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golf2022.02.04

【テーラーメイド ステルスシリーズ】試打データで解析!カーボンフェース効果で「SIM2」をぶっちぎる高ミート率に!

本日2月4日(金)に発売となったテーラーメイドの「ステルス」シリーズ。フェースにカーボン素材を使用するという画期的なテクノロジーで、今年の新商品において目玉となっている。

ゴルフ5では発表直後から試打クラブを多数用意し、各地域の店舗を統括する地区担当フィッターたちによる実験試打を行ってきた。今回その膨大な試打データを、前モデルの「SIM2」シリーズと比較したところ、明らかに性能がアップしているという。それらの数値をベースに、ニューモデルの優位性を分析してみた。

「ステルス」シリーズは、スタンダードモデルの「ステルス」のほか、ハードヒッター向けの「ステルスプラス」、つかまりのいい「ステルスHD」の3モデルがラインアップ。これらはそれぞれ前モデルの「SIM2MAX」「SIM2」「SIM2MAX-D」に対応する形となっているので、それぞれを比較する形で見ていこう。


「ステルス」ドライバーは合計3モデルがラインアップ。全モデルにカーボンフェースが採用されている。(写真は左から「ステルス」「ステルスHD」「ステルスプラス」)


まずスタンダードモデルの「ステルス」。これを「SIM2MAX」と比較したときにもっとも顕著に優位性が現れたのがミート率。つまりヘッドスピードに対するボール初速だ。

「SIM2MAX」がヘッドスピード41-43m/s前後で1.40程度だったのに対し「ステルス」は1.425ほど。これは同じヘッドスピードで打った場合、ボール初速にして1m/s以上の差が出ることを意味する。これは飛距離性能として明らかに大きなアドバンテージだ。

この数値はとくにヘッド41m/s以上のゾーンではっきりと表れ、ヘッドスピード1m/sあたりの飛距離も、ヘッドスピード43-45m/sで0.08ヤードほど、つまりトータルで3.5ヤードほどのアップが見込めるということになる。これこそがカーボンフェースのアドバンテージということなのだろう。


表1:「ステルス」vs「SIM2MAX」ヘッドスピード別 ミート率の比較

※グラフ縦軸:ミート率 グラフ横軸:ヘッドスピード帯


全体的なヘッド特性としては、つかまり性能は「SIM2MAX」よりもやや控えめで、打ち出し角は低ヘッドスピード帯でやや低め、ヘッドスピード41m/sを超えると少し高めになる傾向が見られ、バックスピンは若干多く、球が浮きやすいドライバーといえる。


表2:「ステルス」vs「SIM2MAX」ヘッドスピード別 打ち出し角度の比較

※グラフ縦軸:打ち出し角度 グラフ横軸:ヘッドスピード帯


続いて「ステルスプラス」を「SIM2」と比較してみると、こちらもミート率で大きなアドバンテージが見られた。とくにヘッドスピード41m/sを超えると「ステルス」のミート率は圧倒的に上回り、ヘッドスピードが速いプレーヤーほど飛ばせるドライバーだということがはっきりと表れている。


表3:「ステルスプラス」vs「SIM2」ヘッドスピード別 ミート率の比較

※グラフ縦軸:ミート率 グラフ横軸:ヘッドスピード帯


バックスピン量は「SIM2」とほぼ同等だが、打ち出し角は「SIM2」よりも低めになっており、とくにパワーヒッターにとっては強く前に行く弾道が打てるドライバーだといえる。

また、打ち出し角はロフトでカバーできる部分でもあり、つかまりについてはヘッドスピードが41m/s以上のゾーンでは「SIM2」よりもいいというデータが出ている。ある程度振れるプレーヤーであれば、ロフトが多めのものを選ぶことで、高ミート率と強弾道の恩恵を受けることができるだろう。


表4:「ステルスプラス」vs「SIM2」ヘッドスピード別 打ち出し角度の比較

※グラフ縦軸:打ち出し角度 グラフ横軸:ヘッドスピード帯


最後に「ステルスHD」と「SIM2MAX-D」を比較。これは「ステルスHD」が全ヘッドスピード帯で明らかに高いミート率を発揮しており、大幅な飛距離性能のアップが見て取れる。


表5:「ステルスHD」vs「SIM2MAX-D」ヘッドスピード別 ミート率の比較

※グラフ縦軸:ミート率 グラフ横軸:ヘッドスピード帯


一方で球の高さを見ると、ヘッドスピード41m/sを超えると「ステルスHD」は急激に高打ち出し・高スピンになっていくので、高ヘッドスピードのプレーヤーにとっては球が吹き上がってしまうことが予想される。その意味で「ステルスHD」は、ヘッドスピード40m/s以下のプレーヤーに最適化されているクラブだといえるだろう。

球のつかまりは「SIM2MAX-D」より若干控えめ。これはヘッドスピードが低いほうが強い傾向として表れているが、絶対的なつかまり性能自体は高いので、スライサーにとっても十分に恩恵を受けられるドライバーといえる。


表6:「ステルスHD」vs「SIM2MAX-D」ヘッドスピード別 つかまり具合の比較

※グラフ横軸:左右ブレの度合い(ヤード) グラフ内赤字:ヘッドスピード帯


これら3モデルを分析してみると、ヘッドスピードが速い順に「ステルスプラス」「ステルス」「ステルスHD」が合いやすいという住み分けが明確にできており、どのモデルを選ぶかはヘッドスピードが最大の基準になる。

しかも3モデルとも全体的にミート率が大幅にアップしており、適正ヘッドスピードでモデルを選べばどのゴルファーにも大きな飛距離アップの可能性が期待できる。さすがは「カーボンフェース」というところだろう。

すでに発売され、大人気の「ステルス」シリーズ。ぜひゴルフ5の店舗に足を運んで、この驚くべきミート率を体感してみよう!
 


<テーラーメイド ステルスシリーズの詳細はこちら>

https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/2022taylormade/


<テーラーメイド ステルスシリーズ 前作比較動画はこちら>

https://youtu.be/LddUZEzUAwg

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