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golf2025.03.03

キャスコ「DW-125G」発売 開かずやさしいグースネックの「ドルフィンウェッジ」

2月22日、キャスコから「ドルフィンウェッジ」の新商品「DW-125G」が発売された。

「ドルフィンウェッジ」シリーズは独特のカーブを描いたワイドソールが特徴で、ダフリにくく、バンカーショットもカンタンということで、アマチュアから広く支持されている。

「DW-125G」はシリーズ7作目となるモデル。「やさしい」と評判だった初代からソール形状はさらに進化を続けており、6作目「DW-123」で採用された「クワッドソールX」を引き継ぎつつ、セミグースネックにリファインされたモデル。前モデルでもグースネックモデルの支持率は高く、とくにグースネックのアイアンを使うアマチュアにとって待望の新商品といえる。

 
『大人気のキャスコ「ドルフィンウェッジ」の新商品「DW-125G」』

前モデルから踏襲されている「クワッドソールX」は、文字通り「X」字状の稜線を持ったソール。大きく4分割された面を持っており、バウンスの利きと抜けのよさを両立し、跳ねない・刺さらないというある意味万能のソールだ。

 
『ソールの稜線がX字状の「クアッドソールX」』

もっともボリュームのあるヒール側の面は、バンカーショットで大きな効果を発揮し、打ち込んでも砂に潜りすぎず、適切な方向への抜けを誘導してくれる。一方でトウ側の面はバウンスが削り落とされており、当たって跳ねるのを防いでいる。

またこの形状によって重心位置がヒール寄りの低い位置にくるので、球が上がりやすく、つかまりやすいのも大きな特徴だ。

ソール前方の三角形の面は、バウンス角はしっかり確保しながら、リーディングエッジの浮きを防いでおり、薄いライでも跳ねず、刺さらない。

これらの面が組み合わさることによってソールには「X」字状の稜線ができるが、この形状はトウ・ヒール方向の接地面を小さくすることに寄与し、接地抵抗を抑え、跳ねずに抜けるバウンス効果を発揮する。またトウ・ヒール方向に「V」字になっていることでつま先上がり・つま先下がりのライにも対応しやすい。

こういったソール形状は、プロや上級者がフェースを開閉したりハンドアップ/ダウン、ハンドファースト/レートにするなどして生み出しているさまざまなソールの効果を、すべてスクエアなまま発揮できるため、フェースを開く必要がなくなる。フェースを開くのが苦手なアマチュアにとっては、最高のお助け効果となるのだ。

 
『抜けのよさにこだわった形状。フェースを開かなくてもソール全体が機能しやさしく打てる』

さらに「DW-125G」は、セミグースネック。

アベレージゴルファー向けのアイアンの多くはグースネックなため、ウェッジだけが出っ刃、ストレートネックというのはつながりが出にくく、構えにくさを感じる人も多い。その点、「DW-125G」はアイアンからつながりのあるグースネックで構えられ、違和感が小さい。

グースネックは自然なレートヒットを生みやすいので、球のつかまりもよく、フェースに球が乗りやすいのも大きな強み。ロフトの多いウェッジは球が右に滑りやすいが、そういったミスを防ぎ、フェースに乗ったインパクトで距離感やスピン量も安定しやすい。

 
『ストレートネックの「DW-123」より3.5mm後方にリーディングエッジがあるセミグースネック設計でつかまりやすい(左:DW-125G 右:DW-123)』

フェース面には「ファインループミーリング」というミーリング加工が施され、高い平面精度でスピン性能を確保していることに加え、フェースの溝もロフトによってエッジのR(縁の丸み)が異なる設計になっており、ショットに応じた適正なスピン量が得やすくなっている。

 
『スピン性能にもこだわったフェース設計』

番手構成は46度から60度までの2度刻みに64度を加えた9番手構成で、ウェッジセッティングの組み方も自由自在。バウンスは番手ごとに最適設計となっているのに加え「DW-123」同様に銅メッキ仕様もラインアップ。モデル選びに悩むこともない。

 
『銅メッキ仕様もラインアップ』

「ドルフィンウェッジ」というと初心者向けの「お助けクラブ」という印象を持っている人も多いが、「DW-125G」はただのお助けクラブではない。初心者にとってやさしいカバー力と、上級者が使っても違和感のない万能性を兼ね備えたウェッジといえる。とくにフェースを開くのが苦手な人にとってはこれ以上ない使い勝手であることは、歴代モデルの売れ行きが証明している。

ゴルフ5各店舗には試打クラブが取りそろえられているので、食わず嫌いをせずに実際に打ってそのやさしさを実感していただきたい。

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