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running2022.02.18

ホカ オネオネにNEW COMERがやって来た!新作KAWANAは一体どんなシューズ?

ホカと言ったら定番はクリフトン

北米ですごい勢いでシェアを伸ばしているホカ。日本でも人気ですよね。ランナーばかりか、普段履きとして愛用する方もどんどん増殖中です。

ホカと言えば、ソフトでバウンジーなマシュマロクッションの『クリフトン』が定番ですね。8代目の今回もブレないそんなクッション感で人気です。ランニングの着地時のソフトなフィーリングは一度体験するとクセになる気持ちよさなんですよね。まさにマシュマロ。

もし、例えば、持っていけるものが限られた無人島に行くとしたら、ランニングシューズは2足を持っていくでしょうけど、そのとき、わたしはクリフトンを絶対に持っていくシューズの一つと公言しているぐらいですなんですよ。



KAWANAはどんなシューズ?

そして、2022年1月1日に発売されたホカのニューカマー、KAWANAはオーストラリアのカワナビーチの名前を持ったシューズ。(KAWANAの由来は、日本の川奈ビーチではありませんヨ!?)ホカファンの方なら気になっている方も多いのかなと思います。

しかし、最初に言っておきたいのは、こちらにクリフトンを期待してはいけないということです。

コンセプトとしては、ホカをもっともっと自由に、ロードはもちろんのこと、室内などロード以外でも使ってほしい、という思いから商品化されたシューズということなんですよ。

早速履いてみましたが、これは、マシュマロというより、グミっぽい、もっともっと中身の詰まったオーソドックスなクッションですね。



HOKAの定番メタロッカー機能はそのまま

もちろん、このブランドのシューズは、低ドロップ(踵と前足部に差がなく傾斜していない)ものが多くて、このKAWANAも5mmドロップ。そしてつま先には大きな跳ね上げがあって、ランナー自身が体を揺らすようにするとどんどん前にいく感じの、クリフトンを同じようにメタロッカー機能を搭載されています。

グミ感のあるクッションは接地安定感も考慮した作りなのでしょう。また踵にここのシューズで最近多いスワローテールも、このシューズは外側だけ。安定と自由な動きを妨げない感じにバランス感を持たせた仕様になっていますよね。


どんな用途に合うのか?

とは言っても、このシューズをどのぐらいクリフトンと比べて良いか?どんな用途で履けばいいか、まだピンとは来ていないが本音です。とにかくホカの他のラインナップとはちょっと違って異彩を放っていることは分かりますけどね。

強いて言うならば、わたしはちょうどクリフトンエッジが発売されたときと似ているなあって思うんです。

でも、なんだか履くんですよね、クリフトンエッジって。

今もカラーラインナップもたくさんあって、普段履きからジョグ、ちょっと速めに走りたいときなど何かと便利なシューズだなって後になって思いました。

スルメイカ…ちょうどそんなシューズだなと。このKAWANAもスルメイカ系の噛めば噛むほど味が出るようなシューズなのかなと思っています。



クリフトンは持っているというあなた!

ということで定番クリフトンは好きでいつも使っているよ、ってあなたこそKAWANAも揃えてみてください。クッション感から全体的にしっかりしている感触は、普段履きにも使えるし、もちろんDoのランニングでも快適です。そばにあると意外と使用するシューズだと思いますね。

これはあくまでも筆者の個人的な感想だが、ウエイトトレーニングとか、スタジオワークは難しいとは思いますけど、ジムに置いておいて、マシンの筋トレ+トレッドミルなんかもピッタリ。あとはもちろんサーファーのあなた、これで体力を鍛えるランニングからオールラウンドに使ってほしいです。

コロナ前にホカのお膝元カルフォルニアに行くとそんなランナーもたくさんいましたよ。あと、ホカを1足持ってみたいという方にもいいかもしれませんね。

かくいう、わたしはと言うと普段履きとトレッドミルで使う機会が多いですね。
 


<著者プロフィール>

ランニングシューズフィッティングアドバイザー

藤原岳久(F・Shokai 【藤原商会】代表)


日本フットウエア技術協会理事

JAFTスポーツシューフィッターBasic/Advance/Master講座講師

足と靴の健康協議会シューフィッター保持


・ハーフ1時間9分52秒(1993)

・フルマラソン2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン) 

・富士登山競走5合目の部 準優勝  (2005)

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