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outdoor2023.05.18

山歩きは事前の準備が大切! 覚えておきたい服装の考え方や歩き方のポイント

近年は、山歩き(トレッキング)の人気が高まりつつあります。山を登る達成感や、雄大な自然、澄んだ空気など、日常では感じられないひと時を楽しめるのが、山歩きの魅力です。
しかし、山歩きは自然の中で行うアクティビティなので、思いもよらない事故につながる危険性も秘めています。山登りを安全に楽しむためには、事前準備をしっかりと済ませることが大切です。
ここでは、山歩きにおける基本的な服装や、歩き方のポイントなどをご紹介します。山歩きに挑戦してみたい方は、ぜひ確認してみてください。

 

【目次】

■山歩きを楽しむための基本の服装

・トップス

・ボトムス

・登山靴

・リュック

■用意しておくと便利なアイテム

■初めての山歩きにおすすめの山の選び方

■覚えておきたい山歩きのポイント

・疲れにくい歩き方

・事前準備も重要

■しっかり準備して安全に山歩きを楽しもう

 

■山歩きを楽しむための基本の服装

山歩きを楽しむための基本の服装

 

山歩きをはじめ、アウトドアアクティビティで最も重要なのが服装です。普段着ているものではなく、アウトドアシーンに適したウェアを用意することを心がけましょう。
山歩きを楽しむためには、トップスとボトムス、登山靴、リュックを基本に服装を考える必要があります。

 

・トップス

「山の天気は変わりやすい」といわれることがあります。これは、山の斜面に風がぶつかることで空気が上昇したり下降したりしやすく、雲の発生・消滅が繰り返されることが理由です。
さらに、山の標高が高くなるほど気温は下がります。山歩きの際は、天候や気温、体温の変化に対応できる服装の準備が欠かせません。

必要に応じて服を着たり、脱いだりできるように、トップスはベース(肌着)、ミドル(中間着)、アウター(上着)の3層に分けて重ね着(レイヤリング)を行うのが基本です。レイヤリングを行い、休憩中は上着を羽織る、汗をかいたら脱ぐなどすれば、体温を調整しやすくなります。
汗を吸ってすぐに乾く、速乾吸汗性に優れているウェアを選ぶのがおすすめです。

前述のとおり、山は晴れていても急に雨が降り出すことが考えられます。防水透湿性に優れたレインウェアも、必ず用意しておきましょう。

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・ボトムス

ボトムス(パンツ)も、アウトドア用のアイテムを用意する必要があります。伸縮性の高いストレッチ素材を使っていて、動きやすいボトムスを選ぶのがおすすめです。
時期や天候にもよりますが、吸汗速乾性や耐久性、通気性、保温性などの機能性に優れているものを選ぶと、より快適に山歩きを楽しめます。

また、山道で転んでけがをしたり、虫に刺されたりするリスクを抑えるために、ロング丈のボトムスを用意すると良いでしょう。
ハーフ丈のボトムスを着用する場合は、タイツと組み合わせて肌の露出を抑えるといった工夫が必要です。

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・登山靴

舗装されていない山道を歩く山歩きの際は、登山靴(トレッキングシューズ)の用意も欠かせません。
普段履いているスニーカーや運動靴は、都市部の舗装されている道を歩くことを目的に作られています。岩場や未舗装路も多い山道を歩く用途には向いていません。
スニーカーで山道を歩いた結果、滑って転んだり、足首をひねったり、疲れやすくなったりすることも考えられます。必ず、専用の登山靴を用意しておきましょう。

登山靴には多くの商品がありますが、平坦な道が多い場合はローカットが、アップダウンがある場合はミドルカットがおすすめです。

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・リュック

両手を空けて荷物を運ぶために、リュック(ザック)も必要です。日帰りの場合は、20~30L程度の容量があるものを選ぶと良いでしょう。30Lほどあれば、防寒具や飲み物、行動食、タオルといったアイテムをしっかりと入れることができます。
撥水性や軽量性、ポケットの数なども確認しておくと安心です。

また、山歩きでは長時間リュックを背負って山道を歩き続けます。疲れやすくなったり、体を痛めたりする恐れがあるので、自分の体格に合ったリュックを選ぶことがポイントです。

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■用意しておくと便利なアイテム

用意しておくと便利なアイテム

 

服装だけでなく、小物の用意も忘れずに行っておきましょう。必ず用意しておきたいアイテムと、用意しておくと便利なアイテムの例をご紹介するので、参考にしてみてください。
ただし、必要なアイテムは登山を行う季節や天候、移動時間などに大きく左右されます。

【必ず用意しておきたいアイテム】
・タオル、ティッシュペーパー、ウェットティッシュ、行動食、飲み水(水筒)、ゴミ袋、地図、コンパス、帽子、手袋、ヘッドライト、モバイルバッテリー など

【用意しておくと便利なアイテム】
・非常用トイレ、ファーストエイドキット、トレッキングポール、換えの靴下、サングラス、ライター など

 

■初めての山歩きにおすすめの山の選び方

山歩きに慣れていない方がいきなり難易度の高い山に挑戦すると、事故につながる恐れもあり危険です。初めて山歩きにチャレンジする場合は、山の選び方も確認しておきましょう。
具体的には、以下の2点を意識して山を選ぶのがおすすめです。

【標高差が少ない】
標高差とは、登山口から山頂までの高さのことです。標高差が少ないほど、平坦に近い道を歩きながら、周囲の景色を楽しめます。
また、歩行時間の確認も必要です。初心者の方の場合は、歩行時間が2~4時間程度のコースからチャレンジしてみてください。

【登山口へのアクセスが簡単】
登山口へのアクセスも重要なポイントです。最寄り駅から登山口までのアクセスが良い山なら、そこまでの交通手段を考える必要がなくなります。時間に余裕を持てる点もメリットです。

また、人気が高い山を選ぶのも良いでしょう。人気が高く登山客が多い山ほど、登山道がきれいに整備されていたり、登山口までのアクセスが良かったりするため、安心して山歩きを楽しめます。

 

■覚えておきたい山歩きのポイント

実際の山歩きでは、歩き方や事前の準備も欠かすことができません。山歩きを行う前に知っておきたい、歩き方のポイントをご紹介します。

 

・疲れにくい歩き方

都市部とは異なり、山歩きでは斜面を歩くことが多いうえに、背中に重たい荷物を背負い続けることになります。山道の疲れにくい歩き方のポイントも覚えておきましょう。

【疲れにくい山道の歩き方のポイント】
1.頭から背中にかけて、上半身を真っすぐに保つ
2.足幅は普段よりも少し広くする
3.斜面では歩幅を小さくする。速さは平地の半分から3分の1が目安
4.足裏全体が同時に着地するように足を置く

 

・事前準備も重要

山歩きは、ルートや歩行時間などの計画を立てることが大切です。地図やガイドを活用して、遅くとも15時を目安に下山できるように計画を立てておきましょう。日帰りの山歩きの場合も、不測の事態に備えてヘッドランプや食べ物などを用意しておくと安心です。

また、山歩きを行う日時や具体的なコースが決まったら、友人や家族に計画を共有したうえで、登山計画書(登山届)を提出することも大切です。登山計画書を地域の警察署や登山口にある投函箱に提出しておけば、万が一の遭難に備えることができます。
地域によっては登山計画書の提出を義務付けている場合もあるので、事前に確認することをおすすめします。

 

■しっかり準備して安全に山歩きを楽しもう

山歩きは、自然の中で楽しむアクティビティです。どのような山に登る場合でも、事前にしっかりと準備をする必要があります。
服装やアイテム、計画など、事前準備が不十分だと、遭難事故などにつながる恐れがあるため注意が必要です。
安全に山歩きを楽しむために、今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。

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