最新ドライバーは弾道で選べ!上がるテーラー、つかまるキャロウェイ、直進性ならピンがすごい!【ざわざわ藤澤のギア放浪記】Vol.6
今秋に発売されるニュードライバーのなかでも、とくに注目を集める3モデルがある。それはテーラーメイドの「SIMグローレ」、キャロウェイの「ビッグバーサ」、そしてピンの「G425MAX」だ。
新しいドライバーは欲しいけれどどれがいいのか迷ってしまうという悩めるゴルファーのために、ゴルフ5PR部隊「ざわざわコンビ」の藤澤心之介さんと、ゴルフスイングコンサルタントの吉田洋一郎プロが3モデルを徹底調査!
ゴルフスイングコンサルタントの吉田洋一郎プロと、「ざわざわコンビ」藤澤心之介さんが実際に打ってインプレッション
SIMグローレ」「ビッグバーサ」「G425MAX」の注目の3モデルを、実際に吉田プロと藤澤さんに打ってもらったわけだが、今回は3モデルの特徴が非常にはっきりとしていたため、2人の意見は即座に一致。「これなら迷う心配はない!」と口をそろえた。
その特徴とは、「SIMグローレ」はやさしく高弾道が打てること、「ビッグバーサ」は球のつかまりがいいこと、そして「G425MAX」は直進性が高く球が曲がらないこと。いずれもアベレージゴルファー向けのモデルながら、そのなかでのターゲットが明確で選びやすいということで2人の意見は一致した。
吉田「まずテーラーメイドの『SIMグローレ』ですが、非常に軽いですね。これならパワーがない人でもやさしく振り切れます」
藤澤「総重量が、SRシャフトでなんと275g。ヘッドだけでなくシャフトもグリップも軽量のものが装着されていて、とにかく軽いんです」
吉田「でも最近の軽量シャフトはしっかりしていて全然頼りない感じはしないんです。ヘッドが効いているのもありますが、軽いからって手打ちになる心配はないですね。そしてすごく球が高い」
藤澤「はい。カーボンクラウンの効果で低重心ですし、『SIM』譲りの『イナーシャジェネレーター』で深重心。これならヘッドスピードの遅い人でも高打ち出しのビックボールが打てると思います」
吉田「球のつかまりもいいし、ヘッド主体にまあるく振って、長いインパクトゾーンでスイングできます」
フェース面の向きを変えずにヘッドを真っすぐ出していくイメージが出ると吉田プロ
SRで総重量275gと超軽量。パワーがなくてもスムーズに振り抜ける
「SIMグローレ」をおすすめしたいのは、普段からキャリー不足気味で飛距離が出ていない人。ちょっとパワーが落ちてきたという人にとっても、軽くて振りやすく、ヘッドスピードアップの効果も期待できる。とにかく高弾道で飛ばしたかったら「SIMグローレ」だ。
長いインパクトゾーンで打ち出しの高い高弾道を打ちやすい「SIMグローレ」
次はキャロウェイの「ビッグバーサ」。2人とも、圧倒的なつかまりのよさに舌を巻いた。
吉田「これは本当につかまりますね。僕らにはちょっとつかまりすぎるくらいですが、スライスに悩んでいる人には救世主になるクラブなんじゃないですか」
藤澤「最大級のドローバイアス設計が売りだそうで、球のつかまりやすさにかけては圧倒的と言っていいと思います」
吉田「スイングしていてフェースがクルッとターンしてくれます。それにアッパーに振りやすいクラブなので、自然とインサイドからアッパー目に球をとらえる感じも出て、ドローが出やすいと思います」
藤澤「ヘッド後方が薄いシャローバックになっている効果かもしれませんね」
吉田「意外に球も強くてスピンも少ない。普段からカット軌道でスライスしたり入射角が鋭角で吹き上がってしまうような人にはぜひ試してもらいたいクラブです」
ヘッドがクルンと方向転換するイメージで抜群のつかまりやすさ
最大級のドローバイアス設計でスライス撲滅に効果絶大
浅重心設計ながら、吉田プロの言うように球も上がりやすく球がつかまる。スライサーの問題点を一気に解決して飛距離アップにつなげてくれるクラブと言えるだろう。
インサイドからアッパー気味にとらえるイメージが出やすいと吉田プロ
吉田「最後にピンの『G425MAX』ですね。ピン史上最大の慣性モーメントなんですって?」
藤澤「はい。すごく深重心で慣性モーメントが大きく、直進性に優れています」
吉田「芯を外して打ってみても本当に球が曲がらない。ミスヒット時にヘッドがブレる感じがないんです。打点がバラつく人にはかなり大きな効果が期待できると思いますよ」
藤澤「スピンも少なめで打ち出し角も高すぎず、強い球が出ています」
吉田「球のつかまりもよくて、大慣性モーメントのヘッドなのに右にスッポ抜ける感じはない。つかまった球で前にボールを飛ばせるクラブって感じです」
藤澤「曲げたくない人、強い球で飛ばしたい人は、絶対『G425MAX』はおすすめですね」
ミスヒットしてもヘッドがブレず直進性の高い球が出る
ヘッド後方に大きな重量が配され、ピン史上最大の慣性モーメントを誇る
前モデルよりもヘッド重量が増えているせいか、ヘッドの重みを感じやすくダウンスイングで自然とリリースできて、ヘッドを目標方向に放り出すような感じでスイングできると吉田プロ。
中弾道の強い球を打ちたいなら、絶対にこのドライバーだ。
ヘッドを目標方向に放り出すようなイメージでスイングできる
藤澤「今回打った3モデルは、それぞれ特徴がはっきりしていて選びやすいですね」
吉田「はい。自分の弾道をチェックして、打ち出しを上げるのか、球をつかまえるのか、左右の曲がりを抑えるのか、どれがいちばん飛距離を伸ばせるか考えれば、どのドライバーが合うかすぐにわかると思います」
藤澤「
ゴルフ5
の店舗で試打していただければ弾道データもわかります。ぜひチェックしてみてください!」