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golf2022.03.17

【キャロウェイ ローグ STシリーズ】全国フィッターの試打データで解った!ミート率の劇的向上で飛距離性能アップ!

2月25日に「ローグST MAXドライバー」「ローグST MAX Dドライバー」が発売されたのを皮切りに、今後も続々と関連モデルが発売されていく予定のキャロウェイ新作ドライバー「ローグST」シリーズ。

ゴルフ5では発表直後から試打クラブを多数用意し、各地域の店舗を統括する地区担当フィッターたちによる実証試打を行ってきたが、その結果、前モデルの「EPIC」シリーズからさらに大幅な性能アップがなされていることがわかりつつあるという。今回その膨大な試打データから、ニューモデルの優位性を分析してみた。

「ローグST」シリーズは、スタンダードモデルと言える「ローグST MAX」、つかまり性能の高い「ローグST MAX D」、低スピンでハードヒッター向けの「ローグST MAX LS」、軽量モデルの「ローグST MAX FAST」の4モデルがラインアップされている。


「ローグ ST」ドライバーは合計4モデルがラインアップ(写真は左上から「ローグ ST MAX」「ローグ ST MAX D」「ローグ ST MAX LS」「ローグ ST MAX FAST」)


まず「ローグST MAX」を、前モデル「EPIC」シリーズのスタンダードモデルである「EPIC SPEED」と比較してみると、ミート率(ヘッドスピードに対するボール初速)が明らかにアップしている点が目立った。

これは全ヘッドスピード領域で大幅にアップしていたが、とくにヘッドスピード41~43m/sの領域では1.41から1.42以上へと0.01を超える劇的な向上が見られており、初速性能の高さをうかがわせる。


表1:「ローグ ST MAX」vs「EPIC SPEED」ヘッドスピード別 ミート率の比較

※グラフ縦軸:ミート率、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


打ち出し角やバックスピンなどの弾道要因は「EPIC SPEED」と非常に近い高弾道・低スピンのデータが出ているなか、左右ブレに関しては全ヘッドスピード領域で約5ヤードの左傾向となっており、劇的ではないが、全体的にほどよくつかまって安定した弾道が打ちやすいことがわかる。


表2:「ローグ ST MAX」vs「EPIC SPEED」ヘッドスピード別 つかまり具合の比較

※グラフ横軸:左右ブレの度合い(ヤード)、グラフ内赤字:ヘッドスピード帯


その意味で「ローグST MAX」はヘッドスピードを選ばず幅広いゴルファーが高いミート率で飛ばせるドライバーと言うことができそうだ。

続いて「ローグST MAX D」を、コンセプトの近いドローバイアスモデルの「EPIC MAX」と比較してみる。

ここでは、ミート率が「ローグST MAX」と「EPIC SPEED」との差以上に大きくアップしていることに加え、バックスピン量が200~300rpmも大幅に減っていた点が目立った。


表3:「ローグ ST MAX D」vs「EPIC MAX」ヘッドスピード別 ミート率の比較

※グラフ縦軸:ミート率、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


表4:「ローグ ST MAX D」vs「EPIC MAX」ヘッドスピード別 バックスピン量の比較

※グラフ縦軸:バックスピン量、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


また、打ち出し角はわずかに低めで、つかまり性能は全般的に高いながらも「EPIC MAX」よりは若干抑えられていた。

この結果、「EPIC MAX」よりもヘッドスピード1m/sあたりの飛距離が全体的にアップしており、とくにヘッドスピード43m/s以上の領域ではヘッドスピード1m/sあたり0.1ヤードも飛距離が伸びる高い飛距離性能を発揮した。


表5:「ローグ ST MAX D」vs「EPIC MAX」ヘッドスピード別 飛距離の比較

※グラフ縦軸:HS1m/sあたりの飛距離、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


続いて、ロースピンモデルの「ローグST MAX LS」は、同じくロースピンモデルの「EPIC MAX LS」との比較。

このカテゴリーでもっとも特徴的だったのはつかまり性能だ。キャロウェイの「LS」や「サブゼロ」と名の付くロースピンモデルは、バックスピン量が少なく飛ばせる反面、球がつかまらないせいでユーザーを選ぶ部分があったが、この「ローグST MAX LS」はほぼ、全ヘッドスピード領域でつかまり性能が明らかにアップしており、決して「つかまらないモデル」ではなくなっている。


表6:「ローグ ST MAX LS」vs「EPIC MAX LS」ヘッドスピード別 つかまり具合の比較

※グラフ横軸:左右ブレの度合い(ヤード)、グラフ内赤字:ヘッドスピード帯


球の高さなどは概ね前モデルと近いなかでミート率は前モデルをしっかり上回っており、高い飛距離性能を保持しつつ一般的なアマチュアゴルファーでもつかまった球が打ちやすくなっているという点で、大きく進歩したといえるだろう。


表7:「ローグ ST MAX LS」vs「EPIC MAX LS」ヘッドスピード別 ミート率の比較

※グラフ縦軸:ミート率、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


最後に軽量モデルの「ローグST MAX FAST」を、同じく軽量モデルだった「EPIX MAX FAST」と比べてみると、全体的に高打ち出し・低スピン化が進み、高い飛距離性能を備えていることがわかる。


表8:「ローグ ST MAX FAST」vs「EPIC MAX FAST」ヘッドスピード別 バックスピン量の比較

※グラフ縦軸:バックスピン量、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


その結果ミート率、ヘッドスピード1m/sあたりの飛距離といったデータも向上しており、全体的に飛距離性能がアップしているのは明らかだが、とくにヘッドスピード41m/s以下の層で顕著に高く、ヘッドスピードが遅めの人ほど結果が出やすいクラブということがいえそうだ。


表9:「ローグ ST MAX FAST」vs「EPIC MAX FAST」ヘッドスピード別 飛距離の比較

※グラフ縦軸:HS1m/sあたりの飛距離、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


これらのデータをもとに「ローグST」シリーズの4モデルを横断的に見てみると、「ローグST MAX」がかなり幅広いゴルファーをしっかりとカバーできるため、ほとんどのゴルファーがこれを基準にできる、まさにスタンダードだと考えてよいだろう。

そのうえでスライス傾向が強くさらに球のつかまりを求める人は「ローグST MAX D」を、ヘッドスピードが41m/s以上ある人やバックスピン量が多めの人は「ローグST MAX LS」を、反対にヘッドスピードが40m/s未満の人は「ローグST MAX FAST」を選択肢に入れて打ち比べてみることをおすすめしたい。

いずれにしても「ローグST」シリーズは4つのモデルであらゆるゴルファーを網羅しており、自分に合ったモデルを選びさえすれば確実にクラブの進化の恩恵を受けることができる。
まずはゴルフ5で試打して、進化した飛びを体感していただきたい。
 


<キャロウェイ ローグSTの詳細はこちら>

https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/2022callaway/


<キャロウェイ ローグSTの動画はこちら>

https://youtu.be/h5cvvCL_Kx4

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