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outdoor2024.09.12

クーラーボックスに保冷剤はどう入れるのが正解? 保冷効果を長持ちさせる使い方

屋外でも食材の鮮度を保ったり、飲み物を冷やしておいたりするために欠かせないクーラーボックス。キャンプやバーベキュー、ハイキングなど、食材を持ち運ぶアウトドアシーンでは用意しておきたいアイテムのひとつです。
しかし、保冷剤の入れ方や使い方によっては、クーラーボックスの性能を生かせない可能性があるため注意が必要です。
ここでは、クーラーボックスの保冷力を引き出す保冷剤の入れ方や、使い方のコツをご紹介します。

 

【目次】

■クーラーボックスの効果を高める保冷剤の正しい入れ方

・クーラーボックスの上側に入れるのが基本

・隙間を埋めることも重要

・事前に中身を冷やしておこう

・使う保冷剤の種類にも注意

■クーラーボックスは2種類を使い分けよう

■クーラーボックスを置く場所のポイント

・直射日光を避ける

・高さのある場所に設置する

■クーラーボックスと保冷剤で食材のおいしさをキープしよう

 

■クーラーボックスの効果を高める保冷剤の正しい入れ方

保冷剤を適当に中に詰めるだけでは、クーラーボックスの性能を十分に引き出すことができません。クーラーボックス内の食材や飲み物をしっかりと冷やすために、保冷剤を入れる時は次のポイントを意識するようにしましょう。

 

・クーラーボックスの上側に入れるのが基本

保冷剤は、クーラーボックスの一番上に入れておくのが基本です。空気は暖かいものは上に、冷たいものは下に移動する性質があるため、底に保冷剤を敷き詰めるよりも効率的に全体を冷やせます。
野菜や果物のような柔らかい食材は、別途容器に入れておくなど、保冷剤の重みで潰れないように工夫しておくと安心です。

ただし、大容量のクーラーボックスだと、上側に保冷剤を入れるだけでは中が冷えるのに時間がかかります。大きなクーラーボックスの場合は、底面にも保冷剤を入れるのがおすすめです。
使用する保冷剤の量は、クーラーボックスの容量の4分の1ほどを目安にすると良いでしょう。

 

・隙間を埋めることも重要

クーラーボックス内部の隙間を、食材や保冷剤で埋めることも重要です。内部にある隙間が大きいほど、フタを開閉した時に中の冷たい空気がたくさん出て行ってしまいます。
暖まった空気を冷やすために余分な保冷力が使われるので、冷たさが持続しにくくなってしまうのです。

持ち運びたい食材や飲み物に適した容量のクーラーボックスを用意して、隙間ができないようにしましょう。細かな隙間は小さな保冷剤や凍らせたペットボトルなどで埋めるのがおすすめです。
食材が少ない時は、クーラーボックスの側面を覆うように保冷剤を設置すると、隙間ができにくくなります。

この時、野菜のように冷やし過ぎると傷んでしまう食材は、保冷材から少し離して入れておくことがポイントです。

 

・事前に中身を冷やしておこう

保冷剤は、中の温度を下げる際に最も保冷力を使います。保冷効果を長持ちさせるために、中に入れる食材や飲み物は直前まで冷やしておくこともポイントです。
魚介類やペットボトル飲料のように凍らせても問題ないものは、冷凍したものをクーラーボックスに入れるのも良いでしょう。鮮度を保ちやすいうえに、凍らせた食材は保冷剤として活用できます。

また、クーラーボックス本体の中を事前に冷やしておくことも大切です。クーラーボックスを押し入れやお部屋に放置している場合、クーラーボックスそのものが熱を持っています。
そのまま保冷剤を入れても、クーラーボックス本体を冷やすのに時間がかかるため、保冷力が落ちてしまうのです。
使用する前日に保冷剤を入れておくなどして、クーラーボックス内部の温度を事前に下げておくことをおすすめします。

 

・使う保冷剤の種類にも注意

保冷剤は、冷やすことができる温度から、0℃タイプと氷点下タイプの2種類に大きく分けられます。名前のとおり、氷点下タイプの方が冷却力は高いです。

肉類や魚介類、アイスクリームなど、熱に弱い食材を保存する時は、よりしっかりと冷やすことができる氷点下タイプの保冷剤を使いましょう。
飲み物や野菜など、凍らせる必要はないものの、ある程度の温度を保ちたいものは、0℃タイプの保冷剤を使うのがおすすめです。

また、保冷剤の形状もポイントです。硬い容器に入っているハードタイプの保冷剤の方が、空気に触れる表面積が小さくなるので、保冷力が持続する傾向にあります。
一方で、ソフトタイプの小さな保冷剤は保冷力こそハードタイプに劣りますが、場所を取りにくいため、クーラーボックスの隙間埋めに最適です。

食材や飲み物をしっかりと冷やすために、特徴の異なる複数の保冷剤を組み合わせることも心がけましょう。

 

■クーラーボックスは2種類を使い分けよう

クーラーボックス自体の種類にも注意が必要です。クーラーボックスは、形状からハードタイプとソフトタイプの2種類に分けられます。それぞれの特徴は、以下のとおりです。

【ハードタイプ】
頑丈で、密閉性や保冷力に優れているのがハードタイプの特徴です。製品によっては簡易的な椅子やテーブルとして使うこともできます。
ただし、ソフトタイプに比べてサイズが大きく重さもあります。連泊のキャンプや釣りといったシーンにおすすめです。

【ソフトタイプ】
柔らかい素材でできていて、折りたたんでコンパクトに収納できるのがソフトタイプの魅力です。アウトドアシーンだけではなく、日常の買い物でも活躍します。
ハードタイプに比べると保冷力には劣るため、長時間の使用には向きません。

高温だと傷む恐れがある魚介類や肉類をハードタイプにしまい、ある程度の温度を保てれば問題ない飲み物類はソフトタイプにしまうなど、2つを使い分けるのもおすすめです。

 

■クーラーボックスを置く場所のポイント

クーラーボックスを置く場所のポイント

 

クーラーボックスの保冷力は、置き場所にも左右されるものです。食材や飲み物を長持ちさせるために、クーラーボックスの設置場所にも気を配りましょう。
クーラーボックスの置き場所は、次の2点を意識して決めることをおすすめします。

 

・直射日光を避ける

直射日光の当たる場所にクーラーボックスを置くと、クーラーボックスに熱がこもって保冷力も落ちてしまいます。直射日光を避けて、日陰に設置するのが基本です。
近くに木陰などがない時は、タープを設営してその下に置いたり、テントの前室に入れたりしておくと良いでしょう。

 

・高さのある場所に設置する

地面が蓄えた熱によって、クーラーボックス内の温度が上がってしまう恐れもあります。地面に直置きするのは控えることもポイントです。
机の上やクーラーボックススタンドなど、地面の熱を受けにくい場所に設置することを心がけましょう。

 

■クーラーボックスと保冷剤で食材のおいしさをキープしよう

温度の上昇によって食材が傷んでしまうと、食中毒などの事故につながる場合があります。屋外でおいしいご飯や飲み物を楽しむには、クーラーボックス内をしっかりと冷やしておくことが大切です。

保冷力をキープするために、保冷剤の入れ方やクーラーボックスの使い方を意識することを心がけましょう。キャンプやバーベキューなどでクーラーボックスを使用する際は、ご紹介したコツを参考にしてみてください。

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