子連れキャンプに必要な持ち物は? 安全に楽しむための必需品

豊かな自然に囲まれた環境で過ごすキャンプは、家族全員で楽しめるアクティビティのひとつです。
とはいえ、アウトドアは自然を相手に行うため、準備が不十分だとけがなどのトラブルにつながる恐れもあります。特に、子どもを連れてキャンプを楽しむには、万全の準備が必要不可欠です。
ここでは、子連れキャンプを楽しむために必要な持ち物の例をご紹介します。
【目次】
■子どものキャンプデビューは何歳から?
基本的に、キャンプ場には年齢制限がないので、子どものキャンプデビューにも明確な基準はありません。子どもの発育状況に応じて、いつキャンプデビューするかを検討しましょう。
ただし、保護者のキャンプ経験が少ない場合は、設営・撤収のような慣れない作業や、キャンプならではのトラブルが負担になることも考えられます。
小さな子どもは大人に比べて体が未発達なため、長時間屋外に連れ出すことで体調を崩す恐れがある点にも注意が必要です。
基本的には、予防接種が一通り終わって、外出に慣れてからキャンプに連れて行くかどうかを検討すると良いでしょう。安全性や食事の用意の手間などを考えると、ある程度成長した3歳以降を目安にするのがおすすめです。
また、設備が充実しているキャンプ場を選んだり、気候的に過ごしやすい時期に計画を立てたりすると、より安心してキャンプを楽しめます。
■キャンプに行く際の必需品は?
子ども連れのキャンプを安心・快適に楽しむには、事前の準備が欠かせません。スタイルによって変わることはありますが、キャンプに行く際は以下のアイテムは用意しておきましょう。
・テントやタープ
一般的な家屋における寝室になるテントや、リビング空間としての役割を果たすタープは、キャンプの必需品です。日よけや雨よけとして使えるため、日帰りキャンプ(デイキャンプ)だとしても、タープか設営の簡単なテントは用意しておきましょう。
サイズが小さいと不便に感じる可能性があるため、家族の人数に合ったサイズを選ぶことがポイントです。
テントにはさまざまな種類がありますが、ペグを使わずに設営できるワンタッチテントは、風に弱い傾向にあります。本格的にキャンプを楽しみたい場合は注意が必要です。
また、テントやタープを張るために必要なペグやハンマー、グランドシートといった付属品も、忘れずに用意してください。
・寝具
テント泊を快適にするには、寝具選びも重要です。シュラフ(寝袋)は人数分用意するのが基本ですが、布団のような形状の封筒型のシュラフなら、数人で一緒に寝ることができます。
朝晩が冷え込まない時期は、封筒型のシュラフを用意するのも良いでしょう。
また、シュラフをそのまま敷くだけだと、地面の凹凸や底冷えなどを感じて寝苦しさを覚える恐れがあります。キャンプマットも併せて用意しておくと快適です。
・調理器具
屋外で食べる料理も、キャンプの醍醐味のひとつです。調理器具や人数分の食器とカトラリー、バーナーまたはコンロ、燃料、食材を保存するためのクーラーボックスなども用意しておきましょう。
焚き火や焚き火料理を楽しみたい方は、網やトング、焚き火台、薪なども必要です。地面に直接火を起こす「直火」は禁止しているキャンプ場が多いため、焚き火台がないと焚き火を行うことはできません。
・アウトドアチェア・テーブル
食事をのんびりと楽しんだり、キャンプ場でゆっくり過ごしたりするためには、アウトドアチェアやテーブルも必要です。チェアやテーブルは、高さからハイタイプとロータイプの2種類に大きく分けられます。
小さな子どもを連れてキャンプ場に行く時は、子どもが座りやすいロータイプのチェアを選ぶのがおすすめです。テーブルも、チェアの座面に合わせて使いやすいものを用意しましょう。
その他には、荷物を移動させるためのアウトドアワゴンや、周囲を照らすためのランタン、悪天候時に欠かせない雨具などがあると安心です。
■子連れキャンプであると便利な持ち物
普段のキャンプシーンではあまり必要ないものの、子連れキャンプだからこそ用意しておくと便利な持ち物もいくつかあります。子連れキャンプの際に用意しておきたいアイテムの例をご紹介するので、持ち物選びの参考にしてみてください。
・着替えや履物は多めに用意しよう
キャンプ場では、基本的に屋外で過ごすことになります。前日までの天候によっては、地面がぬかるんでいることもあるでしょう。
泥が跳ねる、水遊びでぬれるなど、普段よりも服や靴が汚れやすいため、着替えや靴は少し多めに持って行くのがおすすめです。汚れた服をしまうためのビニール袋などもあると、バッグなどが汚れずに済みます。
また、キャンプ場は都市部よりも標高が高い場所にあることが多く、朝晩の気温差が激しくなりやすいです。季節を問わず、防寒具は必ず用意しておきましょう。
・おもちゃもあると安心
外で遊べるおもちゃや、テント内で遊べるカードゲームなども用意しておきましょう。子どもが熱中できるおもちゃを用意しておけば、設営や料理などの作業をスムーズに進められます。
時間が余ったり、雨が降って外に出られなくなったりした時に、家族で一緒に遊ぶことができるのもメリットです。
キャンプ場に持って行くおもちゃは、子どもの年齢や発育状況に応じて調整することをおすすめします。
・その他に必要な持ち物
ご紹介したアイテム以外にも、虫よけや救急セット、カッパ(雨具)、帽子なども用意しておきましょう。
子どもの年齢や季節によっては、おむつやミルク、暖房器具、日焼け止めといったアイテムが必要になることも考えられます。
ご紹介した内容を参考に、キャンプを行うタイミングも踏まえて持ち物を調整することがポイントです。
■万全の準備を整えて子連れキャンプを楽しもう
子どもを連れてキャンプ場に行く場合は、子ども用のアイテムが欠かせません。テントや調理器具、寝具といった基本的なキャンプギアはもちろん、子どもが楽しむためのおもちゃなども忘れずに用意しておきましょう。
また、子連れキャンプは、ソロキャンプなどに比べると荷物が多くなりやすい傾向にあります。必要な持ち物を忘れることがないように、万全の準備を整えておくことが大切です。
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