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outdoor2024.09.24

レディース用登山リュックの特徴は? 体に合ったリュックで山道を快適に!

登山やトレッキングなど、山登りの快適さは荷物を収納するリュックの背負い心地に大きく左右されるものです。これからアウトドア用に登山リュックの購入を検討している女性の方は、レディースモデルのリュック(バックパック、ザック)を用意することをおすすめします。
リュックといえば男性用や男女兼用のものが一般的ですが、女性用のリュックとはどのような点が異なるのでしょうか。
ここでは、レディースモデルの登山リュックの特徴や、選び方のポイントをご紹介します。

 

【目次】

■レディースモデルの登山リュックの特徴は?

・背面長が異なる

・形状が異なる

■女性向け登山リュックの選び方

・サイズ

・容量

・機能性

・デザイン

■体にフィットするリュックで登山を快適に!

 

■レディースモデルの登山リュックの特徴は?

レディースモデルの登山リュックの特徴は?

 

登山やトレッキングで使用するリュックは、男性用や男女兼用(ユニセックス)モデルが多く見られます。女性用と銘打たれたリュックは、それらのモデルとどのような点が異なるのでしょうか。
女性用の登山リュックとユニセックスモデルの違いは、以下のとおりです。

 

・背面長が異なる

登山やトレッキングの際は、山道を長時間歩くことになります。場合によっては、連泊して何日も山道を歩き続けることもあるでしょう。歩いている最中にリュックが揺れると、余計な体力を消耗する原因になります。

体にかかる負担を減らして体力を保つために、体にフィットするリュックを用意することが大切です。
具体的には、首の後ろにある出っ張った骨から骨盤までの長さ(背面長)と、リュックの背面パッドの長さが合っていると、肩にかかる負担を軽減したり、背中の蒸れを防いだりする効果が期待できます。

女性用の登山リュックは、男性用やユニセックスモデルに比べて、背面長が短めに設定されているのが特徴です。小柄な体格の女性でも背負いやすいように工夫されています。

 

・形状が異なる

一般的に、女性と男性では体形が異なるものです。女性向けの登山用リュックは、女性ならではの体形に合わせて作られている点も特徴のひとつです。
例としては、ショルダーハーネスが曲線状でバストを圧迫しにくい、骨盤に合わせてウエストベルト(ヒップベルト)に角度がついている、各ハーネスの長さが短いといった点が挙げられます。

体に合わないリュックだと、背負いにくさを覚えるだけでなく、余計な体力を消耗する原因にもなります。男性用やユニセックスモデルのリュックだと違和感を覚えるという女性の方は、女性向けの登山リュックを選んでみてはいかがでしょうか。

 

■女性向け登山リュックの選び方

女性向け登山リュックの選び方

 

登山中に体にかかる負担を軽減するには、体に合ったリュックを選ぶことが大切です。女性用の登山リュックを選ぶ際は、次の点を確認しておきましょう。

 

・サイズ

登山リュックを選ぶうえで重要なのがサイズです。サイズの合わないリュックだと、疲れやすくなったり、体を痛めたりする原因になります。
自分の背面長を測っておき、体格に合っているリュックを探すことを心がけましょう。
背面長は個人差が大きく、似たような背丈でも数値が異なる場合があります。可能であれば、一度実際に背負ってみると安心です。

また、長時間歩き続けることを踏まえて、チェストストラップやウエストベルトを搭載したモデルを選ぶのもおすすめです。チェストストラップやウエストベルトを使ってショルダーハーネスを固定すれば、リュックが揺れるのを防ぐことができます。
結果として、体にかかる負担を軽減することが可能です。

 

・容量

リュックにどれくらいの荷物を収納できるかも、選び方のポイントのひとつです。登山と一口にいっても、日帰り登山やトレッキングのように比較的短い時間のものから、テント泊や山小屋泊を伴う本格的なものまで、楽しみ方はさまざまです。種類によって、必要な荷物も大きく異なります。

歩き続ける時間や自炊の有無、テントの必要性、季節などを考慮して、リュックの容量を決めましょう。必要な容量の目安は、以下のとおりです。

・荷物が少ない日帰り登山やトレッキング:10~30L程度
・山小屋拍を伴う登山:30~40L程度
・テント泊を伴う登山:50L以上

具体的な数字は、登山スタイルや山の難易度にも左右される点に注意が必要です。例えば、アイゼンやピッケルといった専用装備も使用する冬季の登山は、より大容量のリュックが必要になる可能性もあります。上記の数字はあくまでも目安として考え、シーンに応じて調整を行いましょう。

登山用のリュックに関しては、大は小を兼ねるわけではありません。持ち運ぶ荷物にぴったり合う容量のリュックを選ぶことを心がけてください。
容量が大きいリュックほど重たいため、持ち運ぶのに体力を使います。荷物が少ないと、リュックの下に荷物が集まって背負いにくくなる点も問題です。
容量の異なるリュックを複数個用意して、状況に応じて使い分けることをおすすめします。

 

・機能性

機能性も、重要なポイントのひとつです。特に、防水性や通気性を確認しておくことをおすすめします。

【防水性】
山の天気は変わりやすく、少し前まで晴れていたのに急に雨が降り出すこともあります。荷物がぬれないように、防水性に優れたリュックを選ぶと安心です。
防水性の高いリュックにレインカバーを装着すれば、より確実に荷物を守れます。

【通気性】
リュックを背負い続けると、背中にはたくさんの汗をかきます。蒸れて不快感を覚えるだけでなく、汗冷えにつながる恐れもあるため、通気性に優れたモデルを用意するのがおすすめです。
背中にメッシュ素材が使われているリュックは、蒸れを軽減する効果が期待できます。

また、リュックのポケットの数や位置も確認しておくと便利です。フロントポケットやサイドポケットがついていたり、中が細かく区切られたりしているものなら、よく使う小物を簡単に取り出しやすくなります。
リュックの中身をきれいに整頓しやすい点もメリットです。

 

・デザイン

女性用の登山リュックは、デザインやカラーのバリエーションが豊富です。登山ウェアとのコーディネートを楽しみたい方は、デザインにも注目してみてはいかがでしょうか。

特に、鮮やかなカラーの登山リュックは、ファッションのアクセントになるだけでなく、遭難時に自分の場所を知らせる手がかりとしても役立ちます。

ただし、鮮やかすぎるカラーは普段のコーディネートに合わせにくいことも考えられます。登山用リュックを普段使いしたい方は、シンプルなカラーやデザインで、自分のファッションに合わせやすいものを用意するのもおすすめです。

 

■体にフィットするリュックで登山を快適に!

アウトドア人気の高まりに伴い、近年は男性用や男女兼用のものに加えて、女性用の登山リュックも増えつつあります。女性の体形にフィットするようにデザインされているので、男女兼用モデルは背負いにくいと感じている方でも快適に使うことができます。

リュックのフィット感は、登山の快適さを左右する重要な要素のひとつです。登山やトレッキングをさらに楽しむために、自分の体に合うリュックを探してみてはいかがでしょうか。

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