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other2024.09.09

【バレー】レセプションの技術を向上させる方法とは? 意識したいコツや練習方法

バレーボールのプレーのひとつに「レセプション」と呼ばれるものがあります。近年使われることが増えている言葉ですが、具体的にどのようなものかご存知ない方が多いかもしれません。レセプションは失点を防ぎ得点につなげる重要なプレーなので、確実にコツを押さえてマスターしたいところです。
ここでは、バレーボールのレセプションの概要や、似た場面で使われるサーブレシーブやディグとの違い、レセプションを行う際のコツをご紹介します。

 

【目次】

■バレーボールのレセプションとは?

■サーブレシーブやディグとの違い

■レセプションのコツ

・腕をセッター方向に向ける

・ボールの落下地点を予測する

・腰を落とし過ぎない

・サーブに応じて姿勢を変える

■レセプションの練習方法

■レセプションで攻撃の起点を作ろう

 

■バレーボールのレセプションとは?

バレーボールのレセプションとは?

 

レセプション(reception)とは、歓迎会や応接、反応などという意味を持つ英語です。バレーボールにおけるレセプションは、相手のサーブに対するレシーブのことを指します。

バレーボールの試合において、相手のサーブを確実に上げることができなければ、ラリーは続きません。また、ボールが乱れてセッターが無理な体勢でボールを上げると、トスを出す位置が限られてしまい攻撃の幅も狭まります。
一方で、レセプションによってセッターがきれいにトスを上げられる状況を作れば、自チームの失点を防ぎながら攻撃の幅を増やすことが可能です。レセプションは、試合に勝てるかどうかに直結する重要な要素といえるでしょう。

 

■サーブレシーブやディグとの違い

レセプションと似たような場面で使われるバレー用語に、「サーブレシーブ」や「ディグ」などがあります。前述のように、レセプションは相手からのサーブを受けるプレーを指すため、サーブレシーブと意味は同じです。

一方でディグは、サーブを除いたボールに対するレシーブのことを指します。スパイクをはじめ、フェイントやチャンスボールなどを受けるレシーブもディグの一種です。
いずれもレシーブを指す言葉ですが、サーブレシーブとレセプションは同じ意味で、ディグは表す範囲が広いことを覚えておきましょう。

 

■レセプションのコツ

レセプションのコツ

 

レセプション(サーブレシーブ)は、試合の流れを左右する大切なプレーのひとつです。コツを押さえて、確実にボールを上げられるようにする必要があります。では、どのようにすればレセプションは上達するのでしょうか。レセプションの際に意識したいコツは、以下の通りです。

 

・腕をセッター方向に向ける

レセプションの際は、腕をセッターのいる方向に向けることが重要です。レシーブする腕の面がセッター方向に向いていないと、ボールが違う方向に飛んでしまいます。

また、ボールが当たる瞬間に腕を振ってボールを飛ばそうとするのも避けてください。腕を振ってボールを打つと、腕の向きがぶれてボールコントロールが難しくなります。腕を振らずにボールを迎える感覚で、ボールをコート内に上げることだけ意識しましょう。
ボールを上げる力は腕の振りで生み出すのではなく、膝のクッションを使ってボールの勢いを吸収してコントロールする意識を持つのがポイントです。

また、アンダーハンドでレセプションを行う際は、両手をしっかり組んで構えることも大切です。両手の親指の高さを揃えるように手を握ったら、指先が少し下を向くように腕を真っすぐ作ると、ボールコントロールを行いやすくなります。

 

・ボールの落下地点を予測する

相手のサーバーは、守備選手が取りにくい場所を狙ってサーブを打ってくることが多いはずです。ボールの軌道や落下地点を予測して、サーブの正面に入ってボールを受けることも重要です。サーブの正面に入っておけば、ボールが変化しても腕を出して対応しやすくなります。

また、バレーボールのサーブはサーバーの構え方や体の向きなどから、どのコースに来るのかを判断できます。サーバーのフォームを観察して、どこにサーブが来るか判断できる予測力を身につけるようにしましょう。サーバーがどんな球種を使うことが多いか、特徴を捉えておくのも有効です。

サーブの際に、サーバーが自分とチームメイトの真ん中付近を狙ってくることもあるでしょう。自分がボールの正面に入るのか、他の選手が正面に入るのか、チーム全体で声を出してコミュニケーションを取ることも重要なポイントのひとつです。

 

・腰を落とし過ぎない

レセプションでは、腰を落とし過ぎないことが大切です。一般的に、スパイクレシーブは前衛のブロッカーがコースを限定してくれるため、腰を落として強いボールに構える必要があります。

一方でサーブは、前衛のブロックに邪魔されることなく、相手選手が好きな場所に打つことができるプレーです。必要以上に腰を落とすと移動しにくくなり、ボールが前後左右に来た場合に対応できません。
体の重心を後ろにかけすぎると動き出しが遅くなるので、前側に重心をかけるように意識すると良いでしょう。少し力を抜いて構えるのがコツです。

 

・サーブに応じて姿勢を変える

バレーのサーブには、ジャンプサーブやフローターサーブなど、さまざまな種類があり、それぞれボールの回転や軌道が異なります。サーブの種類に応じて、レセプションの姿勢を変えることも大切です。

例えば、縦回転でボール自体に威力があるジャンプサーブは、サーブの威力を確実に体で吸収しなければいけません。重心を少し後ろ気味にして、ボールの威力を逃がせるように構えた方が、ボールを上げやすくなります。

一方で、無回転でボールの軌道が変化するフローターサーブは、レシーブできてもボールが高く上がらない恐れがあります。下半身のバネを使って、ボールをセッターまで運ぶ力を加える必要があるため、重心を前気味にかけておくことが大切です。

また、フローターサーブをはじめとした変化するサーブや、高い軌道で飛んで来るボールに対しては、オーバーハンドでレシーブする方が良い場合もあります。状況に応じて、オーバーハンドとアンダーハンドを使い分けることも意識しましょう。

 

■レセプションの練習方法

レセプションを上達するには、練習を繰り返してたくさんのサーブを受けることが大切です。落下地点を予測してボールの正面に移動すること、ボールに合わせて姿勢を変えること、腕をセッターの方向に向けることの3点を意識しながら練習に取り組みましょう。

バレーボール初心者の方は、アンダーハンドに欠かせない腕の組み方から練習するのがおすすめです。2人1組でボールを打ち合い、正面でボールを受ける練習も行うと、レセプションの基本的な動き方やボールの受け方を身につけられます。

基本的な練習に慣れてきたら、実戦形式のミニゲームを取り入れるのもおすすめです。練習中から意識的に声掛けを行うことで、チーム内の連携を高めたり、味方選手の守備範囲を把握したりできます。
レセプションのフォームが身につくまで練習を繰り返せば、強烈なサーブも返せるという自信になるでしょう。

 

■レセプションで攻撃の起点を作ろう

レセプション(サーブレシーブ)は、バレーボールの試合の起点になる重要なプレーのひとつです。相手のサーブを確実に受けてセッターに返せるようになれば、相手の得点を防ぎながら自チームの攻撃の幅を広げられます。
しかし、レセプションは個人技がすべてのプレーではありません。個人のテクニックも欠かせない要素ですが、誰がどこをフォローするのかなど、チーム連携も重要な要素のひとつです。
試合で勝ちたいと考えている方は、チーム全体でレセプションの練習に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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