キャンプサイトをおしゃれに! 整理整頓に役立つハンギングラックの選び方

キャンプの際は、細かなアイテムの整理に悩んでしまうものです。使いたい時にアイテムが見つからない、アイテムが散らばっていてサイトが乱雑に見えるといった事態に陥ることも考えられます。
キャンプ中の小物類の整理を手軽に行いたい方は、小物類を吊るして収納できる「ハンギングラック(ハンガーラック)」を用意してみてはいかがでしょうか。
ここでは、キャンプシーンで役立つハンギングラックの魅力や、選び方のポイントをご紹介します。
【目次】
■キャンプにはハンギングラックを用意しよう!
キャンプなどのアウトドアシーンでは、基本的に持ち運びできるアイテムの量が限られます。ハンギングラックを用意すると持ち運ぶ荷物が増えることになりますが、それでも使用するメリットにはどのような点があるのでしょうか。
ハンギングラックを活用するメリットを、4つご紹介します。
・小型のアイテムを整理できる
ハンギングラックがあれば、キャンプシーンで使用するキッチンツールやランタン、焚き火用のギアといった小物類を、すぐに片付けることができます。
置き場所を決めておくことで、紛失防止につなげられるのが、ハンギングラックを用意するメリットのひとつです。
また、一般的な収納ボックスと異なり、ハンギングラックはアイテムを中にしまうわけではありません。どこに何を置いたのか、一目で確認しやすい点も魅力です。
・汚れたアイテムをかけておける
自然の中で過ごすキャンプシーンでは、普段以上にものが汚れたり、ぬれたりしやすいものです。ハンギングラックを用意しておけば、調理で使ったクッカーを洗った後に吊るしたり、汚れてしまった衣類を干したりすることもできます。
自宅で洗濯物を干す際にも使用できるため、キャンプに行く頻度が少ない方でも、宝の持ち腐れになることはありません。
・持ち運びやすく設営も簡単
キャンプなどのアウトドアシーンでは、持ち運ぶ荷物はできるだけ軽量かつコンパクトにするのが基本です。前述のとおり、ハンギングラックを用意するとキャンプ場に持って行く荷物は増えてしまいます。
とはいえ、収納ラックのような天板があるアイテムとは異なり、ハンギングラックはコンパクトな形状で持ち運ぶことが可能です。収納ラックの代わりにハンギングラックを使うことで、結果として荷物を軽量・コンパクトにまとめられます。
スリムな形状をしているため、キッチンスペースや焚き火の近くなど、狭い場所に設置しやすい点もメリットです。
・おしゃれなキャンプサイトを演出できる
収納アイテムを用意していないと、使ったアイテムをすぐに片付けることができません。キャンプサイトのさまざまな場所にアイテムを放置した結果、乱雑な印象を与えてしまうこともあるでしょう。
ハンギングラックがあれば、調理や焚き火などで使うアイテムを吊るしておけます。キャンプサイトが散らかるのを防ぎ、整理整頓されたおしゃれな雰囲気に仕上げることが可能です。
また、鉄製のシンプルなものや木製でナチュラルなものなど、ハンギングラックは商品ごとにデザインが異なります。キャンプサイトの雰囲気に合わせて選べる点も、大きなメリットといえるでしょう。
■キャンプ用のハンギングラックの選び方
キャンプ用のハンギングラックはさまざまな商品が販売されており、それぞれ特徴が異なります。アイテムをきれいに収納しておしゃれに仕上げるには、目指しているキャンプサイトの雰囲気や用途に適したものを用意することが大切です。
キャンプ用にハンギングラックを購入する際は、以下の点を確認しておきましょう。
・用途に適した素材を選ぶ
ハンギングラックは、商品ごとに使われている素材が異なります。素材によって印象はもちろん、使用に適したシーンも変わるため、用途を考慮して選ぶことが大切です。
ハンギングラックに使われる主な素材と、それぞれの特徴は、以下のとおりです。
【木製】
木製のハンギングラックは、自然の優しい風合いで、キャンプサイトになじみやすいのが魅力です。おしゃれにキャンプを楽しみたい方に適しています。
雨が降っている日が使えない、火元の近くは厳禁など、水や火に弱く設置場所が限られる点に注意が必要です。
【アルミ製】
高い強度と軽さを両立しているのが、アルミ製のハンギングラックの魅力です。持ち運びしやすさや耐久性に優れているので、キャンプ初心者の方でも取り扱いやすいでしょう。
【アイアン・スチール製】
耐熱性や耐久性が高く、焚き火と組み合わせて料理に使うこともできます。他の素材に比べると重たいため、キャンプサイトまで車で移動できるオートキャンプシーンでの使用に最適です。
さびやすいので、水にぬれた時はしっかりと水分を拭き取ったり、乾燥させたりする必要があります。
・サイズや耐荷重の確認はマスト
ハンギングラックのサイズや耐荷重も確認しておきましょう。
ハンギングラックが小さすぎると、アイテムを収納しきれません。必要以上に大きすぎるものも、持ち運びの手間が増したり、キャンプサイトに圧迫感が出たりする原因になります。
使用するアイテムの数や大きさを把握したうえで、キャンプスタイルに適したサイズのハンギングラックを用意することがポイントです。
高さに関しては、ロースタイルなら60~70cm前後、ハイスタイルなら90~100cm前後を目安にすると良いでしょう。高さを調整可能なタイプだと、シーンごとに使い分けできて便利です。
また、ハンギングラックにものを吊り下げすぎると、破損や転倒などのトラブルにつながる恐れがあります。重たいアイテムを吊り下げたい時は、ハンギングラックの耐荷重も確認しておくと安心です。
・設置方法もポイント
安全のために、設置方法も確認しておきましょう。ハンギングラックの主な設置方法は、自立型と打ち込み型の2種類です。
【自立型】
組み立てて地面に置くだけで使用できるタイプです。アスファルトなどの地面が硬い場所でも使うことができます。強風の影響で倒れる恐れはありますが、使い勝手に優れているのがメリットです。
【打ち込み型】
テントやタープのペグのように、地面にパーツを打ち込んで設置するタイプです。自立式よりも強固に固定できるため、風が吹いている時でも安心して使えます。
一度固定すると移動させるのが難しいため、設置場所の決め方がポイントになります。
転倒の恐れがあるため、設置方法に関わらず、安定した平地で使用することが重要です。
■ハンギングラックでキャンプサイトをおしゃれに
ハンギングラックがあれば、荷物をまとめて整理したり、キャンプサイトの雰囲気をおしゃれに演出したりすることができます。他の収納アイテムに比べると軽量かつコンパクトで、場所を取りにくい点もメリットです。
また、素材ごとに特徴が異なるので、キャンプサイトの雰囲気や使い方に合わせて選ぶと、より便利に使えるようになります。
キャンプを快適に楽しみたい時は、ハンギングラックを用意してみてはいかがでしょうか。
RECOMMENDED POSTS
この記事を見た方におすすめの記事