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other2025.05.23

ゴールテンディングって何? ルールを知ればバスケはもっと楽しめる!

ダブルドリブルやトラベリングなど、バスケットボールにはさまざまな反則があります。その中でも、シュートに関する反則のひとつが「ゴールテンディング」です。
名前を見るだけではイメージしにくいかもしれませんが、ゴールテンディングを知っていると、バスケットボールをさらに楽しめるようになります。
ここでは、ゴールテンディングの概要や起きた時の罰則、ゴールテンディング以外のシュートに関するルールなどをご紹介します。

 

【目次】

■ゴールテンディングとは?

■ゴールテンディングが起こった場合の罰則は?

■アリウープがゴールテンディングにならない理由

■覚えておきたいシュートにまつわるバスケの反則・ルール

・インターフェア

・24秒ルール(ショットクロック)

・バスケットカウント

■ルールを覚えて試合をさらに楽しもう

 

■ゴールテンディングとは?

ゴールテンディングとは?

 

ゴールテンディング(Goaltending)とは、ボールがリングの高さよりも上にある間に、フィールド内のプレーヤーがボールに触れる反則のことです。
選手がシュートを放ってから適用される反則で、以下の条件を満たしている間に選手がボールに触れると、ゴールテンディングとみなされます。

【フィールドゴールの場合】
・ボール全体がリングの高さよりも上にある
・シュートとして放たれたボールが、リングに向かって落ち始めている
・シュートとして放たれたボールがバックボードに触れた

【フリースローの場合】
・バスケットに向かっているボールがリングに触れる前に、プレーヤーがボールに触れた

簡単に言ってしまえば、リングに入る(シュートが決まる)可能性があるボールには、全ての選手が触れてはいけないというルールです。
シュートが放たれてから、ボールがバスケットに入る可能性がなくなるか、ボールがリングに触れるまでの間は、ゴールテンディングのルールが認められます。

一方で、シュートが決まる可能性があるとしても、リングより低い位置にあるボールにゴールテンディングは適用されません。

 

■ゴールテンディングが起こった場合の罰則は?

ゴールテンディングは、オフェンス・ディフェンスを問わず全てのフィールドプレーヤーに適用されるルールです。具体的な罰則は、ゴールテンディングをオフェンスとディフェンスのどちらが起こしたのかによって異なります。

オフェンス側のプレーヤーがボールに触れてゴールテンディングと判断された場合、ボールがバスケットに入ったとしても得点は認められません。
シュートは無効となり、フリースローラインの延長線上から、相手チーム(ディフェンスチーム)のスローインで試合が再開します。

一方で、ディフェンスがゴールテンディングを起こした場合は、フリースローなら1点、フィールドゴールなら2点または3点がオフェンスチームに認められます。
最後のフリースローの際にディフェンス側の選手がゴールテンディングのルールに抵触した場合は、オフェンスチームに1点が与えられたうえで、ディフェンス選手にテクニカルファウルが宣告される点に注意が必要です。

 

■アリウープがゴールテンディングにならない理由

ゴールテンディングと併せて覚えておきたいプレーのひとつに、アリウープがあります。アリウープとは、リングに近い位置に出されたパスを別の選手が空中で受け、そのままシュートを行うプレーです。

アリウープでは、パスを受ける選手はリングより高い位置にあるボールをキャッチすることになります。一見すると反則だと思うかもしれませんが、アリウープにゴールテンディングが適用されることは基本的にありません。

前述のとおり、ゴールテンディングはリングに向けた「シュート」に対して適用されるルールです。アリウープは、ボールを高い位置に放る「パス」にあたるため、基本的には選手がボールに触れても、そのままプレーを続行できます。

とはいえ、ボールを高く放るプレーがシュートなのか、パスなのかを明確に判断することは困難です。判定は審判に委ねられるため、場合によってはゴールテンディングを宣告される可能性もあります。

 

■覚えておきたいシュートにまつわるバスケの反則・ルール

覚えておきたいシュートにまつわるバスケの反則・ルール

 

バスケットボールには、ゴールテンディング以外にもさまざまな反則やルールがあります。反則やルールの知識を深めれば、よりバスケットボールを楽しめるようになるでしょう。
ここからは、ゴールテンディングと一緒に覚えておきたい、シュートに関連するバスケットボールの反則をご紹介します。

 

・インターフェア

インターフェアは、ボールがリングに触れている時に適用されるルールです。ボールがリングまたはバスケットに触れている時に、選手がバックボードやリング、ボールなどに触れると反則になります。
故意かどうかに関わらず審判の判断で判定されるため、ゴール付近でプレーする際は注意が必要です。
インターフェアの具体例としては、次のようなプレーが挙げられます。

【インターフェアの例】
・ボールがリングに入る可能性があるタイミングで、選手がボールやバスケットに触れた
・バスケットの下から手を通して、リング上のボールを押し出した
・リングを揺らしてボールの動きを変えた
・リングをつかんだ状態でプレーを行った など

インターフェアの罰則は、ゴールテンディングと同様です。
オフェンス側の反則なら得点が認められず、ディフェンス側の反則ならシュートと同じだけの得点が認められます。

 

・24秒ルール(ショットクロック)

24秒ルール(ショットクロック)は、各チームの攻撃時に課されるルールです。各チームはボールのコントロール権を得た後、24秒以内にシュートを打たなければいけません。
時間内にシュートを打てなかった、シュートしたボールがリングに触れなかったという時はバイオレーションとなり、相手チームのボールで試合が再開します。

24秒ルール以外にも、バスケットボールには時間に関するルールがいくつか設けられています。試合観戦やプレーの際に重要なルールなので、覚えておきましょう。

【8秒ルール】
オフェンス側は、8秒以内にボールをフロントコートに運ばなければいけない。

【5秒ルール】
ドリブルをすることなく、またはパスやシュートを行わずに、ボールを5秒以上保持し続けてはいけない。

【3秒ルール】
ゴール下の制限区域内(ペイントエリア)に3秒以上とどまり続けてはいけない。

 

・バスケットカウント

バスケットカウントは、ファウルを受けながらシュートを打ち、そのシュートが決まるプレーのことです。シュートによる得点は認められたうえで、フリースローの権利を1本得られます。
つまり、2ポイントシュートなら最大3点、3ポイントシュートなら最大4点を獲得することが可能です。

ファウルを受けながらシュートを決めなければいけないため、意図的に狙うのは難しいものの、バスケットボールの試合で特に盛り上がるプレーのひとつです。

 

■ルールを覚えて試合をさらに楽しもう

あらゆるスポーツは、試合が面白くなり、選手が安全にプレーできるようにさまざまなルールを設けています。中には複雑なものもありますが、ルールを知っていると試合観戦やプレーに役立つものです。
ご紹介した内容をもとに、バスケットボールの試合をさらに楽しみましょう。

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