野球部で必要な道具は? 部活デビューに向けてアイテムをそろえよう
中学校や高校への進学を機に、子どもが野球を始めるという方もいらっしゃるでしょう。野球は、サッカーやバスケットボールなどに比べると使用する道具が多いスポーツです。グローブやバットなど、入部時に何を用意しておけば良いのかわからないことも考えられます。
ここでは、野球部に入る時に必要な道具の一例や、選び方のポイントなどをご紹介します。
【目次】
■野球部に入る時に必要なもの
中学校や高校入学を機に野球を始める初心者の方は、どのような野球用品をそろえれば良いのか悩んでしまうこともあるはずです。
学校によっては部活で一括して購入するケースもありますが、一般的には以下のアイテムを用意しておく必要があります。
・グローブ
野球において、グローブ(グラブ)は必須アイテムのひとつです。ポジション(守備位置)ごとに形状が異なるので、自分が守るポジション用のグローブを用意する必要があります。投手や捕手、ファースト用のグローブは、特徴的な形をしているので覚えておきましょう。
【投手(ピッチャー)用】
握り方からボールの変化を悟られないように、ウェブ(網目)に隙間がないのが特徴です。
【捕手(キャッチャー)用】
投球時の的になるため、他のポジションのグローブより捕球面が大きく丸い形をしています。捕手はキャッチャーミットを使用しないと試合に出場できません。
【一塁手(ファースト)用】
送球を受けることが多いため、ボールを挟みとれるように大きな作りになっているのが特徴です。
ポジションが定まっていないうちは、捕手以外の全ポジションで使えるオールラウンドのグローブを用意するのがおすすめです。
ポジション以外にも、利き手や手の大きさ、軟式用・硬式用などの違いがあるため、購入時に確認してください。
また、中学や高校野球では、グローブのカラーやサイズの規定があります。試合用のグローブのカラーは、以下の点に注意が必要です。
・本体のカラーはブラウン系やオレンジ系、ブラックのものに限る
・投手用のグローブは、しめひもと本体のカラーが同一のものに限る
市販のグローブを購入すれば問題ないことがほとんどなので、深く気にする必要はありません。オーダーメイドのグローブを作る時は、カラーやサイズを確かめておきましょう。
・スパイク・トレーニングシューズ
スパイクの靴底についているスタッド(突起)は、大きく金属製と樹脂製に分けられます。金属製スパイクはグラウンドによっては使用できないため、一足は樹脂製のスパイクを用意しておくのがおすすめです。
公式大会では、チームで同色のスパイクの着用が義務付けられています。購入前に、顧問の先生などに確認しておきましょう。
試合で使用するスパイクとは別に、練習中に履くトレーニングシューズも必要です。スパイクのようにスタッドがついていないので、トレーニング中の足にかかる負担を軽減できます。
スパイクと同じく、チームでカラーをそろえることもあるため、入部前に無理に購入する必要はありません。チームで履くシューズの色がわかってから購入すると安心です。
・練習着
部活用の練習着も必須です。部で新入生の練習着を一括して注文するケースもあるので、トレーニングシューズと同様に、必要に応じて購入することをおすすめします。
白色の練習着を用意するのが一般的ですが、部で色が指定されることもあります。
また、練習着・ユニフォームの下に着るアンダーシャツやスライディングパンツ(スラパン)、野球用のソックス、ベルトなども用意しておきましょう。
試合で着用するアンダーシャツは、チームで色を統一する必要があります。試合でも着用できるように、チームのカラーに合わせておくと便利です。メーカーやブランドのロゴが見えるアンダーシャツの着用はできないため、デザインに注意してください。
普段履きの靴下でも練習自体は行えますが、野球用のソックスの方が厚手で破れにくいです。汗や泥で汚れやすいので、複数枚用意することをおすすめします。
・バッティンググローブ・守備用手袋
グリップ力を高めて、バットを滑りにくくする役割を持つ道具がバッティンググローブです。手のひらや指を摩擦から保護したり、寒さを防いだりする効果も期待できます。
サイズや使い心地は商品ごとに異なるので、使いやすさを感じるバッティンググローブを用意しましょう。
ただし、バッティンググローブの着用は任意です。素手の方がバットを握りやすいのであれば、用意する必要はありません。中学や高校野球では、規定により白または黒の単色の手袋しか着用できない点にも注意が必要です。
ボールをキャッチする際の衝撃を和らげたい方は、守備用手袋も用意しておきましょう。こちらも、色は白または黒の単色の手袋のみ着用できます。
・バット
マイバットも用意しておくと便利です。バットはチーム共用のものを使うこともあるため、すぐに用意する必要はありません。
しかし、自分用のバットで練習することで、バッティング力を身につけやすくなります。
金属バット・木製バットともに使用できるため、基本的にはどちらを選んでも問題ありませんが、中学・高校野球では金属バットを使うことがほとんどです。打球感に慣れるために、金属バットで練習することをおすすめします。
また、バットは商品ごとに重さのバランスや長さ、グリップの握りやすさなどが異なります。可能な場合は実際に握ってみたり、試し打ちしたりして、使い心地を確かめておくと安心です。
■自主練用にボールも用意しておこう
通常、部活の練習は学校が用意したボールを使うため、自分でボールを購入する必要はありません。
しかし、オフの日などに自宅で自主練をしたくなることも考えられます。自主練用に、ボールも用意しておきましょう。
野球のボールは、硬式球・軟式球・準硬式球の3種類に大きく分けられ、それぞれボールの硬さや握り心地、飛び方などが異なります。自分がプレーするカテゴリに適したボールを用意することが大切です。
また、野球用のボールには試合で使われる公式球だけでなく、トレーニング目的で作られた練習球もあります。通常より重い、色分けされている、雨天でも使えるように防水性が高いボールなどが一例です。
自主練の効果を高めたい方は、練習の目的や環境に合わせてトレーニング用の練習球を用意することもおすすめします。
■必要な道具からそろえていこう
野球をプレーするにはさまざまな道具をそろえなければいけませんが、学校または部活側が一括して注文したり、部活の備品を使用できたりするケースもあります。購入する前に、顧問の先生やコーチなどに確認しておくと安心です。
ただし、野球をするうえで欠かせないグローブは、個人のものを使用することがほとんどです。野球部に入ろうと考えている方は、最優先で用意しておきましょう。
野球部に入りたいと考えている方は、最低限必要な道具からそろえていくことをおすすめします。
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