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golf2022.01.13

テーラーメイド新作「ステルス」シリーズが登場!ドライバーの新時代を切り拓くカーボンフェースの誕生秘話に迫る

発売前ながらすでに話題沸騰中のテーラーメイドの新ドライバー「ステルス」。何と言ってもフェースにカーボン素材を使用するという意欲的な試みが注目されており、従来の「メタルウッド」から「カーボンウッド」へと新時代を拓くドライバーだと噂される。

2月4日に発売予定の「ステルス」シリーズは、スタンダードモデルの「ステルス」のほか、高弾道でつかまりのいい「ステルスHD」と、スライディングウェイトを備えた「ステルスプラス」の3モデルをラインアップ。「カーボンウッド」という新コンセプトを大々的に打ち出してきている。


フェースにカーボンを採用し「カーボンウッド」と銘打たれた「ステルス」


「カーボンフェース」以外にも「イナーシャジェネレーター」や「ツイストフェース」「貫通型スピードポケット」など、過去のモデルで培ってきた技術をふんだんに用いた設計で、Mシリーズ以来の「飛んで曲がらない」という性能に磨きをかけたドライバーであることがうかがえる。

「ゴルフ5史上いちばん売れた」というほどの人気を誇った「SIM2」の成功から、ブランド名を一新してまで新しい挑戦に踏み切った取り組みには、テーラーメイドの自信がうかがえる。

そこで今回、テーラーメイドのプロダクト担当である柴崎高賜さんに「ステルス」誕生秘話を聞いた。


話をしてくれたのは、テーラーメイドゴルフ ハードグッズプロダクト シニアマネージャーの柴崎高賜さん


まずフェースにカーボン素材を使うことの最大のメリットについて柴崎さんは、「軽さ」であると力説する。

「カーボンは、チタンよりも軽くて硬い素材。長年の研究によって、この軽さがボール初速につながるということがわかりました。カーボンの採用でフェースを軽くすることができると、相対的にヘッドの後方を重くすることができます。するとインパクト時に、硬くて軽いフェースが受け止めたエネルギーをさらにその後方から押し込むような状態を生み出せるので、同じ重量・慣性モーメント・反発係数のヘッドでも、インパクトのエネルギー伝達効率が劇的にアップするのです」(柴崎さん)

イメージ的には、テニスや卓球のラケットのような「面」でインパクトするのではなく、ビリヤードやお寺の鐘のようにボールを「打ち抜く」ことで高いエネルギー効率を生む感覚だ。


相対的に重くなったヘッド後方がボールを押し込むことで、高いエネルギー効率を生む


しかしこのカーボンフェースの実用化に辿り着くまでには、多くの障害があり、長い時間を費やしたという。実はカーボンフェースの開発を始めたのは2001年のことで、実に22年もの間、水面下で研究を続けてきたのだそうだ。

「『ステルス』という名前も、開発を極秘裏に続けてきたことから生まれたネーミングなんです。22年前というと、弊社では『300シリーズ』のドライバーを発売した年で、まさに本格的にチタンヘッド全盛の時代に足を踏み入れたタイミング。そのころからカーボンの可能性を信じ、長い年月をかけて開発を続け、やっと報われたのがこの『ステルス』なんです」(柴崎さん)

カーボンというと、弾かないのではないか、飛ばないのではないか。さらには打球音が悪そうといったさまざまな疑念がわくが、「ステルス」ではそれらの問題をすべて解決して商品化にこぎつけた。

「カーボンフェースは、カーボン繊維をシート状にしたものを重ねて作っていますが、薄いと強度が足りず、厚すぎると飛ばないというジレンマに陥ります。しかし長年の研究の結果、60層という最適解にたどりつき、強度と飛距離性能の両立が可能になりました。打球音に関しては、『サウンドエンジニアリングチーム』という音専門のチームを編成して研究し、従来のチタンヘッドよりも音がいいと言えるところまで突き詰めました。この音は本当に気持ちよくて、『もっともっと打ちたい!』と感じるほど。これはぜひ皆さんに体感していただきたい部分です」(柴崎さん)


「ステルス」シリーズのフェースは、カーボンシートを60層重ねて作られている


カーボンフェースは、バックスピンの低減にも大きな効果を発揮する反面、雨などでフェース面がぬれるとスピンが減りすぎてドロップしてしまうという問題も抱えていたが、これはフェース面にPUコーティングを施し、さらに溝を配することで解決した。

またカーボンフェースは、こういったエネルギー効率の向上、スピン減以外にもメリットが多いと柴崎さん。

「カーボンは、金属よりも加工精度が高いので製品としての再現性がとても高いんです。そのため『スピードインジェクション』によって反発性能の調整を行わなくてもギリギリの性能を確実に出すことができるので、『ステルス』では『スピードインジェクション』を廃止しています」


フェース面にはPUコーティングがなされ、どんなコンディションでも最適なスピン量を得ることができる


反発係数の規制などによってすでにチタンヘッドドライバーの性能が限界に達しつつあるなか、「カーボンフェース」の登場はまさにブレイクスルーとなりえる。22年間の開発の歴史のなかでは、チタンの進化に押されて開発中断に追い込まれたこともあると言うが、5~6年ほど前にアメリカで起こったイノベーションによって一気に実現に向けて加速し、ついにはチタンを追い抜いたことで「ステルス」が誕生したのだ。

「『SIM2』はチタンヘッド最強のドライバーでしたが、素材によってチタンの限界を超えた真の最強ドライバーが『ステルス』。これは『カーボンウッド』という新時代のスタートラインに立つドライバーです。ぜひ実際に打って、新しい時代を体感してください!」(柴崎さん)


つかまりがよく高打ち出しの「ステルスHD」(写真左)、スライディングウェイトを搭載した「ステルスプラス」(写真右) 計3種のヘッドがラインアップされる


ドライバーの新時代を切り拓く可能性を秘めた「ステルス」。ゴルフ5各店では1月14日(金)より試打可能となる。ぜひお近くのゴルフ5で試打をして体感してみていただきたい。
 


<テーラーメイド ステルスの詳細はこちら>

https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/2022taylormade/


<テーラーメイド ステルスに関する動画はこちら>

https://youtu.be/HIB81-Hl6-Q

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