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golf2020.10.02

試打データで解説!大注目の『PING G425』ドライバーは今秋の大ヒットモデルとなるか!?【ざわざわ藤澤のギア放浪記】Vol.7

9月18日に発売されたピンの最新ドライバー「G425」シリーズ。ゴルフ5では、発売前から前モデルの「G410」シリーズを大幅に上回る試打数と事前予約数を数えており、空前の人気を誇る大ヒットモデルになりそうな予感がある。

このG425がこれほど人気なのは話題性だけでなく、その性能の裏付けあってのものだと、ゴルフ5PR部隊「ざわざわコンビ」のクラブ担当藤澤心之介さんは話す。なぜG425がこれほど人気なのかを改めて分析してもらった。

「前モデルの評判がよかったため、新モデルに対する期待値が高いのはもちろんですが、実際に試打された方が納得のいく結果を得たからこそ、この予約数につながったのだと思います。実際に来店して試打されたお客さまのデータを分析した結果、かなりハッキリした結果が出ているので、それを読み解いてみようと思います」

まずG425シリーズを打った人が共通して言うのが「前モデルよりもつかまりがよくなった」という点。
G425シリーズはピン史上最大の慣性モーメントを誇るヘッドだが、慣性モーメントが大きいクラブはフェースターンがしにくくプッシュアウトなどのミスも出やすいという弊害がある。しかしG425はつかまり性能もアップさせることでその問題を解決し、アマチュアにとっても使いやすくなっているのだ。

「ただ重心を深くして慣性モーメントをアップさせるだけではなく、重心距離が長くなりすぎないようにしたり、重心角をある程度確保したうえで慣性モーメントを極大化しています。こういった配慮は、大慣性モーメントドライバーを作り続けてきたピンならではの、現場からのフィードバックの賜物だと思います。さらにこのつかまりの差が、『MAX』『LST』『SFT』という3モデルでハッキリと出るようになっているので、試打した方が自分に合ったモデルを選びやすかったのも、試打後の予約・販売につながっていると思います」



【表1:サイドスピン量】横軸左に行くほどフック回転、右にいくほどスライス回転が強い

※グラフ縦軸:ヘッドスピード グラフ横軸:左右の回転数 
※「others」の数値は過去半年間のすべてのクラブの平均値


実際、サイドスピン量を比較した表1を見ると、全ヘッドスピード毎の平均値で『LST』のサイドスピンが32.4rpmとほぼストレートに近いフェードになっているのに対し、『MAX』では-65.7rpmのストレートドロー、SFTでは-296.8rpmの強めのドローになっている。これなら自分の球のつかまりに応じてモデルを選べ、フィッティングもはまりやすい。

「またG425シリーズは全体的に高打ち出し・低スピンですが、『SFT』は少し多めのスピン量になっていて球が上がりやすいのが特徴です。その意味では、強いライナーボールが打ちやすい『LST』、それよりも少し高めの中弾道でしっかりキャリーも出せる『MAX』、つかまった高弾道で飛ばせる『SFT』という色分けがハッキリできていると思います。とくに『LST』に関しては、ヘッドスピードが速いゴルファーがしっかり叩いても吹き上がらずに強い弾道で飛ばせるうえ、ヘッドサイズがひと回り小さくてシャープなこともあり、上級者やプロにもはまるドライバーだと思います」



【表2:上打ち出し角】各ヘッドスピード別に上打ち出し角の分布を表したもの

※グラフ縦軸:打ち出し角 グラフ横軸:ヘッドスピード 
※「others」の数値は過去半年間のすべてのクラブの平均値



【表3:バックスピン量】各ヘッドスピード別にバックスピン量の分布を表したもの

※グラフ縦軸:バックスピン量 グラフ横軸:ヘッドスピード 
※「others」の数値は過去半年間のすべてのクラブの平均値


打ち出し角(表2)とバックスピン量(表3)のデータを見ても、『LST』と『MAX』は打ち出し角は0.1度差とほぼ変わらず、バックスピン量もMAXが約120rpm・5%程度多いだけなので、大きな差がないなかでヘッドサイズや操作性を考慮しつつ、前述のつかまりの差で選べる。一方の『SFT』は、『MAX』と比べて打ち出し角で0.7度、バックスピン量で約330prm・15%近く増えており、明らかに球が上がりやすい。これにつかまりのよさが加味され、アベレージゴルファーには明らかに扱いやすいクラブになっていると言える。

「大慣性モーメントで直進安定が高いというのは全モデルに共通し、そのうえで、つかまって上がる『SFT』、やさしく真っすぐ飛ばせる『MAX』、つかまりすぎずコントロール性の高い『LST』というキャラクターがハッキリしているのがG425の大きな特徴だと思います。そのためどんなゴルファーにもマッチする1本が見つかりますから、人気が出るのも当然かもしれません」

ゴルフ5のフィッティングでは、最新鋭のデジタルカメラを3台使用した「3カメ計測」によって、お客様のスイングタイプに合わせたクラブを提案してくれる。このG425シリーズ、ゴルフ5各店舗で試打クラブが取り揃えられているので、ぜひ一度 ゴルフ5 で試打してその性能を体感していただき、どのモデルが一番合うか試していただきたい。

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