最新モデル【ステルスグローレ】ドライバーを試打データで解析！ステルスHD、SIMグローレとはどう違う？

10月7日、ついに発売されたテーラーメイドの最新ドライバー「ステルスグローレ」。

“アマチュアにも打てるカーボンウッド”として注目を集めているが、果たしてその実力はいかほどのものなのか。ゴルフ5では発表直後から多数の試打クラブを用意し、全国196店舗のフィッターたちによる実証試打を行ってきた。この膨大なデータを分析し、先に発売された「ステルス」シリーズのやさしいモデル「ステルスHD」、前モデルである「SIMグローレ」と比較することで「ステルスグローレ」の性能を明らかにしていこう。

まず注目したいのが打球「左右ブレ幅」のデータ。今回比較した3モデルともブレ幅は非常に小さく、一般的なドライバーと比べて弾道直進性能が非常に高いということが前提となるが、そのなかでも「ステルスグローレ」に関しては、ヘッドスピードが38m/s未満の遅めの領域でつかまり性能が高いことが見て取れる。

表1：「ステルスグローレ」vs「SIMグローレ」vs「ステルスHD」ヘッドスピード別 つかまり具合の比較

※グラフ横軸：左右ブレの度合い(ヤード)、グラフ内数字：ヘッドスピード帯

真っすぐ飛ばしたい人、そしてパワーのないスライサーにとって、「ステルスグローレ」は「ステルスHD」や「SIMグローレ」と比べて大きなアドバンテージがあるクラブだといえる。

飛距離性能を見てみると、ヘッドスピード1m/sあたりの飛距離で「ステルスグローレ」の優位性が顕著に表れている。ヘッドスピード44m/s未満の領域においては「ステルスHD」「SIMグローレ」を大きく引き離しており、とくにヘッドスピード38～40m/sの領域においては次点の「ステルスHD」にヘッドスピード１m/sあたり0.1ヤードもの差をつけている。これはヘッドスピード40m/sであればトータル4ヤードもの差だ。

表2：「ステルスグローレ」vs「SIMグローレ」vs「ステルスHD」ヘッドスピード別 飛距離の比較

※グラフ縦軸：ヘッドスピード1m/sあたりの飛距離、グラフ横軸：ヘッドスピード帯

これを裏付けるのがミート率。ほぼ全ヘッドスピードの領域において、「ステルスグローレ」は「ステルスHD」と「SIMグローレ」を上回っており、とくに38～42m/sの領域のミート率の高さは目を見張るものがある。

表3：「ステルスグローレ」vs「SIMグローレ」vs「ステルスHD」ヘッドスピード別 ミート率の比較

※グラフ縦軸：ミート率、グラフ横軸：ヘッドスピード帯

弾道を詳しく見ていくと、「ステルスグローレ」は球の上がりやすさの面で優れており、これが低ヘッドスピード帯の飛距離に大きく貢献していると考えられる。

特筆すべきは打ち出し角。「ステルスグローレ」は、全ヘッドスピード帯において比較対象の両モデルを大きく引き離し、非常に高い打ち出し角を記録している。

「ステルスHD」と比較すると全領域で約1度高打ち出し。「SIMグローレ」と比較しても全体的に高打ち出しで、ヘッドスピードが速くなるほど「ステルスグローレ」の打ち出し角が高くなる。

表4：「ステルスグローレ」vs「SIMグローレ」vs「ステルスHD」ヘッドスピード別 打ち出し角度の比較

※グラフ縦軸：打ち出し角度、グラフ横軸：ヘッドスピード帯

一方バックスピン量は、「ステルスグローレ」は「ステルスHD」とほぼ同等で、「SIMグローレ」を大幅に上回り、球が浮きやすいことがわかる。

低ヘッドスピードでも球が上がりやすいというメリットがある反面、ヘッドスピードが速くなるほど高スピン化が進む。ヘッドスピード42m/sを超えるプレーヤーでバックスピンが多い人は、「ステルスグローレ」は球が吹き上がる可能性がある点は注意したい。

表5：「ステルスグローレ」vs「SIMグローレ」vs「ステルスHD」ヘッドスピード別 バックスピン量の比較

※グラフ縦軸：バックスピン量、グラフ横軸：ヘッドスピード帯

総合的に見ると、「ステルスグローレ」は「ステルスHD」「SIMグローレ」の両モデルよりも飛距離性能が高いうえ高弾道でつかまりがよく、とくにヘッドスピード40m/s未満のゴルファーにとって大きなメリットがあることがわかる。

なお「ステルスグローレ」には、アジャスタブルホーゼルの「ステルスグローレプラス」という兄弟モデルがあるので（テーラーメイドセレクトフィットストア限定）、こちらを選んでカスタムシャフトや弾道調節機能を使えば、ヘッドスピードが40m/s以上のゴルファーでも吹き上がりを抑え、飛距離性能・直進性能の恩恵を受けられるので、併せて検討していただきたい。

“カチャカチャ”がついたカスタム対応モデルの「ステルスグローレプラス」

ゴルフ5各店舗では、発売に際して十分な入荷量を確保している。予約していない人も、まずは試打をして、最新モデルの性能をチェックしてみよう！
 

＜テーラーメイド ステルスグローレ詳細はこちら＞

https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/2022taylormade_stealthgloire_men/

＜テーラーメイド ステルスグローレの試打動画はこちら＞

https://youtu.be/dqQZQKgTVgg