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running2022.02.18

ホカ オネオネはカーボンレーシングだけではない。リンコン3とマッハ4はオーソドックスなテンポアップシューズ。

定番軽量テンポアップモデルと言えば…

ホカのレーシングシューズと言えば、カーボンロケット、ロケットX、カーボンX2とカーボンプレートが搭載されたモデルの知名度が高いように思います。

ホカが開催した「プロジェクトカーボンX」という100Kロードレースで大々的に商品がお披露目されたこともあるでしょう。カーボン入っていたら速く走れるみたいなイメージも刷り込まれていますからね。

しかし、ホカには、もっとシンプルイズベストな軽量テンポアップトレーナーがあります。カルフォルニアリンコンビーチの名を持つ「リンコン3」とその名がまさにその特徴を表すような「マッハ4」の 2つがその代表です。


リンコンは3代目軽量テンポアップシューズ

リンコンは、まさにサンタバーバラから南にちょっと行ったサーファーズパラダイスのビーチの名前です。アメリカに行ったときに通り過ぎましたが、ひときわサーファーっぽい車が路駐してありましたね。

そんなリンコンは片足たった207gの王道テンポアップシューズです。それでいて踵の厚みが33mmとしっかりとしたスタックハイト(ソールの厚み)があって、クッション性も見た目通りしっかりあります。

しかし、その分耐久性はごめん!

ミッドソールを守るアウトソールがまばらな意匠となっています。それでも前回より軽くなって、さらにアウトソールの面積がブロック1個分増えるっていう、地球上の重力に背くような仕様になっています。



超軽量で、驚くほどクッションがあるシューズ、ホカの代表的なクリフトンが、あちらもそもそも軽いのに、さらに軽くなってクッションはほぼそのままという驚きの商品です。



マッハ4は、やっとレーシングっぽい仕様に

実は、3代目は日本展開がないほど影が薄くなりはじめていたマッハ。この4代目は素晴らしい出来のテンポアップトレーナーになりました。ホカもこの品番を継続するんだという強い意思を感じます。



PROFLYソールは 上下2層構造なのですが、上層が足あたりを意識してソフトな高度、下層がやや硬めの高度になっていて、着地フィーリングの良さとメタロッカーの効きを高めたバランスあるソールになっています。

屈曲も制限が強く、ランナーの変なクセも緩衝して、メタロッカー構造でガイドしてくれる感じは十分デイリーでのジョグなどのトレーニングでも使用できるオールランドなテンポアップシューズと言っていいですね。

ちょうど、アッパーの感じなど色々なディテールがカーボンXに似ているのですが、マッハ4は、カーボンプレートが入っていなくて扱いやすく、そして、よりソフト、柔らかいクッションのシューズですね。



カーボンプレート搭載シューズは是か否か?

どちらも、速く走るための、速く走りたいための、テンポを上げて走るための機能性を高めたテンポアップシューズです。軽量であったり、地面着地時の接地感もある程度感じられるようにしてピッチをあげやすいようにした機能性が定番です。

近年、ここにカーボンプレートを搭載するシューズが増えました。ホカだけでも、カーボンロケット、カーボンX2、ロケットX、ボンダイXと4種類のカーボンプレート入りシューズがあります。

カーボンプレートが入っていると何故速く走れるのでしょう?

ホカのラインナップでは、よりメタロッカー、シューズがローリング、転がるよう強固にした機能助力ですね。足が着地するとコロンと転がる、速いスピードでピッチをあげているときでも、ロッカーすることで接地時間をコントロール、ランナーの脚の負担を減らします。


リンコン3、マッハ4はもっともっと広い用途・多くランナーに

ただ、やや時間的には相対的に短めの方がいいように感じます。結局、プレートは硬いので、長い時間足をそこに乗せているのは、メリットだけではなくて、デメリット場合だってあるわけですよね。

ですから、リンコン3、マッハ4のようなシンプルなテンポアップシューズの存在意義があります。もっともっと広い用途・多くランナーに使ってもらえるようにラインナップされているわけです。

これはあくまでも筆者の個人的な感想だが、カルフォルニアのサーファーのごとく、レース出場など考えてないレクリエーションランナーが、軽量なリンコンで気持ちよく走ってもいいし、プレートが苦手というランナーならマッハ4も選択肢ではないでしょうか?

マッハ4は全体構造もしっかりしているので、ジョグなどのデイリーマイルでも、カーボンX2、ロケットXをレースで使っているランナーのワークアウトトレーニングとして、本当にこの2つのシューズはもっともっと広い用途・多くランナーに使ってもらえるシューズですよね。
 


<著者プロフィール>

ランニングシューズフィッティングアドバイザー

藤原岳久(F・Shokai 【藤原商会】代表)


日本フットウエア技術協会理事

JAFTスポーツシューフィッターBasic/Advance/Master講座講師

足と靴の健康協議会シューフィッター保持


・ハーフ1時間9分52秒(1993)

・フルマラソン2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン) 

・富士登山競走5合目の部 準優勝  (2005)

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