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baseball2025.04.30

少年野球用のスパイクの選び方。子どもの足に合う商品を選ぼう

野球を行う際は、グローブやバット、ボールだけでなく「スパイク」も用意しておく必要があります。スパイクは走る際はもちろん、バッティングや守備にも関わる大切なアイテムです。
しかし、多くのメーカーがさまざまな商品を販売しているため、どのスパイクを選べば良いのかわからない方も多いかもしれません。そこで今回は、野球のスパイクを着用するメリットや、少年野球のシーンにおすすめのスパイクの選び方などをご紹介します。

 

【目次】

■野球のスパイクを着用する効果

■少年野球用のスパイクの選び方

・足のサイズに合ったものを選ぶ

・できるだけ軽いものを選ぶ

・カットはローカットがおすすめ

・スタッドの種類を確認する

・チームの規定にあっているかどうか

・子どもが一人で扱いやすいものがおすすめ

■P革を活用してスパイクを長持ちさせよう

■ぴったりのスパイクを用意して野球を楽しもう

 

■野球のスパイクを着用する効果

野球のスパイクを着用する効果

野球においては、走る動作をはじめ、ボールを打ったり投げたりする際にも、地面を蹴る・踏み込むといった動作を必ず行います。この地面を蹴ったり踏み込んだりする際に、力を伝える役割を持つのがスパイクです。
スパイクはしっかりと地面を踏み込める構造になっていて、地面を蹴る際の力を正確に体に伝えられるのが特徴です。下半身にしっかりと力を入れて動けるため、運動時のパフォーマンスを高められます。

また、足に合ったスパイクを着用しておけばグラウンドで滑りづらくなり、足にかかる衝撃を和らげる効果も期待できます。プレー中に足にかかる負担が減り、怪我をするリスクが下がるのもメリットです。

 

■少年野球用のスパイクの選び方

少年野球用のスパイクの選び方

少年野球用のスパイクは、さまざまなメーカーが多くの商品を販売しています。その中から適切な商品を選ぶのは、知識がないと難しいかもしれません。ここでは、少年野球用スパイクの選び方のポイントをご紹介します。

 

・足のサイズに合ったものを選ぶ

スパイクを選ぶ際にもっとも重要なのは、足のサイズにフィットしているかどうかです。サイズが小さいと足が傷んだり疲れやすくなったりといったデメリットがあり、サイズが大きく足が動いてしまうものだと、靴擦れなどにつながる恐れがあります。目安としては、つま先部分に0.5~1cm程度の余裕があるスパイクを選ぶようにしましょう。
怪我につながる恐れがあるので、子どもの成長を見越して大きいサイズのスパイクを選ぶのは避けてください。

スパイクのサイズを選ぶ際は、素足ではなくソックスを履いた状態で足の大きさを確認するのがポイントです。野球用のソックスは厚手のものが多いため、素足の状態だと正しいサイズにならないことが考えられます。

また、縦のサイズだけではなく、足幅のサイズにも注目する必要があります。これは、日本人は幅広の足型をしている人が多いとされ、海外メーカー製のスパイクだと違和感を覚える場合があるためです。
足幅が比較的広いならミズノやZETT(ゼット)、アシックスといった国内メーカーを、足幅が狭めの方は海外メーカー製のスパイクを選ぶのも良いでしょう。

 

・できるだけ軽いものを選ぶ

スパイクの重さは、パフォーマンスの質に関わる重要な要素です。大人よりも筋力や体力が少ない子どもの場合、重たいスパイクを着用していると疲れがたまりやすくなります。
重たいものより軽いスパイクの方が足を動かしやすいので、こだわりがなければできるだけ軽いタイプのスパイクを選ぶのがおすすめです。

 

・カットはローカットがおすすめ

スパイクのカットのサイズは、ローカット、ミドルカット、ハイカットの3種類に分けられます。それぞれ特徴が異なるので、知っておくとスパイク選びに役立つでしょう。

【ローカットの特徴】
高さが低めで、足首が見えるくらいのスパイクがローカットです。野球ではよく使用されている一般的なタイプで、足首が固定されないため可動域が広く、幅広いポジションに対応できます。

【ミドルカットの特徴】
くるぶしにかかるくらいの高さのスパイクです。足首を保護できるので、ローカットに比べて怪我を防止する効果が期待できます。

【ハイカットの特徴】
足首を完全にカバーできる程度の高さがハイカットのスパイクです。泥が入るのを防ぐことができますが、足首が完全に固定されることから、運動性が求められるポジションには向いていません。

基本的には、足首の可動域が大きくどのポジションでも扱いやすいローカットタイプのスパイクがおすすめです。

 

・スタッドの種類を確認する

野球のスパイクには、スタッドと呼ばれる突起が足裏についています。スタッドは、金属製の金具タイプと、ゴムや樹脂製のポイントスパイクに大きく分けられます。
金属製のスタッドはグリップ力や耐久性に、樹脂製のスタッドはクッション性や軽さに優れているのが特徴です。
ただし、安全性の観点から、小学生は金具タイプのスタッドをつけたスパイクの着用が禁止されています。中学生のボーイズリーグでは金具タイプのスタッドも使用できますが、小学生の間はポイントスパイクを選ぶようにしましょう。

 

・チームの規定にあっているかどうか

地域の少年野球チームや部活によっては、試合中に着用できるスパイクのカラーやデザインが定められている場合があります。

所属するチームが既に決まっている場合は、スパイクのカラーやデザインに規定があるかどうかを確認しておくことをおすすめします。

 

・子どもが一人で扱いやすいものがおすすめ

野球では、練習や移動中はスニーカーやトレーニングシューズを、試合の際はスパイクを履くなど、靴を履いたり脱いだりするシーンが多いです。子どもが一人で履きやすいかどうかも、少年野球用のスパイクを選ぶ際の重要なポイントです。

スパイクの留め具は、ベルクロと呼ばれるマジックテープ式と靴ひもタイプの2種類に分けられます。
自分一人では靴ひもを結ぶのが難しい場合は、マジックテープ式の着脱が簡単なスパイクを選ぶと良いでしょう。靴ひもがほどける心配がないので、低学年の子どもでも安心して使用できます。

一方で、靴ひもタイプはホールド力が強くフィット感も調整しやすいといったメリットがあります。中学生以上では靴ひもタイプの着用が指定されていることもあるので、子どもが靴ひもを問題なく結べる年齢の場合は、靴ひもタイプのスパイクを選ぶのがおすすめです。

 

■P革を活用してスパイクを長持ちさせよう

ボールを投げる動作が多い野球では、後ろ足を地面に擦ることが多いです。そのため、スパイクの一部分だけが早くすり減ってしまいます。
後ろ側のつま先やアッパーなど消耗が激しい部分には、「P革」と呼ばれるカバーを着けておくと、スパイクを長持ちさせられます。つま先を蹴り上げる動作が多いピッチャーがスパイクの補強に使うことからP革と名付けられていますが、野手が使用しても問題ありません。

また、スパイクを長持ちさせるためには、日々のメンテナンスも重要です。練習や試合後はすぐにブラシなどで汚れを落として、風通しが良い日陰で保管するようにしましょう。
細かなメンテナンス方法はスパイクの素材などによって異なるため、商品カタログやメーカーのホームページを確認することをおすすめします。

 

■ぴったりのスパイクを用意して野球を楽しもう

スパイクは、パフォーマンスの向上や怪我の予防など、野球をプレーする際に重要なアイテムです。スパイクの持つ機能性をいかすためには、足にぴったりとフィットする商品を使う必要があります。
今回の記事を参考にお気に入りのスパイクを用意して、より野球を楽しみましょう。

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