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outdoor2023.05.04

ハイキング初心者は何に注意すべき? 服装やコースの選び方、マナーについて知ろう

本格的な登山やトレッキングなどと異なり、気軽に自然の景色を楽しめるのがハイキングの魅力です。初心者でも行いやすいアウトドアアクティビティですが、事故やけがをする恐れは捨てきれません。ハイキングを安全に楽しむには、しっかりと準備をしておくことが大切です。
ここでは、ハイキングの魅力や服装の考え方、初心者の方が知っておきたいコースの選び方、山歩きのマナーなどをご紹介します。

 

【目次】

■自然を満喫できるのがハイキングの魅力

■ハイキング時の服装の基本

・「軽装」は避けて動きやすい服装を

・アウターも必ず用意しよう

・シューズは歩きやすさが重要

■服装以外のアイテムのポイント

・リュック

・水筒

■【初心者向け】ハイキングコースの選び方

・平坦で整備されたコースを選ぶ

・ロープウェイがある山もおすすめ

■ハイキングで注意したいマナー

・自然のものを持ち帰らない

・ごみは持ち帰る

■ハイキングでリフレッシュしよう

 

■自然を満喫できるのがハイキングの魅力

ハイキングには明確な定義があるわけではありませんが、一般的には「比較的なだらかな山道を歩きながら、自然や景観を楽しむこと」を指します。

ハイキングに似たアクティビティに登山やトレッキングがありますが、登山は「登山用のアイテムを用意して、山の山頂を目指す山歩き」を、トレッキングは「山頂を目指すことに限らない山歩き」を指すことが多いようです。
言い換えると、山歩きを楽しむアクティビティの中で、最も気軽に楽しめるのがハイキングになります。

 

■ハイキング時の服装の基本

ハイキング時の服装の基本

 

どのようなコースを歩くかにも左右されますが、基本的にハイキングは本格的な登山用のアイテムを揃える必要はありません。とはいえ、山道を歩くことになるため、山歩きに対応できる服装を用意することが大切です。

 

・「軽装」は避けて動きやすい服装を

ハイキングは山の中で楽しむアクティビティです。Tシャツと短パンといった軽装すぎる服装は避けましょう。具体的な服装は季節やコースによって異なりますが、けがや虫刺されを防ぐために、長袖長ズボンを着用して肌の露出を避けるのがポイントです。伸縮性に優れているウェアを用意すると、歩きやすくなります。

また、歩いている最中は暑く感じても、休憩すると寒さを感じることも考えられます。気温や体温に合わせて服装を調節できるように、重ね着(レイヤリング)することも大切です。
汗をたくさんかくため、吸汗性や速乾性に優れているウェアを用意することをおすすめします。

 

・アウターも必ず用意しよう

山の天気は変わりやすいため、晴れていても突然雨や雪が降ることも考えられます。雨に濡れると低体温症に陥る恐れがあるため、防風性や撥水性に優れたアウター(レインウェア)を用意しておくことも大切です。
リュックに入れやすいように、軽くかさばりにくいものを選ぶと良いでしょう。

折りたたみ傘は片手がふさがってしまうため、ハイキング中の使用は避けることをおすすめします。

 

・シューズは歩きやすさが重要

ハイキングの際に履くシューズは、歩きやすさを重視して選ぶのがポイントです。整備されていない山道や、アップダウンが激しいコースを歩く場合は、足首まで覆えるトレッキングシューズやハイキングシューズを用意しておくと良いでしょう。
通常のスニーカーとは異なり、ソールが硬くグリップ力にも優れているので、足元が悪い道を歩く用途に適しています。

ただし、短時間しか歩かない、きれいに舗装されていて高低差も少ないといったコースの場合は、歩きやすいスニーカーやウォーキングシューズなどでも問題ありません。

 

■服装以外のアイテムのポイント

服装だけでなく、リュックや水筒などのアイテムを用意することも大切です。それぞれの選び方のポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

・リュック

ハイキングの際は、両手を空けるためにリュック(ザック)を用意しておきましょう。背中にしっかりとフィットするタイプだと、長時間歩いても疲れを感じにくいです。

商品によって容量は大きく異なりますが、日帰りのハイキングの場合は20L程度を目安にすると良いでしょう。少し多めにアイテムを持ち運びたい場合は、容量30Lなど少し大きめのタイプを選ぶのがおすすめです。

⇒リュックを探す

 

・水筒

屋外を歩き続けるハイキングシーンでは、汗をたくさんかきます。水筒を用意しておくことも大切です。水筒を用意しておけば、自動販売機やコンビニが近くになくても、すぐに水分補給を行えます。中に水を入れておけば飲み水にするだけでなく、傷口を洗ったり、料理に使ったりすることも可能です。

容量は季節や歩く時間などにもよりますが、1L以上あるものだと安心です。

⇒水筒を探す

 

■【初心者向け】ハイキングコースの選び方

【初心者向け】ハイキングコースの選び方

 

ハイキング初心者の方は、コース選びも大切なポイントです。初心者の方は、以下のポイントを参考に、ハイキングコースを決めてみてください。

 

・平坦で整備されたコースを選ぶ

傾斜がある登山道から、平坦な道まで、ハイキングのコースは場所によって特徴が大きく異なります。初心者の方は、平坦で整備されていて、歩行時間も短いコースを選ぶようにしましょう。
できるだけ歩きやすく、短時間で楽しめるコースなら、初心者の方でも安心して楽しめます。

ハイキングに慣れてきてから、徐々に距離を伸ばしたり、標高差があるコースにチャレンジしたりするのがおすすめです。

 

・ロープウェイがある山もおすすめ

標高の高い山に登って、山登りの達成感も味わいたいという方は、ロープウェイのある山を選ぶのも良いでしょう。山頂付近まですぐにアクセスできるので、初心者の方でも山歩きを楽しめます。
時間が足りない時や疲れてしまった時に、ロープウェイを使って簡単に下山できる点もメリットのひとつです。

 

■ハイキングで注意したいマナー

ハイキングの際は、山ならではのマナーを守ることもポイントです。山でのアクティビティを楽しむ際に注意したい、基本的なマナーをご紹介します。

 

・自然のものを持ち帰らない

自然環境保護の観点から、ハイキング中に見かけた山の植物や小石などを持ち帰ることは厳禁です。カメラやスマートフォンで撮影するだけに留めましょう。
植生を守るために、山に入る際、シューズの靴底についた土をしっかり落とすことも大切です。

また、ハイキング中に動物を見ることも考えられます。生態系を壊す原因になるため、餌をあげたり、驚かせたりするのも避けてください。

 

・ごみは持ち帰る

ごみのポイ捨ても厳禁です。1人がごみを捨てたことが原因で、ハイキングや登山が禁止になってしまう可能性も捨てきれません。基本的に、ハイキング中に出たごみは、必ず持ち帰ってから処理をしてください。ビニール袋を用意して、自分で出したごみは持ち帰るようにしましょう。
においの漏れる心配がある生ごみなどは、ジッパー付きの密閉性が高い袋に入れておくのがおすすめです。

 

■ハイキングでリフレッシュしよう

ハイキングは、気軽に自然を楽しめるアウトドアアクティビティです。登山と異なり専門的なアイテムを用意する必要がないので、初心者の方でもチャレンジしやすい点も魅力といえます。
ただし、アウトドア用の服や靴、リュックなどは用意しておかなければいけません。山ならではのマナーを押さえておくことも大切です。
アウトドア初心者の方は、まずはハイキングからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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