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outdoor2020.08.13

クーラーボックスはキャンプの必需品! 選び方と保冷力を長持ちさせる使い方

食材が腐るのを防ぎ、飲み物を冷たいまま長時間保存できるクーラーボックスは、多くのアウトドアシーンで重宝するアイテムです。特に暑い時期のキャンプでは、食中毒予防のためにも保冷力が高く、飲食物をしっかりと保存できるクーラーボックスを用意しておく必要があります。
ここでは、クーラーボックスの選び方や保冷力を長持ちさせる上手な使い方をご紹介します。

 

【目次】

■キャンプ用クーラーボックスの選び方

・用途に応じてタイプを選ぶ

・断熱材や保冷日数にも着目

・使用人数や宿泊日数から容量を選ぶ

・持ち運びやすさも確認

■保冷力を長く保つクーラーボックスの使い方

・保冷材でしっかりクーラーボックス内を冷やす

・開け閉めの回数を減らす

・地面に直置きしない

・日陰に置く

・クーラーボックスを二重にする

■クーラーボックスを上手に活用してキャンプを楽しもう

 

■キャンプ用クーラーボックスの選び方

キャンプ用途で使うクーラーボックスを選ぶ際は、確認したいポイントがいくつかあります。キャンプ用クーラーボックスの選び方のポイントを押さえ、用途に適した製品を選びましょう。

 

・用途に応じてタイプを選ぶ

クーラーボックスは、大きくハードタイプとソフトタイプの2種類に分けることができ、それぞれ特徴が異なります。どのような用途で使うのかを考えたうえで、タイプを選ぶようにしましょう。

 

【ハードタイプの特徴】

ハードタイプ

使われる断熱材によって差はありますが、密閉性や保冷力が高いのがハードタイプのクーラーボックスです。宿泊を伴うキャンプや釣りのように、中身を長時間しっかりと冷やし続けたい場面での使用に向いています。
また、頑丈さに優れていて衝撃にも強く、製品によっては簡単な椅子やテーブルとして使ったり、フタを開けておいてクーラー代わりにしたりできるなど、使い方も多彩です。

ハードタイプは保冷力が高い分サイズが大きくかさばるため、収納するスペースなどを考えたうえで選ぶようにしましょう。

 

【ソフトタイプの特徴】

ソフトタイプ

柔らかい素材で作られているため軽量で、コンパクトに折りたたんで収納できるなど、持ち運びが簡単なのがソフトタイプの魅力です。持ち運びが簡単なので、デイキャンプやピクニックなどのちょっとしたアウトドア、日常の買い物などでも活用できます。
ハードタイプと併せて、サブのクーラーボックスとして活用するのも良いでしょう。

ハードタイプに比べると断熱性は低く保冷力が長続きしない点や、柔らかく軽量なため衝撃に弱い点には注意が必要です。

 

・断熱材や保冷日数にも着目

クーラーボックスの保冷力は使われる断熱材によっても異なります。特にハードタイプのクーラーボックスは、断熱材によって保冷力が大きく変わります。よく使われる断熱材は、発泡スチロール、発泡ウレタン、真空断熱パネルの3種類です。

 

【発泡スチロール】

シンプルで安価、軽量なのが魅力ですが、保冷力は低く繰り返し使うことも難しいため、単体で使うのではなく、他のクーラーボックスと組み合わせて使う必要があります。

 

【発泡ウレタン】

多くのハードタイプのクーラーボックスで使われているもので、宿泊を伴うキャンプでも活用できます。断熱材が厚いものは高い保冷力を持つといわれているので、保冷力を重視する場合は厚みを確認して選ぶことをおすすめします。

 

【真空断熱パネル】

価格は高めですが、薄くても高い保冷力を誇るタイプです。連泊時や炎天下での使用に向いているので、夏キャンプを楽しむ機会が多い方に向いています。

 

断熱材と同時に、製品スペックの「保冷日数」も確認するようにしましょう。保冷日数とは「20℃前後の室温で、クーラーボックスに入れた氷が溶けきらずに残っている日数」のことで、クーラーボックスが持つ保冷力の大まかな目安です。
しかし、内容量やフタを開け閉めする頻度など、使用する環境によって保冷力の持続期間は異なるため、記載されている日数よりも短い期間しか保冷力が持たないこともあります。あくまで参考値としてとらえ、実際の使用日数よりも保冷日数に余裕があるものを選ぶのがおすすめです。

 

・使用人数や宿泊日数から容量を選ぶ

クーラーボックスの容量は、キャンプに行く人数や宿泊日数から選ぶのがおすすめです。1泊2日のキャンプで仮定した場合、30Lの容量で大人2人分、50Lあると4人家族の食料が入るくらいの大きさになります。

ただし、必要以上に大きいクーラーボックスを使って中の隙間が増えると、保冷力は落ちてしまいます。また、大きいクーラーボックスはしまう収納スペースのことも考える必要があるので注意しましょう。
大容量なものを1つ使うのではなく、複数のクーラーボックスを活用するのもおすすめです。

 

・持ち運びやすさも確認

家族で使うなど、大きめのクーラーボックスの購入を考えている場合は、持ち運びやすさの確認も必要です。
容量が大きく、重量があるクーラーボックスを選ぶ際は、キャスター付きの製品を選ぶと良いでしょう。キャスターと伸縮するハンドルが付いているものなら、クーラーボックスを転がして運ぶことができるため、移動が楽になります。

 

■保冷力を長く保つクーラーボックスの使い方

保冷力を長く保つクーラーボックスの使い方

 

どれだけ保冷力に優れたクーラーボックスを選んでも、上手に使わないと期待通りの保冷力を発揮できません。クーラーボックスの保冷力を長く保つためのポイントをご紹介します。

 

・保冷材でしっかりクーラーボックス内を冷やす

クーラーボックスの役割は冷たさを保つことで、単体で食材や飲み物を冷やせるわけではありません。保冷材を使用して、クーラーボックス内部を事前にしっかりと冷やすことが大切です。

保冷材は大きめで保冷力が長続きするものや、板状タイプでクーラーボックス内部の整理が簡単に行えるものを選ぶと良いでしょう。

冷凍できる飲食物は凍らせたうえでクーラーボックスに入れて、保冷材と併用するのもおすすめです。その際、冷気は下に溜まるため、冷凍食品はクーラーボックスの底に入れるのがポイントです。

⇒保冷材を探す

 

・開け閉めの回数を減らす

クーラーボックスのフタを頻繁に開け閉めすると、フタの隙間から冷気が逃げ、保冷効果が落ちてしまいます。飲み物と食べ物は別々のクーラーボックスに入れて、フタの開け閉めの回数を減らす工夫をすることも、保冷力を長く保つ上では重要です。

フタの内側に銀マットなどの断熱材を被せておき、密閉性を高めておくのも効果的です。クーラーボックス上部の断熱性を高め、フタを開けた際に逃げる冷気の量を減らすことができます。

 

・地面に直置きしない

夏場は太陽光で地面が熱を持っていることも多く、クーラーボックスを地面に直置きしていると、下からの熱でクーラーボックスの中が温まってしまいます。
クーラーボックス用のスタンドを用意したり、テーブルの上に置いたりして、クーラーボックスが地面に直接触れないようにしましょう。

 

・日陰に置く

直射日光の当たる場所に置いていると、クーラーボックスそのものが温められ、保冷力が落ちます。できるだけ温度が低く、風通しの良い日陰に置いておくようにしましょう。
日陰が近くにない場合などは、タープで日陰を作ったり、遮光効果があるシートをクーラーボックスに被せたりするのも効果的です。

 

・クーラーボックスを二重にする

家族用など、容量の大きいハードタイプのクーラーボックスはフタのサイズも大きいため、開け閉めの度に多くの冷気が漏れてしまいます。開け閉めの回数や冷気の漏れを少しでも減らすために、ハードタイプの中にソフトタイプのクーラーボックスを入れておき、二重にして使用するのも良いでしょう。

ハードタイプには飲み物を、その中のソフトタイプには肉のようにしっかり保冷したい食材を入れるなどしておけば、ハードタイプを開け閉めしても、ソフトタイプ内部の冷気は逃げないため、保冷力を長持ちさせられます。

 

■クーラーボックスを上手に活用してキャンプを楽しもう

飲み物や食材を冷たいまま保存できるクーラーボックスは、夏場のキャンプの際には欠かすことができないアイテムです。開け閉めの回数を減らしたり、クーラーボックスを二重にしたりして上手に使えば、保冷力を長持ちさせることができるため、キャンプで使う方はポイントを覚えておくと便利です。
保冷力や容量、持ち運びやすさなど、自身の用途に見合ったクーラーボックスを上手に活用して、夏のキャンプを楽しみましょう。

 

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