テントを用意して自転車キャンプに出かけよう! ツーリング用テントの選び方

サイクリングで遠くまで出かけるのが趣味の方は、テントなどのキャンプギアを自転車に積んで出かけると、さらにアウトドアを楽しめるようになります。
ただし、自転車に積載できる荷物の量は限られるため、アイテム選びは注意しなければいけません。特に、キャンプ場で住居の役割を果たすテントは、キャンプの質を大きく左右するため重要です。
ここでは自転車キャンプに適したテントの選び方をご紹介します。
【目次】
■自転車を使ってキャンプに出かけよう
バスや電車といった公共交通機関、自動車など、キャンプ場に向かう方法はいくつか考えられます。小回りが利く自転車を使ってキャンプ場に向かえば、駐車場がない場所や自動車だと入れない小道などに寄ることが可能です。
道路の渋滞や電車の遅延などに巻き込まれることがないので、ある程度スケジュールを立てやすい点もメリットといえるでしょう。自分の思いのままに、キャンプ場までの風景を楽しむことができます。
自転車で旅を楽しむサイクリングは日帰りでも十分楽しめますが、活動範囲はどうしても限られてしまいます。テントを用意してキャンプ場での宿泊をスケジュールに加えれば、帰宅時間を考えずに済むため、さらに行動範囲を広げることができるでしょう。
コンパクトな荷物で、サイクリングとキャンプを同時に楽しみたい方は、自転車キャンプにチャレンジしてみるのがおすすめです。
■自転車キャンプに適したテントの選び方
テントは、キャンプ場で寝泊まりするために欠かせないアイテムのひとつです。自転車キャンプに適したテントは、何を重視するかによって異なります。
自分のキャンプスタイルに適したテントを選ぶことが大切です。自転車キャンプ用のテントを選ぶ時のポイントを、4つご紹介します。
・軽量なものがおすすめ
自転車は、自動車よりも載せられる荷物の量が少なくなります。持ち運ぶ荷物の量が増えると、移動時に疲れやすくなるだけでなく、自転車に負担がかかってしまう点も問題です。
大きいテントだと、自転車に取り付けるバッグに収容できないことも考えられます。
移動時の負担を減らすために、できるだけ軽量でコンパクトに収納できるテントを用意するのがおすすめです。キャンプギアの中でもサイズや重量が大きいテントをコンパクトにすることで、自転車に載せる荷物を効率的に軽量化できます。
基本的に、登山用のテントは軽量かつコンパクトなものが多いです。どのテントにするか悩んだ時は、登山用のテントから選ぶのも良いでしょう。
また、地域によっては、自転車に積載できる荷物の大きさが条例で定められていることもあります。自分が住んでいる地域やキャンプ場だけでなく、自転車で移動する場所の条例も確認しておくと安心です。
・設営や撤収が簡単なモデルだと便利
テントの設営や撤収作業に手間取ると、料理を作ったり、キャンプ場で別のアクティビティを楽しんだりする時間が減ってしまいます。
キャンプ初心者でテントの組み立てに自信がない方は、設営や撤収がスムーズに行えるタイプのテントを用意するのがおすすめです。
ポールだけで立てられる自立式タイプのテントは、比較的簡単に組み立てられます。
また、テントは構造から生地が2重構造になっているダブルウォールと、1枚のシングルウォールに分けることができます。
ダブルウォールは設営の手間や重量の面でシングルウォールに劣りますが、快適に過ごしやすいです。一方で、シングルウォールは結露などに弱いものの、生地が1枚なので設営は素早く済みます。
重量や設営の簡単さなど、重視したいポイントを踏まえてテントを選ぶことが大切です。
・テント内の広さも確認しておこう
軽量かつコンパクトなサイズで、持ち運びのしやすいテントだとしても、居住空間が狭いと快適に過ごすことができません。テント内がどれくらいの広さかを確認しておきましょう。
自転車を屋外に出しておくのが不安な方は、前室のついたテントを用意するのがおすすめです。荷物や自転車をテント内にしまっておけるので、盗難や水濡れなどの被害を防ぎやすくなります。
ただし、前室つきのテントは前室がないタイプに比べると大きく、かさばりやすいです。収納する荷物の量なども考慮して、テント内の広さを決めることをおすすめします。
・通気性や防水性も確認を
通気性に優れているか確認することも大切です。通気性が高く風通しの良いテントなら、テント内の温度や湿度を調整しやすく、快適に過ごせます。
テント内の湿気を排出したり、外との温度差を小さくしたりできるため、結露の発生を防ぎやすい点もメリットです。
また、自転車キャンプは、自動車を使って移動するオートキャンプと異なり、雨の時に自動車内に避難することができません。防水性が高く、雨風に対応しやすいテントを用意することもポイントです。
■自転車にテントを載せる方法は?
自動車と異なり、自転車にはたくさんの荷物を積載するためのスペースがありません。荷物の積み方によっては、バランスが崩れて自転車を操作しにくくなったり、地域の条例に抵触したりすることも考えられます。
自転車にテントを載せる方法も、覚えておくと便利です。
自転車に積み込む荷物が少ない時は、バッグ類を自転車のフレームに直接取り付けるバイクパッキングを行うのがおすすめです。積載量はあまり多くありませんが、身軽に移動することができます。
一方で、荷物が多い時は自転車の前後左右にバッグを取り付けたり、自分でバックパック(リュック)を背負ったりすると良いでしょう。
片側だけに荷物をまとめると、重心がズレて転倒などのリスクが増してしまいます。バランスよく荷物を分散して、重心を保つことがポイントです。
重心が高くなるのを防ぐために、重たいものはできるだけ低い位置に載せることも心がけましょう。低い位置に荷物を積むことで、遠心力でバッグが振られるのを防げます。
ただし、荷物が増えると車体が重たくなり、移動がつらくなることも考えられます。必要かどうかを吟味して、荷物を極力減らすことが大切です。
■テントを用意して自転車キャンプにチャレンジしよう
自転車にテントを載せて、キャンプ場までサイクリングに出かければ、普段のサイクリング以上に行動範囲を広げることができます。
小回りが利くため、公共交通機関や自動車を使ってキャンプ場に出かけていた方なら、道中も楽しめるようになるでしょう。
一方で、自転車に載せられる荷物の量は限りがあります。軽量かつコンパクトで、快適に過ごしやすいテントを用意することが、自転車キャンプを楽しむためのポイントです。
キャンプとサイクリングを同時に楽しみたい方は、テントを用意して自転車キャンプにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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