚が疲労していく後半こそ感じやすいのがシューズの安定感。

ミッドソールの形状が特徴的なんですが、接地面積の広さ、内側のミッドソールが丸く横にひろがっています。

疲労して着地した時に足が内側に倒れ込むのを軽減してくれる上に、接地に安心感がある!

シューズの性能を把握していると何だか気持ちも楽になる気がします。

下り基調ですが30km付近には登り坂も。この辺りになると脚の疲労感もあって歩いたり走ったりしながら後半の林道を抜けて行く方が多数。


(後半のランナーを阻む登り)


でも、目標は4時間30分。歩かずに走り切ること!

周りにつられないで、登りも淡々とジョグします。給水も忘れずに。

ポンポンと優しく返ってくるミッドソールの柔らかさを感じながらリズムを意識。

走っていると、、、

見えた!ロードだーーー!


スタートから34km。ついに林道とお別れして、ロードにでました 


何だかこの時点でちょっとした達成感!「帰ってきたー!」なんて叫びたくなりますが、ここからロードを8km。

正直、久しぶりすぎるロング走で脚は重く「簡単には終わらないのがフルマラソン」というのを思い出しました。

ただ!ここからさらにシューズのサポート力、クッション性が本領発揮!

34kmぶりに踏み締めたロードの硬さで一層「GEL-KAYANO 32」の優しく厚いクッションを感じます。

FF BLAST PLUSの反発!スピード出しやすい!気持ちいい!

と、もう34kmも走ってるのに改めてシューズの履き心地をこの時点で見直しました。

さぁいくぞ!ここからが勝負どころ!

ロードにでても、新緑が美しいコース。景色もいいし、走りやすい!


35kmを越え、終盤は大通り沿いを走っていきます。遮るものがなくて青空全開!

ここは日陰がなくちょっとハード。


この後半35km以降でも脚が前にでる感覚はシューズの恩恵。終盤にかけて、

1km 5分30秒〜40秒程度のペースを意識してロードの区間でどんどん前を走る方に追いついていく。

後半も走りに安定感をもたらしてくれるのが「GEL-KAYANO」シリーズに30代目から導入された「4D GUIDANCE SYSTEM」。

マラソン後半にかけて疲労でどんどんフォームも変化してしまうけど、中足部の必要な安定性を発揮。内側への倒れ込みをサポートしてくれるんです。

ちなみに、アーチ部に配置された特徴的なフォームパーツはミッドソールに使われているものより硬度のやわらかなFF BLAST PLUSを使用していて、内側への倒れ込みを柔らかい反発で戻してくれる役割をもってます。

40km手前に横断地点。信号を待つ選手が見えてきた!


「あ、少し止まれるかも」と心の声が聞こえたのも束の間。運良く?信号が変わり、ほぼノンストップでここを通過。

そして、最後8箇所目の給水所!最後に癒しの炭酸飲料!


ついに現れた!待ちに待ったカウントダウンの看板!

これを見ると、「もうダメだ」と落ちていたペースが復活することありませんか?


ラストも変わらぬペースでリズムよく走れる!

でも!脚がしんどい!早くフィニッシュしたい!

フィニッシュに近づくにつれて増える応援。MCの声が聞こえてきて、ついに!


6ヶ月ぶりのフルマラソン!フィニッーーーーシュ!!!

記録は4時間21分10秒(ネット)。

痛みもなく、走り続けることができ、目標のタイムでフィニッシュ!

復活のフルマラソン、見事目標達成しました!


怪我明け、練習不足の中、快適に最後まで走りきることができたのは「GEL-KAYANO 32」

いや「GEL-KAYANO 32 様」のおかげです。

ありがとう!

そして、初めて参加した「千歳JAL国際マラソン」。大会100選に選ばれるだけあってとても気持ちのいい大会でした。

林道を34km走るという他にはないユニークなコースも、給水所のアツイ応援も、6月にフルマラソンを走れるというのも良いポイント。

まだ行ったことがないという方は是非、新緑を楽しみにいってみてはいかがでしょうか?
 


【GEL-KAYANO特集ページ】

特集ページはこちら
 


<著者プロフィール>

岡田拓海

MC/ラジオパーソナリティー

広告代理店や出版社等で仕事のキャリアを積んでいたが、レース出場を重ねるうち「大会を盛り上げるMC」に魅力を感じ、スクールでの勉強を経てフリーランスのMCに。

トレイル、フル、ウルトラ、トライアスロン…と自身が楽しんで走っているからこそのパッションあふれるMCが、大会やイベントで人気を呼んでいる。

各地の大会でMCをする他、Podcast「ランラジ 〜 Running Radio」の運営、YouTube「Runtrip」に出演中

Instagram:@takumi_okada.0219

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