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golf2025.02.27

2025年最新クラブ試打 福住将プロ&福住修プロ編 【チームゴルフ5宮崎合宿レポート】

新たに若い男子選手4名をチームゴルフ5に迎えて、例年にない大所帯で行われた2025年の宮崎合宿。合宿の大きな目的の1つに、今シーズン使用するクラブのテストがある。合宿の終盤には、宮崎CCの練習場を借り、弾道計測器「GCクワッド」を使いながらドライバーのテストが行われた。そのなかから、新加入の双子選手、福住将プロと福住修プロが、それぞれ気になるドライバーを2本に絞って試打した様子をお届けする。

 
『宮崎CCの練習場でテスト。気温は12-13度まで上がったが、若干アゲンストの環境だった(試打:修プロ 見学:左から田子プロ、将プロ、伊藤プロ)』

福住将・修プロは、ともに2002年12月生まれの22歳。神奈川県出身で、現在*専修大学の4年生(今春卒業予定)。ともにツアーでの活躍を目指すなか、弟の修プロは昨年のQTで41位に入り、2025年はレギュラーツアーの出場も見込まれている。2人とも身長170㎝ほどで細身だが、300ヤードを超える飛距離の持ち主だ。

なお妹の福住あい選手も専修大ゴルフ部で、昨年のゴルフ5レディスに出場しているゴルフ一家だ。

最初に打った弟の修プロが選んだのは、キャロウェイ「エリート トリプルダイヤモンド(TD)」と、テーラーメイド「Qi35 LS」の2本。

*2025年2月時点


 『修プロは、「エリート TD」のロフト9度。シャフトはフジクラ「24ベンタス レッド」の6X、「Qi35 LS」もロフト9度でシャフトはフジクラ「ベンタスTR レッド」の6Xでテストした』

「エリート TD」を手にした修プロの1発目は、いきなりトータル332ヤードのビッグドライブ。小柄で細身ながら爆発的な飛距離に、周りで見ている選手たちからも驚きの声が上がる。

2発目はさらに飛距離が伸びて340ヤード。こちらは打ち出し角13.9度、バックスピン量1798rpmという、驚異的な弾道だった。

最後3発目は、試合でも使う高さを抑えたショットを披露。いわゆる「ライン出し」でも318ヤードの距離が出ており、かなり実戦的な手応えがありそうだ。

 
『「エリート TD」で1発目から330ヤード超えのビッグドライブを披露した修プロ』

「ボール初速がすごく出ていて、思った以上に飛んでいました。顔もよくて、構えた瞬間にターゲットをイメージできるので打ちやすいです。打感もいいですし、最後のライン出しみたいなコントロールも効くので、かなり使えそうな感触です。ただ、2発目は1発の飛距離としては最高ですが、スピン量がギリギリなので、試合で使うにはもう少しスピンが増えるセッティングにしてもよさそうです」(修プロ)

 
『ライン出しでも十分な飛距離が出せるコントロール性能も魅力(修プロ)』

続いて「Qi35 LS」。

こちらは1発目320ヤード、2発目321ヤード。飛距離こそ「エリート TD」に及ばないが、とくに1発目のバックスピン量2204rpmというのは「安定して飛ばせる理想のスピン量」とのこと。

あとは打ち出し角がもう少し増えればもっと飛ぶはずと、3発目はややアッパーなインパクトで振りにいった。するとなんと342ヤードの本日の最長距離を達成。ポテンシャルの高さを感じさせた。

 
『「理想的なスピン量」の弾道が出た「Qi35 LS」(修プロ)』

「3発目はスイングで高さを出しましたが、この打ち出し角をロフトやシャフトで出せればこのくらい飛ぶということですから、かなり楽しみなヘッドです。重心位置のせいか、『エリート TD』よりもスムーズに振り抜ける感じがして、ヘッドスピードが出そうな感じも好きです。少しヒールに当たった球も距離が出ていましたし、そういう安心感も心強いです」(修プロ)

 
『振り抜きがスムーズでヘッドスピードが出そうだと修プロ』

続いて兄の将プロがテスト。

将プロが試したのは、ピン「G440 LST」と、キャロウェイ「エリート TD」の2本。

将プロは「顔にはかなりこだわる」ほうで、クラブを選ぶときは顔の個体差も見極めるという。また修プロと比べるとバックスピン量が多めなことから、低スピンのドライバーが好みだという。

 
『将プロは、ピン「G440 LST」のロフト9度でシャフトはメーカーオリジナル「ピン ツアー2.0 ブラック」の65X。「エリート TD」もロフト9度でシャフトはフジクラ「24ベンタス レッド」の6Xをテストした』

まず打ったのは「G440 LST」。

1発目は313ヤードで、バックスピン量2669rpmと、ちょっとスピンが増え気味。2発目はヒールに当たり、301ヤード。そして3発目、バッチリタイミングが合ったインパクトは336ヤードのビッグドライブだった。

 
『スピン量が多めということで、低スピンの球に期待したい「G440 LST」(将プロ)』

「3発目はバックスピン2197rpm。自分の理想スピン量2200rpmに限りなく近くて、すごくいい弾道でした。でも実は2発目のミスショットで300ヤードを超えたのに驚いています。自分としては結構なミスヒットだったのに、曲がり幅は多分フェアウェイの範囲内。それでこの距離が出てくれたら、実戦ではすごく心強いと思います。『LST』でこれですから、さすがピンですね」(将プロ)

 
『ミスヒットへの強さに実戦的な安心感があったという「G440 LST」(将プロ)』

続いて修プロも試した「エリート TD」。

こちらは2発打って331ヤード、334ヤードと、安定してビッグボールが出た。

とくに2発目はバックスピン量こそ2546rpmと理想値より少し多めだったが、ボール初速が80m/sを超えており、かなりのポテンシャルを感じさせる弾道だった。


 『驚異的なボール初速で飛距離のポテンシャルは極めて大きい(将プロ)』

「ボール初速が本当にすごいですね。打感もいいし、振り心地もよくて、気持ちよく振り切れます。しかもちょっと芯を外したくらいじゃ曲がらないので、思い切って振れる。この相乗効果は飛距離にすごく貢献すると思います。それと個人的には、ソールしたときの座りがすごく好き。ピタッとターゲットを向いてくれるので、構えやすさの安心感も大きいです」(将プロ)

 
『「ソールしたときの座りのよさが魅力」だという「エリート TD」(将プロ)』

2人とも、全ドライバーで330ヤードを超える飛距離を出してきて、飛距離の性能は問題なし。どれが実戦向きかは、同じ球が打てるかという弾道の安定性で決まりそうだ。

そこは、これからシャフトを換えたり調節機能を駆使してさらに打ち込んで見極めていくことになりそうだ。

これらのドライバーは、ゴルフ5各店舗で試打可能なので、ぜひ実際に打って確かめていただきたい。福住ツインズほどは飛ばせなくとも、あなたのベスト飛距離は更新できるかも!


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