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football2019.06.12

シンガードの役割とは? 選び方や着け方、お手入れの仕方までご紹介

サッカーをプレーする際にすねを守るために脚に着けるシンガード。

シンガードには大きく分けて2つのタイプがあり、それぞれ素材や特徴が異なります。すねを守るという目的は同じですが、種類が豊富で選ぶときに迷うこともあるでしょう。

この記事では、シンガードの選び方、着け方、手入れの方法をまとめてご紹介します。

 

【目次】

■シンガードとは

・シンガードの着用目的

・シンガードの着用義務

■シンガードの種類

・ハードタイプ

・ソフトタイプ

■シンガードの選び方・着け方

・足のサイズに合わせる

・ポジションで選ぶ

・着け方

■シンガードのお手入れ方法

・ハードタイプのお手入れ

・ソフトタイプのお手入れ

■まとめ

 

シンガードとは

シンガードは「すね当て」「レガース」とも呼ばれるサッカー用具で、すねなどの怪我を予防し、脚を保護するために着用するものです。

サッカーは接触が多いスポーツですので、試合中だけでなく練習時から身につけてプレーするのが一般的です。そのため、サッカーにおける必須アイテムと言えるでしょう。

ここからは、シンガード着用の目的や種類をご紹介していきます。

 

-シンガードの着用目的

シンガードは、サッカープレーヤーの脚のすねを保護し、怪我を予防するために着用するものです。ゴムやプラスチックなどの素材で作られており、脚のすねをしっかり保護してくれます。

シンガードを着用していることで、相手選手から危険なタックルを受けても衝撃を軽減することができます。

 

-シンガードの着用義務

サッカーの競技規則では、公式戦に出場する者は全員シンガードの着用が義務づけられています。怪我を予防するためにも、試合中だけでなく練習中も付けておく習慣を付けておくとよいでしょう。

 

シンガードの種類

シンガードには大まかにハードタイプとソフトタイプに分けられます。価格帯は500円から6,000円くらいのものまで、幅広く揃っています。

ここからは、ハードタイプとソフトタイプの特徴を見ていきましょう。

 

-ハードタイプ

ハードタイプのシンガードは合成樹脂やプラスチック、グラスファイバー、カーボンファイバーといった固い素材で作られており、すねに面する裏面には、スポンジやポリウレタンなどのクッション材が使われています。

ハードタイプは耐久度・強度・保護力に優れており、形状が変化しないのがメリットですが、人によってはフィット感などで違和感がある人も多く、好みが分かれます。

ゴールキーパー専用タイプのシンガードは、ハードタイプの硬い素材よりもさらに厚い緩衝材を使用しており、保護性能により優れています。

 

-ソフトタイプ

ソフトタイプのシンガードは、EVA、ポリエステル、ポリウレタン、メッシュ、スポンジゴムといった柔らかい素材で作られています。

ソフトタイプのシンガードは柔軟性があり脚のすねにもフィットしやすく軽いのが特徴で、形状が自身の足に合わせて変化するのがメリットです。

加えて、洗濯機でそのまま丸洗い可能ということもあり、メンテナンスがしやすいのもメリットの一つです。

ただし、素材が柔らかいため保護性能はハードタイプよりも劣る点には注意が必要です。

 

シンガードの選び方・着け方

シンガードを選ぶ際に最も大切なことは、自分の脚に合っているかどうかです。プレー中にズレるようなことがないように、素材だけではなくサイズなども重視して選ばなければなりません。

ここからは選び方と着け方のポイントを見ていきましょう。

 

-足のサイズに合わせる

シンガードは、自分の脚のすねのカーブにしっかりとフィットするかどうかを確認してから購入しましょう。目安としては、膝下から足首までの長さがだいたい-4センチであるというのがシンガードを選ぶ際の基準になります。

最近はオンラインショップでも多くのサッカー用品を購入することができますが、サイズに不安が残る場合や初めて購入する場合は、実際に店頭で自分の脚のすねに当ててサイズを確かめてみましょう。

成長期の子どもの場合は脚のサイズが変わりやすいため、自分の脚に合わせて形状が変わりやすいソフトタイプを選ぶとよいでしょう。

 

-ポジションで選ぶ

シンガードはポジションを考慮して選ぶのもポイントです。

ソフトタイプのシンガードは軽量なため走る速さもキープでき、疲れが溜まりにくいというメリットがあります。

そのため、フォワードなどのスピードが求められる前線のポジションはソフトタイプを選択するという考え方も合理的です。同じようにポジションの特徴を考えると、臨機応変に動くミッドフィルダーは軽さと耐久性のバランスが取れたシンガード、体を張ることの多いディフェンダーは耐久性のあるハードタイプのシンガードを選ぶのがよいのではないでしょうか。

 

-着け方

シンガードの着け方は簡単で、ソックスの中に差し込むだけです。

シンガードには右脚用と左脚用が分かれているものもあるので、間違えずに着用してください。

シンガードには左右で形が違うものが多く、外側が大きく膨らんだ形状をしているため、見た目も判断基準になるでしょう。

 

シンガードを着ける位置が低すぎると足首にあたってしまい動きにくくなるため、足首に当たらないくらいの位置につけるのがコツです。すねの中央部分につけるとしっかり脚を守ってくれます。

ズレを防止して防御力をキープするには、専用のシンガードストッパーをつけて固定するのも効果的で、その他にも、シンガードの下辺りにソックスの上からバンドをつける、テーピングテープを巻くなどさまざまな方法があります。

また、シンガードを固定するためのゴムバンドが上から付いているタイプもあります。すぐに着用しながら固定できるので、子どもにもおすすめです。

 

シンガードのお手入れ方法

シンガードは素肌に装着するので、定期的に洗ってメンテナンスをする必要があります。

汗をかくため不衛生なだけでなく、その汗が栄養分となり細菌が繁殖して、ニオイが取れなくなることもあるので、必ず定期的にお手入れしましょう。放置しておくと汗などの湿気によりさびることもあるので要注意です。

ここからは、タイプ別にシンガードのお手入れ方法をご紹介します。

 

-ハードタイプのお手入れ

ハードタイプは表面がプラスチックなどの硬い素材で作られているので、洗濯機で丸洗いはできません。そのため、ハードタイプのシンガードは手洗いでお手入れしましょう。
水洗いで汚れを落とし、ボディウォッシュを付けたスポンジでポンポンと叩くように汚れを落としてください。泡をすすいでから最後は陰干しでしっかりと乾かしておきましょう。

 

-ソフトタイプのお手入れ

ソフトタイプのシンガードは柔らかい素材でできているので洗濯機で丸洗いしても大丈夫です。

汚れがひどい部分は、ボディーソープを付けたスポンジで軽く手洗いをしてから洗濯機へ入れます。洗濯機で洗った後はしっかりとすすぎ、ハードタイプと同様に陰干しで乾かしましょう。乾燥機に入れるとシンガードが型くずれする可能性があるので、乾燥機の使用は控えるようにしてください。

シンガードの内側にはスポンジのような緩衝材が貼り付けられており、汗が染み込むと黄ばんでしまいます。細菌が繁殖して臭いを発する場合は洗濯しても不衛生ですので、新しいものに買い換えることをおすすめします。

シンガードは頻繁に買い換えるものではありませんが、消耗品と捉えるのがよいでしょう。

 

まとめ

ここでは、サッカーにおいて脚を保護してくれるシンガードの選び方や着け方、お手入れ方法をご紹介しました。

シンガードはプレー中に自分の身を守るために必要なものですから、練習中も着用することが大切で、サッカー選手にとっては必要不可欠なものです。

サイズが合ったシンガードを着用しているかどうかによって、プレーにも違いが出てきますのでいくつか試して選ぶのがよいのではないでしょうか。

また、ただ着けてみるだけではなく、実際に着けて試合をしなければ分からないこともあります。メーカーやハード・ソフトといったタイプの違うものをいくつか試してみるのもよいでしょう。

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