other2025.03.03

【バスケ】シューティングガードの役割は？試合に役立つプレーのコツ

バスケットボールのポジションは、パワーフォワードやスモールフォワード、センターなど、大きく5つに分けられます。ポジションごとの役割や試合中の動き方の違いを知っておくと、プレーする際はもちろん、試合観戦にも役立てることが可能です。
ここでは、バスケットボールにおける「シューティングガード」の役割や、プレーする際に必要なスキルについてご紹介します。

【目次】

■オールラウンドに活躍できるのがシューティングガードの魅力

■シューティングガードとは？

シューティングガード（SG）は、バスケットボールのポジションのひとつです。2番やセカンドガードなどと呼ばれることもあります。
試合中はアウトサイドに位置するケースが多く、身長よりもスキルの高さが重視されるのが特徴です。一般的には、シュートの上手な選手がシューティングガードとしてプレーします。

バスケットボールには、シューティングガードだけでなくポイントガードと呼ばれるポジションもあります。どちらも「ガード」と名前につくものの、シューティングガードは得点能力に優れる選手が任されることが多い一方で、ポイントガードはチーム全体の司令塔としてプレーするのが基本です。

また、シューティングガードながら他のポジションの役割もこなせる選手は、コンボガードやスウィングマンなどと呼ばれることがあります。それぞれの概要は、以下のとおりです。

・コンボガード：ポイントガードとシューティングガードの両方をこなせる選手
・スウィングマン：スモールフォワードとシューティングガードの両方をこなせる選手

■シューティングガードに求められる役割

シューティングガードに求められる役割

具体的に、シューティングガードは試合中にどのような役割を担うのでしょうか。一般的なシューティングガードに求められる役割は、以下のとおりです。
ただし、チームの採用する戦術などによって、若干役割が変わることもあります。

・3ポイントシュート

シューティングガードの主な役割は、アウトサイドからシュートを狙うことです。ゴール下でのポストプレーなどを務めるセンターとは異なり、3ポイントシュートを決めることがプレーの目的になります。

ただし、3ポイントシュートは遠くから得点を狙うため、なかなか成功しにくいシュートです。仮に決まらなかったとしても、チームの得点源として、積極的にシュートを狙う姿勢を見せることが求められます。

・ドライブ

3ポイントシュートを狙うことが主な役割とはいえ、常にアウトサイドからシュートを打っていると、相手チームにプレーを読まれやすくなってしまいます。
3ポイントシュートを防ごうとディフェンスに来た選手を、ドライブで抜いてインサイドでのシュートを狙うのも、シューティングガードに求められる役割です。

アウトサイドやインサイドなど、さまざまなレンジからシュートを狙う積極的なプレーが必要になります。

・ゲームメイク

前述のとおり、シューティングガードはセカンドガードと呼ばれることもあるポジションです。チームの司令塔としてゲームメイクを行うポイントガードの補佐も、シューティングガードの大切な役割になります。
例としては、自分でシュートを狙うだけでなく、ドリブルでボールを運ぶ、フリーになっている味方にパスを出すといったプレーが挙げられます。

シュートやドライブ、ゲームメイクなど、チームの攻撃に大きく貢献できるのが、シューティングガードの魅力といえるでしょう。

■シューティングガードに必要な能力は？

シューティングガードに必要な能力は？

シューティングガードの役割はいくつかありますが、積極的にシュートを狙ってチームの得点源になることが求められるポジションです。
シューティングガードとして活躍したい方は、次の3つの能力を重点的に強化することを心がけましょう。

・シュート力

3ポイントシュートやドライブを仕掛けて切り込んでからのミドルシュートなど、シューティングガードは他のポジションよりも広いレンジからシュートを狙う機会が多いです。
シュートの成功率が低いと、チーム全体の得点力が落ちてしまいます。リバウンドを相手に奪われ、そのまま失点してしまうこともあるはずです。

高確率で点を決められるシュート力は欠かすことができません。
3ポイントシュートを僅差の場面で決めることで、チームの士気を高める効果も期待できます。遠い位置からのシュートも安定して決められるように練習を積むことが大切です。

・ドリブルのスキル

ポイントゲッターとしての働きが求められるとはいえ、シューティングガードの役割は3ポイントシュートだけではありません。ドライブで切り込んで相手のディフェンスを崩したり、ポイントガードを補佐してボールを運んだりすることもあります。

相手に奪われないようにボールを動かすためには、ドリブルのスキルも必要です。ドライブで相手ディフェンスを抜くことができるドリブルスキルがあれば、おのずと自分で得点を決めるチャンスも増やせます。

また、ドリブルが上手だとしても、スピードが遅いと相手チームが守備を固めてしまいます。素早くフロントコートにボールを運ぶための瞬発力も欠かせません。
スピード感のあるプレーができるようになると、ディフェンスリバウンドやスティールからの速攻も決めやすくなります。

・ポジショニング

3ポイントシュートを打つために同じ場所にとどまり続けると、ディフェンスにパスカットされるリスクが高まります。パスコースを相手に塞がれてしまい、そもそもボールが来ないということもあるでしょう。
自由にプレーできる場所を確保するポジショニング力も重要です。

ポジショニングの際は、IカットやVカットといった動きで相手ディフェンスを後ろに押し込んだり、味方選手にスクリーンをかけてもらったりして、ディフェンスとのズレを作ると、ボールをもらいやすくなります。
また、良い位置でボールを受けるには、自分から動いてポジションを取りにいかないといけません。ゲーム終盤でも動きの質を落とさないスタミナも、シューティングガードとして活躍するための要素です。

■オールラウンドに活躍できるのがシューティングガードの魅力

シューティングガードは、アウトサイドからのシュートを積極的に狙い、チームの得点源になることを求められるポジションです。ドライブで切り込んだり、チームの司令塔としてゲームメイクしたりすることもあります。

シューティングガードとして活躍するには、3ポイントシュートやドリブル、パスなど、さまざまなプレーを高精度でできなければいけません。
難しいポジションではあるものの、シューティングガードは得点をたくさん決めることができる花形ポジションのひとつです。実際に、有名なプロ選手にはシューティングガードとして活躍している選手が多く見られます。
試合観戦の際は、シューティングガードのプレーに注目してみてはいかがでしょうか。

⇒バスケットボール用品はこちら