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golf2020.08.12

【ざわざわ藤澤のギア放浪記】Vol.4 夏のラフは「専用ギア」で克服しよう!

本格的な夏も近づき、ゴルフ場の芝の勢いがますます増してきているいま、ラフからのショットの成否はスコアを大きく左右する。
しかし普通のアマチュアにとっては、トーナメントプロのように入射角やフェースの向きをコントロールしてラフからナイスショットするのは難易度が高すぎる。
だからこそアマチュアは、夏ラフからやさしく打てるお助けギアをバッグに入れておきたい。
そこで今回は、ゴルフ5PR部隊「ざわざわコンビ」のクラブ担当・藤澤心之介さんに、夏ラフからのショットをやさしくする「夏ラフギア」を厳選して紹介してもらった。

「まず1つめは、アルペンのプライベートブランド『セーバー』です。これは“ラフ専用ユーティリティ”という、ラフからのショットを前提としたコンセプトで開発されており、アマチュアが普通にスイングしても、ラフからやさしく脱出できるクラブです」

最大の特徴はラフからの抜けが抜群にいい「キールソール」。キールとは船底の竜骨を指す言葉で、セーバーのソールは船底のように中央が出っ張ったV字型になっている。そのため芝との接触面積が少なく、芝をかき分けるように抜けていく。


船底のように中央が出っ張った、V字型の「キールソール」が最大の特徴

「実際にラフマットでスイングしてみると、本当に芝の抵抗が小さく、スムーズに振り抜けます。リーディングエッジがボールを拾ってくれて打ち出し角も高いので、FWやUTでは十分な飛距離が出せないようなラフからでもしっかりキャリーが出せます。これがあれば、ミドルアイアン以下で脱出するのが精一杯だったラフからでもグリーンを狙える場面も増えてくると思います」


ソールの抵抗が少なくなるため、芝をかき分けるように抜けていく

ラインアップはロフト21度の「F」とロフト26度の「U」。ラフだけでなく、フェアウェイバンカーやディボット跡などからのショットでも使える便利クラブとして、バッグに入れておけば大いに役に立つクラブと言えそうだ。


「セーバー」にはロフト21度の「F」(写真左)と26度の「U」がラインアップ。便利クラブとして重宝する2本だ

グリーン周りの夏ラフ対策には、ウェッジ選びにひと工夫凝らしたい。

「ラフからのアプローチには、ハイバウンスウェッジが絶対的におすすめです。ラフではボールの沈み具合がわかりにくく、ボールの下をウェッジがくぐってしまう“だるま落とし”のミスが多発します。そういった状況では、普段以上にバウンスの効果が重要なんです」


12度を超えるハイバウンスもラインアップされた「ボーケイSM8」

おすすめはタイトリストの最新ウェッジ「ボーケイSM8」。ソールのバリエーションが豊富で、とくに「D」や「F」といったソールデザインには、12度を超えるハイバウンス設定がラインアップされている。

「ラフマットからバウンス12度の『Dソール』を打ってみましたが、ソールがしっかり効いてくれて、ダルマ落としが出ません。フェースに球が乗るし、気持ちよく抜けて距離も高さも揃えやすい。アプローチが苦手な人ほど効果を実感できると思うので、ぜひ試してみてほしいですね」


フェースにしっかりと球が乗るのでコントロールしやすい、バウンス12度の「Dソール」

またラフからのアプローチは、フェースとボールの間に芝が挟まるためバックスピンがかかりにくく、安定しない。しかしキャロウェイの「JAWSウェッジ」は、抜群のスピン性能でラフからでも安定したスピンを確保しやすい。

「『MD』シリーズは以前からスピン性能には定評があったんですが、最新の『JAWSウェッジ』のスピンはすごい。ボールにしっかり食いつきます。普通のウェッジだとスピンがほどけてしまうようなラフからでも、ある程度スピンが残ったアプローチができるんです。これはピンチでとても心強いですね」


「MD」シリーズ最新の「JAWS」は、ある程度のラフからでもスピンが残る食いつきの良さが特徴

「JAWS」は、フェース面に「NEWマイクロフィーチャー」という独特のミーリング加工が施されていることに加え、溝の縁が鋭利な「37Vグルーブ」を備えており、従来にない高いスピン性能を備えている。

「リーディングエッジの丸みがボールを拾いやすいですし、バウンスが大きめのモデルを選べばラフではかなり心強いと思います」


高いスピン性能の秘密は、溝の縁が鋭利にデザインされた「37Vグルーブ」

やっかいな深いラフも、最新ギアを駆使すれば克服可能。この夏は夏ラフ専用ギアでスコアを伸ばそう!

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