SSK 軟式野球バット2022最新モデルをレビュー | MM18(トップ/ミドル/ミドルライト)編
アルペングループ恒例の、2022軟式野球バットのレビューもいよいよ5回目。試打会で検証した5メーカー・10種類の新作バットを、前回に引き続きレビューしていきます!
今回は、SSK ハイパーマッハ MM18のトップ/ミドル/ミドルライトの3本をご紹介します。
まずは見た目から。
2022年のMM18は、3つのバランスで展開。どれも同じように見えますが、上からトップ、ミドル、ミドルライトとなっており、バット中央のカラーリングでどのタイプか分かるようになっています。
トップはブラック、ミドルはゴールド、ミドルライトはシルバーが目印。店舗で試し振りする際の参考までにぜひ覚えておくといいかも。
■SSK MM18 トップ
「ウレタンの厚み=飛距離」。ウレタンが厚いほど反発率が上昇することに着目し、業界初※の18mmウレタンフォームを搭載したウレタンバットを採用したバットです。18mmの逆表記である「MM18」と、商品名でも主張しています。(※SSK調べ)
さらにウレタンは高反発素材を採用。しっかり弾き返す復元力で芯部分での反発係数が上がり、それが飛距離につながっています。
【おすすめタイプ:上級者パワーヒッター、飛距離最優先】
――SSK MM18 トップ を余語さんがレビュー!
【余語さんのプロフィール】
・元高校球児 4番バッター
長距離を打つホームランバッターとしてずっと野球をやってきたので、自分のバッティングの特徴は、現在も「飛ばす」タイプになりますね。打撃に関しては、息の長い打球をいかに打つかということにこだわっています。
・飛距離
飛距離は出ると思います。ウレタンバットなので、厚みもあって「飛んでるなぁ」という感触がありますね。打った感じと実際の打球が比例していると思いました。使いこなせれば、大きな飛距離が期待できると思います。
・打感
打っている感触はしっかりあるので、打感もあると思います。
・打球初速
打ってみて、初速も速いと感じました。今回試打した中でも速かったと思います。
・振り抜き易さ
細身のバットなので、振り抜き易さはすごくいいと思います。
・バットコントロール
個人的に細身のバットが好きということもありますが、バットコントロールしやすかったです。いい感じでした。
・どんな人におすすめか
打った感触が良かったので、ボールを乗せて打ちたい方、飛ばしたい方には本当におすすめですね。とはいえ中距離などもしっかり打てるし、オールラウンダーなバットとしてもいけるのではないかと思います。
■SSK MM18 ミドル
MM18の特徴である、ウレタン厚18mmの肉厚設計はそのままに、ミートを重視したミドルバランスのバットです。
【おすすめタイプ:飛距離最優先】
――SSK MM18 ミドル を山下さんがレビュー!
【山下さんのプロフィール】
・元高校ソフトボール 中学校ヤングリーグ全国大会出場
自分は、このガタイから見ていただいて分かるように、長距離を意識してスイングするバッターです。ヘッドを返すというのが一番のこだわりで、学生時代にヘッドが返り切らなかったことなども今は意識しています。
・飛距離
元々トップで発売されたMM18ですが、そのミドルということでより操作しやすくなっています。ミドルではありますが、MM18のいいところがしっかりと出ていて飛距離が出ているなという印象でした。
・打感
ウレタンバットの場合はそこまでしっかりとした打感はないのですが、MM18はウレタンの中でもしっかりと感じられて良かったです。
・打球初速
割と速い印象はありますね。
・振り抜き易さ
スパーン、スパーンと振り抜けて、振り抜き易さはとても良かったと思います。
・バットコントロール
ミドルということもあってコントロールしやすかったですね。トップは若干ヘッドが出てしまうのですが、ミドルはヘッドが立ちやすいので操作しやすいと感じました。
・どんな人におすすめか
長距離も目指しながら、2塁打くらいを狙うバッターの人が一番おすすめかなと思います。トップだと少し扱いにくいかな、という人にもおすすめです。
■SSK MM18 ミドルライト
2022年から新たに加わった、ミドルライトモデル。MM18の特徴である、ウレタン厚18mmの肉厚設計はそのままに、軽さを追求したビギナーにおすすめのバットです。
【おすすめタイプ:アベレージヒッター】
――SSK MM18 ミドルライト を中島さんがレビュー!
【中島さんのプロフィール】
・元高校球児 大学準硬式野球部4番 九州選抜準優勝
こだわりとしては飛距離もそうなんですが、ライナー性の打球で内野の間を抜くというのが自分の持ち味です。
・飛距離
飛距離は今まで打ったバットの中で一番出ていました。
・打感
かなりボールが乗る感覚があったので、ボールを捉えている感じはありましたね。
・打球初速
ブラックキャノンなどの方が速かったと思いますが、最後の伸びの部分がかなり違ったかなという実感がありました。
・振り抜き易さ
複合バットというのは基本的に重くなると思うのですが、その重さがほとんど感じられず、より金属バットに近いような振り抜きが実現できているので、かなり振り易かったです。トップのときはヘッドが回り切らない部分がありましたが、ミドルライトはヘッドが立って出てきて、かなりスムーズにできました。
・バットコントロール
ヘッドがしっかり出てきてくれるので、狙ったところにかなり打てました。
・どんな人におすすめか
軽くて操作性が格段に良いため、力が弱くても飛距離を伸ばしたいという方や、中学生くらいの子にもおすすめのバットだと思います。
次回は、アシックス レガートゼロをご紹介します。どうぞお楽しみに!
→ アシックス 軟式野球バット2022最新モデルをレビュー | レガートゼロ 編を読む
■インフォメーション
※店舗により取り扱いのない商品がございますが、お取り寄せいたします。
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