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baseball2025.05.02

【野球】守備のコツは構え方! 試合で活躍するための捕球のポイント

野球において、守備は非常に重要なプレーのひとつです。ボールを捕れずにエラーばかり繰り返していると、アウトを取ることができません。無駄な失点が増えて、試合展開が不利になってしまいます。
自分の守備範囲に飛んできたボールを確実に処理してアウトを取るためには、基本的な守備力を鍛えることが大切です。
ここでは、野球の守備上達を目指すうえで意識したいコツや、練習方法の例をご紹介します。

 

【目次】

■野球の守備で意識したいコツ

・基本の構え方

・ゴロへの入り方

・ボールのバウンドに合わせる方法

・フライボールの捕り方のコツ

・狙った場所に投げるスローイングのコツ

■守備がうまくなる練習方法は?

・キャッチボール

・ノック

・一人でできる守備練習の方法

■無駄な失点を防ぐ守備力を鍛えよう

 

■野球の守備で意識したいコツ

野球の守備で意識したいコツ

 

守備力向上を目指すには、基本の構え方や体の動かし方といったコツを意識する必要があります。守備の際は、次の点を意識するようにしましょう。

 

・基本の構え方

前後左右のボールに素早く反応するために、守備中はリラックスしながら構えることが大切です。両足は少し前後させた状態で、腰や膝を曲げて低い姿勢を取るのが、守備の基本姿勢になります。
無理に低い姿勢を維持し続けるのではなく、自分が動きやすいと思える姿勢で構えることがポイントです。

また、ファーストやセカンド、外野手など、野球はポジションごとに打席からの距離が変わります。
例えば、打者との距離が近いファーストやサードは、強い打球が来る可能性が高いので、少し低めに構えてボールに備える必要があります。セカンド・ショートは前に出てボールを処理するプレーが多いので、少し高めに構えた方が良いでしょう。
自分のポジションや相手打者の特徴なども踏まえたうえで、足の位置や姿勢の低さは微調整を行ってください。

 

・ゴロへの入り方

ゴロを捕球する際は、打球に対して右側から入るのが基本です。これによって、ボールとの距離感を測ったり、バウンドを見たりしやすくなります。
さらに、バウンドとのタイミングを合わせるために、大股でゴロに入るのではなく、小刻みにステップを踏むことも心がけましょう。ステップ中に体勢を上げ下げすると目線がブレてしまい、エラーしやすくなるため、頭を上げないこともポイントです。

また、自分の左右に来た打球を追う際に、捕球位置まで一直線に向かうと、送球の正確性に悪影響を及ぼす恐れがあります。左右の打球に対しては、少し曲線を描くようにしてボールの前に回り込みましょう。
ボールに追いついたら、グローブの面をボールに向けて、ボールを包み込むように捕球してください。

 

・ボールのバウンドに合わせる方法

ゴロの捕球ミスを減らしてエラーを防ぐには、バウンドの高さに合わせる方法もポイントです。基本的には、バウンドした直後か、ボールがバウンドの頂点から少し落ちてきた辺りで捕球するようにすると、エラーを防ぎやすくなります。
しっかりと体を動かして、自分からバウンドに合わせにいくことを心がけましょう。

ただし、バウンドが低く強い打球に対して前に飛び出し過ぎると、バウンドに合わせにくくなり、ボールを弾く可能性も上がります。バウンドが低い打球については、その場で捕球姿勢を取る意識を持つのがおすすめです。

バウンドが高いボールは、その場で待つと送球が間に合わない恐れがあるため、前にしっかり出て捕球することを心がけましょう。

 

・フライボールの捕り方のコツ

ボールの伸び方を踏まえて落下点を予測しなければいけないフライは、ゴロに比べて苦手意識を持っている方が多いかもしれません。

「顔の前でボールを捕れ」といわれることもありますが、グラブを顔の前に出すと視界が遮られてしまいます。距離感を見誤ったり、ボールを見失ったりする原因になるため、グラブを顔の前に出す必要はありません。
顔のやや斜め前にグラブを構えて、打球を横から見る意識で捕球するのが、フライボールの処理のコツです。

ベースとの距離が遠い外野手は、ボールの落下地点の少し後ろに立ち、勢いをつけて捕球するのも良いでしょう。事前に勢いをつけておくことで、スローイングが行いやすくなります。

 

・狙った場所に投げるスローイングのコツ

野球の守備は、ボールを捕球して終わりではありません。狙った場所に素早くボールを投げられるスローイングの技術も必須です。スローイングの技術は、内野手ならゴロアウトを取れるかどうか、外野手なら余計な進塁を防げるかどうかに大きく関わります。

スローイングの際は、ボールを投げたい方向に左肩や左肘、左膝を向ける意識を持ちましょう。
ボールを投げ終わった後、送球した方向に何歩かステップを踏むことも大切です。ステップを踏むことで、体のブレを抑えられます。

 

■守備がうまくなる練習方法は?

守備がうまくなる練習方法は?

 

守備力の向上を目指すには、練習を繰り返して動きに慣れることが大切です。具体的に、野球初心者の方はどのような練習を行えば良いのでしょうか。
守備力向上のために、まずは次の練習から始めることをおすすめします。

 

・キャッチボール

キャッチボールは、ボールを捕る・投げるという一連の動作を学ぶ基本の練習方法です。柔らかくボールを捕ったり、狙った場所にしっかり投げたりすることを意識しながら、丁寧にキャッチボールを行いましょう。

実際の守備を想定して、相手の投げたボールを受けた後に少しステップを踏むのもおすすめです。
基本のキャッチボールを行った後は、ランニングスローなどにチャレンジしてみるのも良いでしょう。

 

・ノック

バウンドの高さや体の合わせ方といった感覚を養うには、ボールをたくさん受ける必要があります。ノックを行い、ゴロボールに対する体の合わせ方や動き方を練習しましょう。

ボールを捕った後は、ファーストやセカンドに送球する動きも行うようにしてください。ボールを捕ってからスローイングするまでの、一連の流れを身につけることができます。

ただし、基本ができていない方がいきなりノックを受けても、効果的な練習になりません。ゴロを投げてもらって捕球する練習などを繰り返し、守備時の基本姿勢を身につけることから始めましょう。

 

・一人でできる守備練習の方法

キャッチボールやノックは、一人では行えません。一緒に練習できる人がいない時は、自宅で自主練を行うのもおすすめです。
一人でもできる守備練習の例をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

【真上に投げたボールをキャッチ】
真上に向かって利き手でボールを投げて、それをグラブでキャッチするというシンプルな練習です。フライをキャッチする感覚や、遠近感などを養うことができます。グラブの芯で捕球することを心がけましょう。
屋内で行う時は、ボールを天井や家具にぶつけないように注意してください。

【壁当て】
壁に向かってボールを投げ、跳ね返ってきたボールをキャッチする壁当ても、有効な自主練のひとつです。さまざまなゴロを捕る練習を行うことができます。
近隣住民とのトラブルにつながる恐れがあるため、必ず壁当て可能な広場などで練習を行いましょう。

 

■無駄な失点を防ぐ守備力を鍛えよう

どれだけたくさん得点できたとしても、それ以上に失点していては試合に勝てません。実際の試合では、点を取ることと同様に、相手の得点を防ぐことも重要です。
無駄なエラーでピンチを広げないために、しっかりとボールを処理できる守備力を身につけましょう。

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