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golf2025.02.19

2025年最新クラブ試打 森山プロ&宇佐美プロ編 【チームゴルフ5宮崎合宿レポート】

今年も1月下旬にゴルフ5契約プロによる合宿が宮崎県内で行われた。今年は契約プロに新たな若い男子選手が4名加わり、彼らも合宿に参加。新制「チームゴルフ5」として、トレーニングや打ち込みに精を出したが、合宿終盤には宮崎カントリークラブの練習場で、ドライバーをテスト。森山友貴プロと宇佐美友亮プロの2人が気になるモデルを2本ずつに絞り込んで試打した様子をお届けする。

 

『試打を行ったのは、宮崎CCの練習場。「GCクワッド」で弾道データをチェック』

最初は森山プロから。森山友貴プロは日米を拠点に活躍し、昨年ネバダ大学ラスベガス校を卒業した期待の若手で、身長167㎝と小柄ながら300ヤード以上の飛距離を誇る飛ばし屋だ。

森山プロが手にしたのはピンの2本、「G440 MAX」の9度と「G440 LST」の10.5度。いずれもフジクラの「24 ベンタスブルー」の7Xを装着して試打した。

 

『森山プロが打ったのはピン「G440 MAX」と「G440 LST」』

「G440 MAX」は、1発目からキャリー300ヤード、トータル319ヤードというビッグドライブ。2発目はこれを上回るキャリー308ヤード、トータル326ヤードという驚異的な飛距離を記録。2発目の打ち出し角は16.4度と高めながら、バックスピン量は2210rpm。まさに「高打ち出し・低スピン」のお手本のような弾道だった。

 

『300ヤード超えの飛距離を誇る森山プロ。スイングもダイナミック』

「ピンの『MAX』はアマチュア向けのヘッドという印象があったのですが、『G440 MAX』は上がりすぎたり、つかまりすぎることがなくて、僕のヘッドスピードでもいい弾道が出るのでびっくりしました。顔も大きすぎずキレイで構えやすいですし、打感も気持ちいい。『G430 MAX』とはかなりイメージが違いますね。3発目はちょっとヒール側にミスヒットしたのですが全然曲がらないし、これはアリだと思います」(森山プロ)

 

『「G440 MAX」が予想外にいい球が出て驚きだった』

 

『「MAX」は慣性モーメントも大きく、ミスヒットへの強さは実戦向き』

クラブスピード52m/sに対してボール初速も75m/sを軽く超えてきており、飛距離性能はかなり高いことが伺われた。なにより真っすぐの高弾道で飛ぶ球は、即戦力級だ。

続いて打ったのは同じピンの「G440 LST」。もともとピンなら「LST」が合っていたという森山プロ。「G440」は「MAX」がよかっただけに「LST」はどうなるのか気になるところ。

3発打って、それぞれのトータル飛距離が1発目309ヤード、2発目320ヤード、3発目322ヤードという結果。飛距離は「MAX」とほぼ同じだった。

 

『「G440 LST」も飛距離は「MAX」とほぼ同じ。弾道は低めだ』

「飛距離もスピン量もほぼ同じくらいでしたが、打ち出し角は『LST』が平均14.4度とこちらのほうが少し低め。ロフトは10.5度なので、その割にかなり強い中弾道という印象です。構えた顔はより小さくて『LST』のほうが好みなのですが、打感は『MAX』のほうが少しシャープで好き。これは迷いますね」(森山プロ)

 

『構えた顔は「LST」のほうが好みだという森山プロ』

弾道的にもどちらも納得の球なので、シャフトやウェイトなどの工夫で、ここから「伸びしろ」があるほうがエースになりそうな予感だ。

続いて登場したのは宇佐美友亮プロ。宇佐美プロは現在*愛知大学の4年生で卒業予定の22歳。昨年のプロテストに16位で一発合格し、今年からプロの世界に挑戦。正確なアイアンショットが武器の選手。

宇佐美プロが試打したのは、テーラーメイド「Qi35 LS」の9度と、キャロウェイ「エリート トリプルダイヤモンド(TD)」の9度。シャフトはいずれもフジクラ「24 ベンタスレッド」の6Xだ。

*2025年2月時点

 

『宇佐美プロはテーラーメイド「Qi35 LS」と、キャロウェイ「エリート TD」を試打』

最初に打ったのは「Qi35 LS」。宇佐美プロはもともとバックスピン量の多いほうとのことで、低スピンの「LS」には期待が大きいという。

打った球は1発目こそ278ヤードだったが、2発目290ヤード、3発目291ヤードと、「平均280ヤード」という普段の飛距離を超えてくる弾道が出た。

 

シーズン前にして普段の平均飛距離を上回るショットが出た』

「振った感じかなり浅重心なのが感じられて、スピン量が少なくて飛んでいます。ちょっと上から入ってヒールめに当たった1発目でも極端に吹き上がらずにバックスピンが2613rpmというのは安心感がありますし、僕にとってはつかまったフェードが打ちやすいのでかなり好感触です。ヘッドも小ぶりで構えやすいですし、つや消しの仕上げもキレイですね」(宇佐美プロ)

前モデル「Qi10 LS」よりも少しつかまりがアップしたぶん、右に滑るミスも出にくく、宇佐美プロが言うような「つかまったフェード」が出ているのは実戦的。スピン量の少なさも、大きなアドバンテージになりそうだ。

 

『ぶ厚いインパクトで持ち球のフェードが安定して打てる安心感があるという』

続いて「エリート TD」。

こちらは294ヤードというビッグドライブが出た一方で、入射角が鋭角になってスピン量が増えると269ヤードという球も出て、少し飛距離のバラつきが気になった。

そこでソールの2つのウェイトを前後入れ替えてテストすることにした。通常は前4g、後ろ9gだが、今回宇佐美プロが試打したのは前2g、後ろ14gの別売ウェイトが入ったスペック。これを入れ替えて前14g、後ろ2gのポジションにすることで重心深度を浅くしスピン量を抑えるのが狙いだ。

すると早速トータル294ヤードというビッグドライブが飛び出した。バックスピン量は2261rpmと、かなり低めになっている。

「ウェイト交換して打ったら、見違えるような球が出て、ちょっと驚きました。これがコンスタントに出るなら心強いですね。クラウンの仕上げや顔の形はかなり好きなタイプなので、ウェイトを入れ替えて調整したりカチャカチャでもっといいセッティングが見つかれば、これはアリだと思います」(宇佐美プロ)

 

『ウェイトを前後入れ替えたことでスピン量が安定しより強い弾道が出た』

 

『構えた顔も「かなり好み」だという「エリート TD」』

いずれもまだ探求の余地は残しながら、気温の低い、アゲンストの練習場でこの飛距離が出たのは今後に期待が広がる。

シーズンが開幕して両プロのバッグに入っているドライバーは何になるのか、楽しみだ。

森山プロ、宇佐美プロが試打をしたピン「G440」シリーズ、テーラーメイド「Qi35」シリーズ、キャロウェイ「エリート」シリーズはいずれもゴルフ5にて試打ができる。

気になった方はぜひお近くの店舗に足を運んでいただきたい。


<ELYTEシリーズの詳細はこちら>
https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/2025new_arrx3/?maker=callaway

<G440シリーズの詳細はこちら>
https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/2025new_arrx3/?maker=ping

<Qi35シリーズの詳細はこちら>
https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/2025new_arrx3/?maker=taylormade

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